■目次
「バビロンの大富豪」レビュー!豊かになる為の5つの黄金法則とは?【3つの教えを解説!】
筆者超絶お勧め書籍である
「バビロンの大富豪」〜繁栄と富と幸福はいかにして築かれるのか〜
のご紹介です!
難しそうな、怪しそうなタイトルの本ですが、
結論、この本で
お金を稼ぐ為に必要な「貯金」・「投資」と「人生の豊かさとは何か」の本質ついて学ぶことができます。
この本の原著は1926年に書き起こされたと言われ、
約100年の歴史を持つクラシックな本ですが、
現在までずっと変わらない黄金法則を余すことなく伝えてくれます。
筆者は原本とオーディオブックで購入し、定期的に読み・聞き直しているほど大好きな本です。
また2019年10月には漫画版も出版され、こちらはとっても読みやすく楽しく学べるのでおすすめです!
今回はこの「バビロンの大富豪」の様々な教えを
【お金を稼ぐには?】の観点で3つに絞り、
筆者が感銘を受けた箇所を噛み砕きご紹介できればと思います!
- 稼いだお金の1/10を貯めておく
- 貯めたお金は最後の1円になるまで働かせる
- 自分の見聞のあるところに投資する
稼いだお金の1/10を貯めておく
稼いだものは、すべてその一部を自分のものとして取っておく。
p.37
全てはこの教えから始まります。
とにかくまず自分自身に支払え、と大富豪アルガミシュは少年アルカドに伝えます。
パン屋に払うのでもなく、サンダル屋に払うのでもなく、少なくとも稼いだ金の1/10は自分の為に取っておくこと。
卵の籠に毎朝10個の卵を入れて、夕方に9個の卵を取り出すとしたら、やがてその籠は溢れる。
日本では教師をやりながら生涯で100億円規模の資産を築き、全額日本の公園などに寄付を行った本多静六氏も行ったことは、
給料の25%を取っておく「月給4分の1天引き貯金」のみ、というほど。
とてもシンプルで誰もができる1歩目の方法。
とはいえ、多くの人は収入と同じくらい必要経費だと称して、
消費してしまったり・浪費してしまったりするもので、このシンプルな教えがなかなか守れない。
「旅行は経験になる!」「たまには美味しいものを食べないと!」「人は見た目が大事だからオシャレしないと!」「車が無いと生活できない!」
って消費・浪費を正当化してしまいがち。
もちろん筆者も常にこの浪費の欲望と戦っています。笑
(だって浪費にこそ人生を豊かにする側面もあるし、、!)
そんな時は次の大富豪の教えを思い出し、なぜ投資を始めるのか、の目的に立ち返り、
優先順位の低い欲望は切り捨て(死ぬわけじゃあない)、
お金を貯めること・働かせることにも喜びを見出せるように自分を律しています。
○○円貯めたら、○○円増えるところへお金を働かせられる!
(例)「税引き後利回り3%で運用できる米国高配当株ETFを40万円分購入すれば月々1,000円のキャッシュフローが手に入る!(良いランチ食べれる!)」
まずは目標、月10万のプラスのキャッシュフロー!などと今では楽しんでいます。
ゴールの無い、倹約倹約!だけじゃ長くは続かないですからね。
貯めたお金は最後の1円になるまで働かせる
お前が貯める金はひとつ残らずおまえのために働く奴隷なのだ。その金が稼いできてくれる銅貨も一枚残らずおまえの為に稼いでくれる、
まさに黄金の子供なのだ。
p.38
2つ目の教え。
貯めた黄金がさらなる利益を生むような働き口を見つけてやること。その黄金を勤勉に働かせること。
上の教えにも書いたのですが、
いつも財布の中身を膨らませてくれる金の流れこそ、財産なのだと物語には出てきます。
これは他の書籍では有名なロバート・キヨサキの「金持ち父さん・貧乏父さん」にも
「自分のポケットにお金を入れてくれるのものが資産。ポケットからお金を取っていくものが負債。」
と出てきます。例えば地価を調べずに知見の無い場所に新築のマイホームを工務店の利益と販売会社の広告費がたっぷり乗ったまま購入してしまい、自分が住んでしまうと、
自分は満足するかもしれませんが、30年以上毎月の住宅ローンの支払いに苦しむことになります。
自分のポケットからお金を取っていく=負債。
これを、例えば自分が住む為の住宅ローンではなく、利率が高くとも不動産ローンで組み、
知見のある場所(賃貸需要・価格が高い)に、交渉で物件価格を下げた中古の一戸建てを、
返済金額よりも高い家賃で賃借人に貸せれば、
自分のポケットにお金を入れてくれる=資産。
となります。
貯めた黄金を、その黄金がさらなる利益を生むような働き口を見つけてやること。
不動産や株、自分で起こす事業などに投資してお金がお金を運んでくる仕組みこそが、資産だとこの本では書かれています。
自分の見聞のあるところに投資する
3つ目の教え。
物語のなかで、若き日のアルカドは自分の稼いだ金の1/10を12ヶ月貯めたお金を投資しようとして、
儲け話を持ってきたレンガ作りの旅する職人にその財産のすべてを託してしまいます。
その旅するレンガ職人が言うには、自分は旅のなかで貴重な宝石を仕入れることができると。
そしてそれを持ち帰り、アルカドの街で売って、儲けることができると。
その投資に踏み切ったあと、アルカドは大富豪に報告しにいきます。
ところが大富豪はあきれてしまうのです。
レンガ作りが宝石について知っているとなぜ信じたのだ。星座について知りたいときに、おまえはパン屋に行くのか。
〜おまえは富の苗木を根元から引き抜いてしまったのだ。
p.40
レンガ作り職人が宝石について詳しいわけではもちろん無く、結果的にアルガミシュの投資は大失敗に終わります。
ここで大富豪は「もう一度試せ!(また富となる)別の木を植えるのだ!」と若き日のアルカドに次の行動を促します。
ここで学べる教訓は2つで、
- やったことのない人間のアドバイス・自分に知見がない分野への投資は大きな代償を支払うことになる
- 失敗しても、すぐにまた再起し挑戦する。失敗は学びとして次に活かす
「どこへ行けば一番安く品物がかえるのか、あなたは知っていますか。どこへ行けば適当な値段で売れるのかご存知ですか?」
p.151
の質問に答えられないようであれば、その投資はすべきではないものだと若き日のアルカドも学びました。
それ以外にもよく知らない馬のレースに賭けたり、知識の無い商人と共同事業を行ったり、、
と時と場所を変えてこの教訓がいくつも物語には出てきます。
2020年を迎える現代であっても様々な儲け話が後を立ちません。
ロボットアドバイザー・投資型生命保険・毎月分配型投資信託・新築ワンルームマンション・・
知識を得ようと、銀行の窓口に行ったり、ファイナンシャルプランナーや保険の営業マンに話を聞きに行けば、
運用(管理)手数料や販売手数料がびっくりするくらい高額の見た目だけいい(”最新の”とかの)投資だったりします。
まずは、勉強すること。知識を得て、何が悪いか・良いか、
リスクどの程度でリターンはどの程度なのかを判断できるようになった上で、その上でなら自己責任で少額から試してみること。
自分の判断で物事を決定する大切さを教えてくれます。
まとめ
- 稼いだお金の1/10を貯めておく
- 貯めたお金は最後の1円になるまで働かせる
- 自分の見聞のあるところに投資する
今回はお勧め書籍「バビロンの大富豪」についてご紹介させて頂きました!
大事な原則は、「稼ぐ」「貯める」「働かせる」です。
文体もわかりやすく、物語とともに、学べるのでおすすめな書籍です。
オーディオブック版も声優さんの迫真の演技で、
アルカドと町民の掛け合いが面白く、こちらも楽しく学べます。
Amazonオーディブルや、通常オーディオブック版も良ければどうぞ!
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