■目次
メダカ稚魚が溶ける?死んでしまう原因は親メダカだった?
今回は水槽から急に生まれたばかりの稚魚メダカが消えてしまう現象が起こった方に向けて。
実はコレ、メダカ成魚が食べてしまっている可能性があるんです。
春。今年もメダカの稚魚がたくさん生まれました。 pic.twitter.com/Sko5KlLP0n
— しょーとかっと@ライフハックブログ更新中 (@shortcat999) June 2, 2020
まず、考えられる原因の一つとして、メダカ成魚(親メダカ)が他のメダカを食べてしまっている可能性があります。
産まれた稚魚ですら2か月ほど経つと小指の爪ほどのサイズに成長し、後に生まれたばかりの稚魚をわけもわからず口に入れてしまいます。
そこで、まずはメダカ稚魚を成魚から守る対策を2つご紹介してまいります。
・サイズが異なる稚魚は同居させない
・浮草や水草を多く設置する
それではまいりましょう。
①サイズが異なる稚魚は同居させない
産まれたばかりの稚魚も1か月ほど経つと小指の爪ほどの大きさに成長します。
こうなるとその後に卵から孵った稚魚は先に成長した稚魚(成魚)に食べられてしまいます。
口に入る大きさのものをパクパク食べてしまうので、サイズが異なる稚魚は隔離しましょう。
隔離する際、
- 先に大きくなった稚魚を隔離するか、
- 産まれたばかりの稚魚を隔離するか、
の2通りありますが、
先に大きくなった稚魚を隔離する場合
隔離自体は簡単ですが、それなりの大きさの水槽を求められます。
ちなみに筆者が行っている施策はこの成魚の隔離です。
悲しいのですが、
メダカの稚魚には一定数生まれつき身体が弱く生まれてしまった個体もいます。
そんな稚魚は他の稚魚たちに突かれてしまうこともあるので、
明らかに泳ぐのが下手そうな個体や弱々しい個体がいた場合は、隔離して大きくなるまで面倒を見てあげましょう。
我が家では先に小指の爪ほどに大きくなった稚魚(成魚)は新しく設置した水槽で飼うか、
もともと親だった成魚たちがいる水槽にスペースがあればそちらに戻して親子で混泳させております。
産まれたばかりの稚魚を完全に隔離する場合
隔離がなかなか難しい(いつ卵から孵るかわからない)ですが、隔離先の水槽は小さいものでも代用可能
※例えばイチゴのパックや小型プラスチック水槽・虫カゴのようなもの・100円ショップで売っている植木鉢みたいなもの。
なので、隔離先の確保は簡単です。
ただ、小さい水槽を利用する場合の注意点として、水槽が小さすぎて水量が少ないと水温の変化が激しくなります。
その為、水温が上がりやすい夏場は注意が必要です。すこしでも水が多く入る大きい水槽を選んであげましょう。
こんなシンプルな発泡スチロール水槽でもOKです。
②浮草や水草を多く設置する
メダカ稚魚を成魚から守る対策の2つ目がこちらです。
稚魚の隠れ場所を多く作りましょう、ということですね。
そもそもの生き残る数は非常に少なくなるのですが、
筆者宅の水草だらけのメダカ成魚水槽では、水草に産み付けられた卵が水草も多い為、稚魚が孵るまで発見されず、
また、稚魚も水草の間で隠れて成長し、ふいに小指の爪ほどの稚魚が成魚水槽で発見されることがあります。
ここまでの大きさになるまでに大概の稚魚は残念ながら食べられてしまっていると想像されるのですが、
一部の稚魚はそのまま生存し成長し、成魚の仲間に加わっています。
水槽の数や設置スペースが限られている場合、水槽内の水草の数を適度に増やすこともおすすめです。
そもそも親メダカが溶けた(いなくなった)んだけど・・
そういう方は、もしかしたら
- 水槽外にジャンプして逃げてしまった可能性
- 亡くなってしまって、水槽内のエビや貝や微生物に既に分解されてしまった可能性
この2つが挙げられます。
水槽外にジャンプしてしまった可能性がある方はこちらの記事を参考してみてください。
2つ目の“亡くなってしまって、水槽内のエビや貝や微生物に既に分解されてしまった可能性”
については、
メダカが水槽内で亡くなってしまった場合、そのご遺体はずっと水槽内にあるわけでは無く
一緒に飼っていたエビやタニシなどの貝、それがいなくても、目に見えない微生物がメダカの身体を自然に分解してくれます。
エビやタニシたちの数にもよるのですが、エビが数匹いれば全然1日あれば食べて全て分解してくれるくらいのスピードです。
逆に水槽内を是非お掃除して欲しい、という方はミナミヌマエビの導入を検討してみてください。
メダカを食べると書きましたが、
あくまで“亡くなってしまったメダカ”のみで、生きているメダカに手を出すことはまずありません。
まとめ
・サイズが異なる稚魚は同居させない
・浮草や水草を多く設置する
稚魚の生存確率を上げる為には、まずは成魚との隔離が重要になります。
その後成長していくまで稚魚を飼っていく為のポイントとしては、
グリーンウォーターつくりやえさのあげ方、水質を一定に保つことが大事になってきます。
グリーンウォーターの作り方については、こちらの記事をご参照ください。
参考になりましたら幸いです!