美しく希少な紅白・三色・錦(ブチ)・三色ラメメダカ!どの品種が作りやすい?
三色メダカとはまるで錦鯉のような「赤・白・黒」の3色が体色に現れており、
その美しさもさることながら、輩出の難しさ、希少価値・価格の高さから大変人気のあるメダカです。
この三色メダカを大きなカテゴリで多色メダカと呼んでおりますが、その多色メダカのなかから、
- 三色
- 錦・ブチ(斑・まだら)
- 三色ラメ(体外光・体内光)
の三種類。体色に様々な模様・色が発現しているメダカを特集して参ります!
- 作りやすさはブチ→三色→三色ラメの順
- 三色を輩出する場合は、楊貴妃ベースにブチを掛け合わせていく
作りやすさの順!ブチ→三色→三色ラメ
錦・ブチメダカ→ ブチメダカはわりと簡単に輩出できる
「ブチ」というのは、体色に黒色の斑(まだら)が入ったメダカのこと。
ブチ猫とかいいますよね。この斑模様のメダカのことを「錦メダカ」ということもあります。
背中だけだったり、身体全体だったり、猫同様、メダカによって様々。
例えば我が家で飼っている
小川ブラックと幹之(みゆき)メダカで、白メダカブチが生まれます。
このブチの特徴なのですが、稚魚の時はわかりにくく、成魚になって初めて表現されるケースもあります。
ゆっくり育ててみてください。
三色メダカ→輩出方法は複数あります。
三色メダカとは「赤・白・黒」の3色が体色に現れているメダカのことを指し、
評論会などでは、白地がはっきりしている(ベースになっている)個体が良いとされているので、
白地ベースの個体を目指している飼い主さんが多いです。
今回は複数ある作り方として、3つの方法をご紹介します。
- 楊貴妃を色抜けさせて作るパターン
- 楊貴妃×透明鱗との掛け合わせ→ブチメダカとの掛け合わせ
- 楊貴妃に白ブチメダカを掛け合わせる
どれも赤がはっきりとしている楊貴妃と掛け合わせていきます。
楊貴妃・赤メダカのピックアップ記事はこちら!
①楊貴妃を色抜けさせて作るパターン
まずは楊貴妃から色抜けしている個体、
白を多く持ち紅白になりそうな個体を、さらに掛け合わせ紅白に固定して、
黒の遺伝子を強く持ったメダカを掛け合わせていきます。
このパターンだと、楊貴妃の紅白メダカを固定させるのに時間がかかるのが難点です。
②楊貴妃×透明鱗との掛け合わせ→ブチメダカとの掛け合わせ
楊貴妃や、琥珀メダカに透明鱗(鱗が透け・頬が赤くなる)の遺伝子を入れると、
体色が透ける紅白(更紗)メダカが生まれてきます。
その紅白(更紗)メダカに錦・ブチメダカを掛け合わせると3色メダカとなります。
③楊貴妃に白ブチメダカを掛け合わせる
これが一番早いかもしれません。
楊貴妃×白ブチ(まだら模様)メダカの組み合わせです。
ただ、紅白の遺伝子となったうえでの掛け合わせでないので、出現率は低めとなります。
白ブチメダカに若干の薄ら赤が出るようなメダカが生まれやすく、
その場合、赤が足りないのであれば赤を入れる為に、
その薄ら赤・白ぶちメダカを種にして、更に楊貴妃を重ね合わせていきます。
三色ラメ(対外光・体内光)→ 三色メダカと幹之(みゆき)メダカの掛け合わせ
これが最終形態(?)です。
上記で輩出した三色メダカに幹之メダカの遺伝子を入れて、
幹之メダカ特有の輝くような発光をする大変美しいメダカとなります。
三色メダカただでさえ、固定させるのが10%くらいの確率なのに、
更に幹之メダカ遺伝子を固定していくのは難易度がかなり高いですが、やっていく価値のある美しさとなっております。
育て方・飼い方
国産のメダカはとにかく環境の変化に強い。
普通の淡水魚なら死滅してしまう寒さの3℃前後の水温でも
冬眠状態に入って凌ぎ、普通の淡水魚が干上がる30℃を超える水温でも
タフに生き続けてくれます。とにかく丈夫。
エサに関しては水面に長く浮く軽い、粒の小さいものがお勧めです。
また色揚げを良くしたい場合は、メダカの舞がおすすめです。
水槽に関しては1リットルあたり1匹が適正とされているので、
多数匹で飼育する場合、水槽は多少大きなものを選定してあげましょう。
底砂・ソイルはなんでも大丈夫!
また、浮草や葉の細かい水草(カボンバ・アナカリスなど)などがよく卵を産み付け相性が良いのでオススメ。
エアポンプ(ブクブク)は、水流に注意!
メダカは、水流に逆らって泳ぐ習性があるので、
水槽内で常に水流が発生している状態だと、メダカが泳ぎ疲れてしまうことがあります。水流は弱めに。
寿命は2年〜3年ほどで、適切な環境下だとより長生きする例も!
LED照明があると、三色体外光メダカなど発光のあるメダカはより美しくなります。
水草を育てる為にも照明はあった方がよいですね。
繁殖・産卵
三色の固定率は10%~20%と言われており、発現率は低く、
固定させるのには少々根気がいりますね。
様々な多色メダカの紹介
三色メダカ
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一匹として同じ柄がいないのが特徴。多数匹で飼うと圧巻ですね。
本当に錦鯉のよう。動画でも。
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三色錦
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三色メダカの黒色がブチ(斑)になっている個体ですね。
ブチの箇所・大きさが個体によって様々で個性があって可愛らしいです。
三色ラメ
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こちらが三色×ラメの三色ラメ。
ただでさえ美しい三色メダカが発光してキラキラしていて更に美しい・・。
黄三色体外光
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こちらは同じ身体に輝きを放つみゆきメダカとの掛け合わせの黄色体外光。まぶしすぎる・・。
まぶしい幹之メダカの特集記事はこちら!
三色ダルマ(たち)
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小さい身体を一生懸命動かしてエサを食べる姿が可愛らしすぎる。。
ダルマメダカだけをピックアップした特集記事はこちら!
夜桜
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黄×白×黒×ラメの夜桜。ゴールドにも見える美しい黄色の発光が素敵・・。
紅龍
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観音メダカさん創作。黒色ベースで格好いい。
黒が入るとしまって見えますね。漆黒の黒や。。
シャンパンゴールドラメメダカ
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高級そう。一本空けたくなる。コールが聞こえてくる。
星河
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青幹之メダカ×ラメの輝きがまぶしすぎるメダカ。ヒレの青白い輝きが美しい。
オーロラメダカなどの高級メダカをピックアップした記事はこちら!
まとめ
- 作りやすさはブチ→三色→三色ラメ
- 三色を輩出する場合は、楊貴妃ベースにブチを掛け合わせていく
今回は多色メダカの特集でした。
筆者自身も今自宅にいる楊貴妃・白メダカ・幹之メダカ・小川ブラックたちを
ゆっくり掛け合わせて長い道のりで輩出していこうと思います!
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