■目次
一戸建ての旅館を作る!一戸建てを旅館・民泊にリノベーション!する場合のチェックポイント6つ!
今回は最近増えてきつつある一戸建てタイプの旅館・民泊を実際に作るときに気を付けるべきことをご紹介します。
全部が全部導入する必要は無いかと思いますが、
実際にこれまで数十棟戸建ての宿泊施設の開発・運用をしてきた筆者が「大事だな」、
と思うことを記載していきます。
新築として建てられる場合には、予算の範囲内での参考に、
リノベーションをされる場合は導入できる範囲内での参考に、なれば幸いです。
- 寝室スペースを広く確保する→ダブルベッドを2つ/室で置いていく
- 廊下は最小限に(要らない)→その分居室面積を確保
- 見栄えの観点→コード類・機器設備は隠す
- 収納スペース不要→クローゼットは最低限で
- TVはプロジェクターもあり→popIn Aladdin(ポップインアラジン)
- キッチン、水回りのグレードを上げる。
それでは順不同でいってまいります!
寝室スペースを広く確保する→ダブルベッドを2つ/室で置いていく
高収益を上げたい場合は、
顧客単価×稼働率で売上を上げていく必要があります。(あるいは経費を下げる)
その際収容人数が多ければその分、顧客単価(宿泊単価)を上げることができます。
また、一戸建て旅館の強みは、ビジネスホテルやシティホテルでは作れない、客室面積の広さがあるので、
供給が少ない(競合はホテルのスイートルームか、ゲストハウスのような民宿のみ)上に、
近年アジア諸国からのグループ旅行(5名以上)が増え続けているので、
需要があり稼働率もある程度確保することができます。
ダブルベッドは、仮に予約人数が少なくても
ひとりひとりが広くベッドを使えスイートのような感じで使って頂き、結果レビューがあがりお勧めです。
また、
バンクベッドを検討する
こともお勧めです。
天高約3.5mあれば市販のもので2段ベットを入れることが出来ます。
造作の方が格好良いので、筆者は基本的に仕様を伝えて工務店に作成してもらっています。
廊下は最小限に(要らない)→その分居室面積を確保
洋室1や洋室2を繋ぐような廊下はホテル、旅館の場合不要です。
そのスペースを寝室に使ってあげるのが良しです。
玄関からリビング、リビングから直接各寝室にいけるような間取り(寝室広め)などがお勧めです。
見栄えの観点→コード類・機器設備は隠す
Wi-Fi設備・ホームセキュリティ・防犯カメラ配線、設備とかは玄関収納などに隠していきましょう。
扉付けたら火災報知器必須になる場合もなるので、設置位置は行政と相談ですが、
靴箱の上の棚やリビングの天井に近い位置に造作で棚を作ったり、洗面所の神棚、などに収納するのがお勧めです。
収納スペース不要→クローゼットは最低限で
服しか掛けないので(スーツケースは玄関か、寝室に放置する方多し)、クローゼットは最低限で大丈夫です。
和室の場合、布団を敷くのであれば押入れは必須ですね。
寝室に例えば、有孔ボード(ファンクションボード)をベッドの頭側に設置し、
壁付けのフックや棚などを付けてあげれば(費用も安いです)
スマホおきや、そのまま壁に洋服を掛けられたりとスペースを大変有効的に使用できます。
また、リビングに置く家具などに棚は不要です。
棚などがたくさんあるとそれだけ清掃の手間がかかります。
オーナー要望の飾りつけしたいものが必須である場合を除き、不要です。
色合い→なるべく部屋に白、は使わない。
白は清掃時にどうしても残ってしまう髪の毛が目立ちやすいからです。
髪の毛一本残らず清掃しきるのは至難の業なのです。。
特に床のクロスは白は絶対に避けましょう。
床に関しては木目のものや、無垢材、グレー(リリカラuh710)が良いでしょう。
TVはプロジェクターもあり→popIn Aladdin(ポップインアラジン)
壁掛けのテレビもいいですが、
より大きい大画面で非日常を演出するのであれば、popIn Aladdin(ポップインアラジン)もお勧めです。
シーリング兼プロジェクターで、照明にもなり、最大120インチの大画面で壁にそのまま投影可能です。
サウンドも、とある有名メーカーのスピーカーが入っているので迫力のあるサウンドが楽しめます。
また、待機画面では様々なスクリーンセーバーが起動するので、お洒落な壁紙としても機能します。
壁紙は白かグレーであれば投影できるので投影する壁だけ白にしたり、スクリーンを置いてあげましょう。
キッチン、水回りのグレードを上げる。
海外の方を泊める想定が少しでもある場合、
水回りのグレードは通常一戸建てよりも多少良いものを使用すると大変喜ばれます。
キッチンはサンワグラッド45やウッドワン、パティーナキッチン
(右に行くほど値段が上がります)
などがゲストからの評価が高くなります。
お風呂は1618サイズか1818サイズの大きめなものを選定しています。お子様と入られるご家族に喜ばれます。
TOTOのType8とかは憧れです。。
トイレはウォシュレットは必須で、タンクレスのもの(アラウーノやサティス)だと喜ばれます。
おまけ
・(10名以上収容するので有れば)トイレ×2、シャワーブースは追加で。
※多人数収容の場合は、バスタブ無くしてシャワーだけでもいいかもしれません。
・防犯カメラは必須。
無人で運営される場合、玄関先に防犯カメラは必須です。予約人数と実際に施設に入った人数を確認する為です。
【防犯カメラ設置110番】ですと、設置費込みで89,800円で施工頂けます。
カメラ・録画機代込みで追加料金無しなのが有難い。
・インターフォンはあったら便利
インターフォンは不要に思われるかもしれませんが、
ゲストが宅配を呼んだり、チェックアウト時間になっても出てこない場合に便利だったりするので、付けておくのも吉。
まとめ
- 寝室スペースを広く確保する→ダブルベッドを2つ/室で置いていく
- 廊下は最小限に(要らない)→その分居室面積を確保
- 見栄えの観点→コード類・機器設備は隠す
- 収納スペース不要→クローゼットは最低限で
- TVはプロジェクターもあり→popIn Aladdin(ポップインアラジン)
- キッチン、水回りのグレードを上げる。
です!より良い施設づくりの参考になれば幸いです!
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