【二枚貝・育て方】ドブ貝・カラス貝の飼育に大切な3つのこと【飼い方・タナゴ】




淡水二枚貝のドブ貝・カラス貝の飼育に大切な3つのこと

 

二枚貝の飼育について!

タナゴの繁殖にはこの二枚貝が必須の為、飼育を考えられている方も多いと思います。

ところがドブ貝と名付けられている割に、ドブ貝を含む二枚貝は綺麗な環境を好み水質にはうるさい生き物です。

実のところ、はっきりとしたえさや飼育環境、繁殖方法が判明しておらず、

長期飼育の難易度は飼いやすいタナゴと比べ格段に上がります。

今回はこの二枚貝を長期飼育するための方法を3つピックアップしてお伝えします!

 

こんな人に!

  • タナゴを飼っていて繁殖を考えている
  • 二枚貝をなんとか長生きさせたい!

 

それではどうぞ!

 

その1:『底砂』にこだわろう!

二枚貝は、いつも身体の半分のみを地上に出し、もう半分は地中に潜り込ませています。

その為、二枚貝が潜るための底砂は必須です。

それだけでなく、二枚貝がしっかり潜れるように砂目が細かいものを使うことが重要です。

例えば、田砂やセラミックサンド、ソイルなどです。

市販の物だとこのタイプなどが水質を浄化してくれるバクテリアが混入されているのでおすすめです。

 

田砂やソイルは土中にバクテリアと栄養分が含まれているため、

二枚貝のえさとなるプランクトンが沸きやすい環境になります。

ちなみに底砂の量ですが二枚貝の全身が埋まるよう、深めに約7cmほど敷いておくと良いでしょう。

 

その2:『水草』を育成しよう!

その3の『えさ』をつくろう!にも繋がるのですが、

水草には水質を安定させる要素があり、二枚貝が主食とする植物プランクトンが沸きやすい環境作りをしてくれます。

自然の二枚貝は、金魚藻と呼ばれるマツモやアナカリス、カボンバの生えている環境で生息しているので

これらの水草を入れてあげると良いでしょう。

また水草を育てる為にも光量を確保してあげて、

定期的に水草用の肥料を入れてあげましょう。

 

その3:『えさ』をつくろう!

これが一番大事な項目かもしれません。

土と水質の環境は完璧なのに、二枚貝が死んでしまう、、

その原因のほとんどが、実はえさが食べれないことによる餓死なのです。

 

二枚貝は水中を漂っている植物プランクトンを主食とし、水ごと吸い込んで食べています。

植物プランクトンの中でも珪藻をよく好んで食するというデータもあります。※

※参考:保護池における水質の変化に伴う珪藻量の 変化とそれに同調するドブガイの成長速度

 

その為水槽内にはこの植物プランクトンが繁殖する条件を整える必要があるのですが、

屋内での水槽では、この植物プランクトンを発生させることがなかなか難しく、

その為二枚貝の食べるえさが発生せず、そのまま餓死してしまうのです。。

これが室内での二枚貝の長期飼育が難しいと言われる所以となっています。

 

でも室内のタナゴ水槽でタナゴの繁殖をさせたい、、

そこで、室内で二枚貝を飼う必要のある方にお勧めなのが

屋内飼育と屋外飼育(あるいはベランダや窓際に出す)のハイブリット飼育法です。

15日くらいの間であれば、二枚貝もえさのない環境でなんとか生きていてくれるので、

まず屋内と屋外にひとつづつ水槽をセットします。

屋外の水槽には植物プランクトンが発生するように、日光の当たる場所に置き、底砂と水草を入れておいてあげてください。

次に、屋内の水槽の中にいちごのパックのようなもの(小水槽)を沈めておき、

その中に砂を敷いて二枚貝を入れておきます。

半月経ったらそのタナゴ水槽の中の小水槽だけ取り出し、

屋外にあるグリーンウォーターが発生している水槽に入れてえさを食べれる環境にしてあげれば良いのです。

なかなか手間ではあるのですが、室内でタナゴ水槽がある方は検討してみてください!

 

もし難しそうであれば、

植物性プランクトンを始めアミノ酸やビタミンなどの入った専用のエサを与えてあげてください。

 

ただ、ちょっと高価です。。

そのほか:飼い方のこつ

水温を極端に変化させないことも重要です。

室内飼いの場合、夏でも水温の上限を水槽用クーラーなどを使い、23℃以下にすると良いです。

冬〜春は飼育水温が下がりますのでヒーターなどを入れ、最低水温5℃以上になるよう気をつけてあげて下さい。

タナゴの種類と必要な二枚貝

タナゴの種類によって産卵に必要な二枚貝の種類が異なりますが、

ドブ貝が幅広くカバーしていることが下記の表からわかります。

 アブラボテ
 ヤリタナゴ
 アカヒレタビラ
 シロヒレタビラ
 セボシタビラ
 タナゴ
 イチモンジタナゴ
 ニッポンバラタナゴ
 カゼトゲタナゴ
 タイリクバラタナゴ
 : マツカサ貝、ドブ貝
 : マツカサ貝、ドブ貝
 : イシ貝、マツカサ貝、ドブ貝
 : カタハ貝、マツカサ貝、ドブ貝
 : カタハ貝、ドブ貝
 : ドブ貝、カラス貝
 : ドブ貝
 : ドブ貝
 : マツカサ貝、イシ貝
 : ドブ貝、カラス貝、イシ貝

出典:タナゴの産卵期と好む二枚貝

繁殖の仕方

最後に繁殖のさせ方ですが、

二枚貝が繁殖する際には、タナゴやヨシノボリなどの魚類が必要です。

二枚貝の産卵方法は少し変わっていて、

簡単に説明すると、雄の二枚貝が水中に精子を放出し、雌の二枚貝がそれを取り込み受精します。

受精卵となった後は、雌のえらの中で成長を続け、やがて孵化した幼生は水中へと放出されます。

この幼生たちは先にあげた、タナゴやヨシノボリなどのえらやヒレなどに寄生して、

栄養を吸収しながら、そこで変態し稚貝となり地上に落ちていくのです。

幼生時に寄生が必要なんて変わっていますよね。

なので繁殖を考えている方はヨシノボリなどの魚も一緒に水槽に入れてあげると良いです。

ちなみにヨシノボリは底を這うようにして泳ぐので、

二枚貝のえさの植物プランクトンを水中で撹拌してくれる役も担ってくれます。

 

参考になりましたら幸いです。

 

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