【メダカ】水面でパクパクしている?!白く濁っている場合は要対処!4つの原因とは【タナゴ】




【メダカ】水面でパクパクしている?!白く濁っている場合はSOSの合図!【タナゴ】

朝起きてみると、飼っているメダカとタナゴが水面から離れずずーっと口をパクパクさせていました。

最初はエサが欲しいだけかな?と思ったのですが、

エサをあげても見向きもせず、あまりにも長い間水面でパクパクしているので、

おかしいなと思い調べてみると実は、メダカにとってのSOS(危険信号)でしたので、共有します!

恐らく原因はこの2つです!対策もセットでご参照ください。

 

原因その1:バクテリアの死滅

水が白く濁り、水面に油分のような液体が浮いてないでしょうか?

これはメダカの糞や食べ残しを分解してくれるいわゆる『ろ過バクテリア』が死滅してしまっていることで、

その死骸が白く濁ってしまっていることから起こります。

 

このろ過バクテリアは目には見えないですが、実は重要な働きをしており、

硝化(しょうか)という、水槽内でのメダカのフンや、餌の食べ残し、

水草の枯れ葉などから発生するアンモニアを分解してくれる働きを持っています。

アンモニアは毒性を持っており、水槽内にこれが溜まっていくと、メダカが住めない環境となってしまうのです。

通常水槽では水を入れてしばらく置いておけば、このろ過バクテリアが増えるのですが、下記の要因により、

まるで水槽立ち上げ直後のような環境に戻ってしまい、ろ過バクテリアが機能しなくなってしまっているのです。

 

その重要な、ろ過バクテリアの死滅の主な要因は下の4つです。

 

①大幅な急な水替え

全部、または半分以上の水を一度に交換していないでしょうか。

もともと良い塩梅で保たれていた水槽内の環境が大幅な水替えによってガラッと代わり、

環境の変化にろ過バクテリアが耐えられず死んでしまいます。

 

多くとも水は3分の1程度のみ替えるようにしましょう。

また水替え頻度も月に一回などで十分です。

フィルターなどがあればそこまで頻繁に替える必要なありません。

特に冬場はメダカの動きも少ないので(エサも少なくして)、減った水を足すくらいでも全然大丈夫です。

 

②十分にカルキ抜きされていない水を導入

水道水をそのまま入れてしまう、あるいはカルキ抜き剤を入れてから短時間で水槽に移し替えていないでしょうか。

この場合も水道水の塩素によって水槽中のろ過バクテリアが死んでしまいます。

 

我が家では500mlのペットボトルに水道水を入れて、カルキ抜き剤を入れてそれを水槽に移してやっていたのですが、

水槽掃除した直後ということもあり、水槽の水かさを減らしていて、

早く新しい水を入れてあげようと焦って、カルキ抜き時間が短かった。。

 

③水替え同時にフィルター換え

水替え時に一緒に外部フィルターや、ろ過剤を新しいものに交換してしまっていないでしょうか。

フィルター内の適度な汚れは良いバクテリアにとって住みやすい環境です。

水替えし、さらにフィルターのろ過材やマットを一度に変えてしまうと、

新たなろ過バクテリアを生まれにくい綺麗すぎる環境になってしまいます。

 

④水温のあっていない水を導入

夏場、あるいは冬場で水道水からとってきた水の温度を水槽と合わせずに入れてしまっていないでしょうか。

季節の変わり目は水槽の水温と水道水の温度が異なることもあり、注意が必要です。

この急な温度の変化もバクテリアが死んでしまう原因です。

 

対策:ろ過バクテリアを増やす

 

  1. 底砂・砂利を入れる。バクテリア混入のものを追加で入れてあげる。
  2. エアレーション(ブクブク)の水流を強くし、水が撹拌されるようにしてあげる。
  3. フィルターのろ材をバクテリア混入のものに変更する

で水中のろ過バクテリアの割合を高めてあげてください。

 

上のようなバクテリア入りのソイルを導入してあげたり、

すぐ出来る対策としては、フィルターの水流を強めることでしょうか。

これにより、汚水を効率良くろ過バクテリアに届けてあげることが出来ます。

 

我が家では、①の前日の半分以上の水替え、②の短時間でのカルキ抜きされていない水道水の導入、③のフォルター替え

を同時に行ってしまったことによるものだとわかりました、、メダカたちごめんよ。。

 

また、水面でメダカがパクパクしている原因の2つ目に酸素不足が挙げられます。

 

原因その2:酸素不足

一度にたくさんの数のメダカを飼っている場合、

水中内の酸素供給がメダカに間に合わず酸素不足になりやすいです。

一度に水槽で飼えるメダカの目安として、メダカ1匹に対し、1Lの水と言われております。

20cm水槽:水量3Lほど、30cm水槽:水量10Lほど、45cm水槽:水量35Lほど、60cm水槽:水量60Lほど

ですので、我が家の30cm水槽では目安最大10匹ということになります。

 

対策:酸素供給を増やす

  1. 水草を増やす
  2. 水草に光を当てる時間を増やす・光量を強くする
  3. エアレーションの水流を強める・エアレーションを増やす
  4. シャワータイプのフィルターの場合、より高い場所から水が落ちるようにしてあげる
  5. 水を替えを行う(上記参照だけど、水替えには注意が必要!)
  6. 酸素を出す石を設置する

 

その1:水質悪化の対策でも書きましたが、

エアレーションの水流を強めることにより、水槽内の水が撹拌され、

自然に溶け込む酸素を増やし、かつ水面付近の酸素濃度が高い水を水槽内に拡散させることができます。

また、水草からの酸素供給(光合成)を促す為に、

照明を導入したり、光量を強くしてあげてください。

 

まとめ

バクテリアの死滅と酸素供給の2つが主な原因と書きましたが、

筆者も今まで水槽内のバクテリアまで気を使ったことが正直ありませんでした。

同じ症状の方がいたらいち早く環境が元通りになることを願っております!













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ABOUTこの記事をかいた人

時間を効率的に使える・新たな時間を生み出せるモノコトが大好き! 淡水魚飼育20年以上の淡水魚ラバーで、道の駅にメダカたちを見に行くのが趣味です。我が家には小川ブラックメダカ・楊貴妃・みゆきメダカ・クロメダカがおります。現在オリジナルの3色メダカの交配中です。