■目次
カダヤシの飼育は違法!?ガサガサで採ったメダカには要注意!
全国の小川や池で大繁殖中でガサガサ(魚を網でとること)すると、
結構な確率で網に入ってきてしまう『カダヤシ』
このカダヤシはメダカにとても似ていて区別が付きづらいのですが、
このカダヤシは実は特定外来生物として指定されており、
日本国内での、販売、譲渡、飼養が制限を受け、放流が禁止されており、
もし飼っている場合には最高で三年の懲役、または三百万円の罰金刑の対象となる可能性があるのです!
- ガサガサで採ってきたメダカを飼っている!
- これからガサガサに行こうとしている!
- 自分が飼っている魚がもしかしたらカダヤシかもしれない・・?
カダヤシとメダカの見分け方
出典:ウィキペディアより
カダヤシとメダカの区別の方法は
- 尻びれが丸いのがカダヤシ⇔直線的なのがメダカ
- 子供を直接お腹から産むのがカダヤシ⇔卵を産むのがメダカ
- しりびれの幅が狭いor雄は後尾器になっているのがカダヤシ⇔幅が広いのがメダカ
です。
正直とってもわかりづらいのですが、
ガサガサしてメダカっぽいものが取れたらまずは容器に入れてしばらく観察してみるのがよいでしょう。
カダヤシを飼ってしまったら。。?
カダヤシは日本生態学会が選定した日本の侵略的外来種
ワースト100にもノミネート(悪い意味で)しており、
外来生物として指定されているので、
日本国内での、販売、譲渡、飼養が制限を受け、放つことが禁止されており、
もし飼っている場合には最高で三年の懲役、または三百万円の罰金刑の対象となる可能性があります。
でももう飼っちゃっている方に。。
だからと言ってカダヤシを川に戻すことだけは絶対にやめてください。
カダヤシは縄張り意識が激しく攻撃的な一面も持っており、
野生のメダカや他の稚魚を追いかけ回し、尻尾をちぎったりもします。
さらに、子供を産む方法がメダカと異なりカダヤシは卵胎生で、
交尾により体内受精し直接仔魚を産むため、特別な産卵場所を必要とせず、卵を他の魚に食べられてしまう可能性もありません。
また、1匹のカダヤシのメスから生まれてくる稚魚の数は最大で300程度と爆発的に増えていきます。
その為その場所の生態系が崩れてしまうことに繋がりかねません。
当然もとにいた場所に戻すのもNGです。
可哀想ではありますが、殺処分しか選択肢が無いのが現状です。
とはいってもそんな残酷なことはできない、、
確かにそうですよね、元をたどると実はカダヤシは1916年に日本で大量発生した蚊を駆逐するために、
蚊を食べる魚として台湾から輸入されてきた魚です。
『カダヤシ』という名前は”蚊を絶やす”ことからきています。
ですが、その圧倒的な繁殖力(グッピーと同じくお腹で孵化した後に稚魚を産むので繁殖力が高い。かつ、卵を産む水草などがいらないため、コンクリートなどで覆われた用水路でも繁殖できる)
と攻撃的な習性(他の魚を攻撃する。卵や稚魚を補食する。)
により、蚊だけでなく、日本に前からいた在来種を駆逐するまでになってしまったのです。
20年ほど前の魚雑誌には、ビオトープで飼いやすい魚として取り上げられてもいたのですが、
2006年2月には外来生物法施行令によって、特定外来生物に指定されてしまったのです。
なんか人間の勝手といえば勝手ですよね、カダヤシは悪くないのに。。
それでも手放せないあなたに、、
残る唯一の手段の殺処分。
なかなか出来ない方も多いと思います。
そこで少しでも気が楽になるように共有なのですが、
殺すにしても魚には実は痛点が無く、いわゆる人間でいうような痛みは感じません。まず痛覚自体がありません。
その為、カダヤシ自体が苦しむことはありません。
あるいは別の解釈として、植物が生息している土に埋めて、周りの植物のエネルギーになることで別の生命として生きること。
どちらも人間の傲慢な考えではありますが、、参考になりましたら幸いです。
まとめ
まず、ご自宅で飼っているメダカがガサガサ(小川や池で採取)してきたメダカであれば、
カダヤシではないかどうか判別を行いましょう。
- 尻びれが丸いのがカダヤシ⇔直線的なのがメダカ
- 子供を直接お腹から産むのがカダヤシ⇔卵を産むのがメダカ
- しりびれの幅が狭いor雄は後尾器になっているのがカダヤシ⇔幅が広いのがメダカ
もしカダヤシであった場合、特定外来生物として指定されているので、悲しいですが、殺処分となります。。
関連記事:都内でガサガサしてきた際のガサガサレポートはこちら!
メダカ図鑑!メダカの種類を知りたい方や癒されたい方はこちら!
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。