絶滅危惧種の淡水魚をピックアップ!飼育は出来るの?準絶滅危惧って何?
今回は都内でも見かける淡水魚でも、実は絶滅の恐れがあり、
環境庁のレッドリスト(絶滅危惧種認定)されている淡水魚を画像・動画でピックアップしてご紹介します!
絶滅危惧にもそれぞれランク付けがあり、飼育・繁殖が許されている種もあるので、
偶然ガサガサなどで捕まえた場合は大切に育ててあげてください。
絶滅危惧種とは?→ランクがあります。
絶滅の危惧と一口に言っても、
- 絶滅危惧ⅠA類
- 絶滅危惧ⅠB類
- 絶滅危惧Ⅱ類
- 準絶滅危惧
のランクに分かれており、上のランクに行くほど絶滅する危険性が高くなります。
ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種とされている絶滅危惧ⅠA類から、
今のところは絶滅する危険性はないが、環境の変化などにより絶滅の可能性がある種の準絶滅危惧までのランクです。
飼育はできるの?→種によりますができます
ちなみに、飼育についてですが、
「天然記念物」の認定をされておらず、
「種の保存法」で捕獲・所持・流通が規制されている種で無ければ大丈夫です。
それでは、環境省レッドリストの淡水魚の一部をご紹介してまいります。
スジシマドジョウ
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小型のサイズのものは絶滅危惧IA類(ごく近い将来に絶滅する危険性が極めて高いもの)と認定されています。
多摩川で発見されたとのこと。
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ホトケドジョウ
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同じくドジョウ仲間のホトケドジョウも絶滅危惧IB類に分類されています。
他にも、アジメドジョウ、エゾホトケドジョウ、ヤマトシマドジョウなどが絶滅危惧種として認定されています。
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ミヤコタナゴ
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絶滅危惧IA類であり、日本国指定の天然記念物の為、
無許可の捕獲や飼育、譲渡と売買は禁じられています。
東京都内では既に絶滅したとされていて、現在は埼玉県、千葉県、栃木県の一部でのみ発見されています。
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イチモンジタナゴ
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絶滅危惧IA類。同じ水域に住むブラックバスやブルーギルなどによる捕食や、
タイリクバラタナゴとの住処争いに負け、絶滅の危機に。
室内環境で繁殖させる場合は、産卵時に淡水二枚貝のマツカサガイを必要とする為、
マツカサガイの飼育・維持の方が難しかったりします。
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キンブナ
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準絶滅危惧。このカテゴリは今のところは絶滅する危険性はありませんが、
生息地の変化などがあると将来的に危急種に移行する可能性があると判断された種のことを指し、キンブナがこれに該当します。
とはいえ、都内の川でもまだよく見かけ筆者も幼少期に釣って帰ってきたキンブナが未だに水槽で飼われています。
飼育するにあたっては丈夫で長生き、適度に丸みを帯びたボディ、綺麗な金色の鱗が水槽映えして美しいです。
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ニゴロブナ
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絶滅危惧IB類。琵琶湖特有の種で、ゲンゴロウブナに似ていることから似ゴロブナと名付けられました。
現在はブルーギルやブラックバスなどの外来種によって卵が食べ荒らされ絶滅の危機にあります。
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ホンモロコ
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絶滅危惧IA類。都内では奥多摩湖などにも移植されていて生息しています。
全ての原因ではないですが、京都における高級食材として人気が高く、漁獲圧の影響を受けて数が減っていたりもします。
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ニホンウナギ
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絶滅危惧IB類。回遊魚として知られ、グアム島やマリアナ諸島で産卵を行い、
5年~10年ほどかけて日本の湖や河に戻ってくるとされています。
食用としても人気が高いですが、養殖が難しく、乱獲の恐れもある為絶滅危惧種認定。
捕獲には許可が必要です。
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イトウ
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絶滅危惧IB類認定。筆者はどうぶつの森でしか捕まえたことのない大型魚です。
体長は1m~1.5mにもなり、最大サイズは2mを超えるものも出てきています。
淡水魚最大級の大きさではありますがイトウを大型自宅水槽で飼うのが、将来の筆者の夢のひとつです。
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イワトコナマズ
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準絶滅危惧。将来絶滅の可能性がある種とされています。
琵琶湖と一部の湖にだけ生息していると言われています。
通常のナマズと異なり、体色が黒く、全身に黄色い斑点があるのが特徴です。
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ムサシトミヨ
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絶滅危惧IA類。都内でも一部の水のきれいな地域にしか生息していない淡水魚です。
繁殖期には大変珍しく、小鳥のように巣をつくって子育てをする魚です。
埼玉の県の魚としても認定されており保全活動が行われています。
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まとめ
今回は外来種の影響や乱獲・環境・生態系の変化などによって数が少なくなってしまった淡水魚の絶滅危惧種の一部をご紹介いたしました。
この環境省レッドリストはあくまで日本国内の淡水魚に対しての評価であるので、世界的にみれば絶滅危惧に該当しない場合もあります。
どちらにせよ淡水魚の住みやすい環境つくりが出来るよう筆者も保全活動に協力できればと思っております。
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