■目次
突然変異の白い個体アルビノメダカ!様々な種類と飼い方を解説!
色素を失った事により、ほんのりピンクがかった透明感ある色が美しい品種です。
先日ご紹介したダルマメダカのように、出現のさせ方が特段決まっているわけではなく、突然変異による出現がほとんどです。
※人の場合、両親が一般的な人の場合、アルビノの要素を持った人は約2万人に1人の割合で生まれると言われています。
自然出現は大変珍しく、貴重な品種となり、またその生まれ持った身体の弱さというハンディキャップもあり、市場にもあまり出回っておりません。
今回はそんな美しくも儚いアルビノメダカの育て方、繁殖のさせ方・飼い方をご紹介して参ります。
- 身体が弱い為、他のメダカとの混泳は避ける。
- 日光にも弱い為、日陰を作るか、室内飼いをしてあげる
- 繁殖させるにはアルビノ同士を掛け合わせる
アルビノとは
まず、アルビノメダカのアルビノ、とは何なのでしょう。
アルビノとは、もともとの語源はポルトガルのalbo(白を意味する)から来ており、
先天的にメラニンが欠乏していて、身体が乳白色の個体のことを指します。
メラニンの重要な役割のひとつが、紫外線防御で、
このメラニン色素が欠乏しているということは、
紫外線(日光)による体の異常が起きやすくなる個体ということになります。
このメラニン色素が欠乏していることから体の配色が淡く(乳白色または、血液が透けてピンク・赤色にみえる)、
目も黒目の部分がない為、視力が弱くなります。
アルビノメダカの飼い方
混泳をさける
他の一般的なメダカと比べ、やや難しい部類に入ります。
上に書いたように視力や身体が弱い為、他のメダカとの混泳は避けた方が良いです。
他のメダカがパクパクとごはん食べているなか、アルビノメダカだけごはんの位置を探すのにもゆっくりでなかなかごはんに辿り着きません。
また、他のメダカに追い回されたときに逃げられるような遊泳能力も持ち合わせておりません。
ましてや他の淡水魚との混泳はもってのほかです。
アルビノメダカはアルビノメダカだけで飼うのがよいでしょう。
紫外線を避ける。
紫外線のダメージを直に受けてしまうので、室内飼いが望ましいです。
屋外飼育する場合でも日よけ・日陰つくりは必須です。
室内飼いのLED照明・蛍光灯に関しては、特に問題はありません。
稚魚の時にこそよく面倒をみてあげる
アルビノはもともと他の種類と比べて成長は遅い方なのですが、特に稚魚アルビノメダカの身体は弱いです。
繁殖のさせ方!→アルビノメダカ同士で。
人の場合、両親が一般的な人の場合、アルビノの要素を持った人は約2万人に1人の割合で生まれると言われています。
父母からもらった遺伝子のコピーの両方に変異(アルビノ)がないと、基本的にアルビノの子どもは生まれません。
両親のどちらかのみの遺伝子にアルビノがある場合、子どもがアルビノになる確率は25%以下と言われております。(諸説あります。)
これは、アルビノは劣勢遺伝なので、他めだかと掛け合わせると、
次の世代では、アルビノのつがいの掛け合わせもとのメダカが生まれてくることがほとんどです。
ただ、産卵に至るまでのプロセスも弱視による遊泳能力の低さから、
一般的なメダカと比べて抱卵する確率も低いです。
アルビノメダカを増やそうとするのであれば、少し多めの匹数を同じ水槽で飼うようにするとうまくいきます。
それ以外の水槽や水草・エサなどは、下記に記載しておきます。
アルビノメダカも小型な30cm水槽程度で飼育可能。
その場合最大でも30匹程度にしておくのがオススメ。(幅に対して1匹程度)
底砂・ソイルはなんでも大丈夫!
また、浮草や葉の細かい水草(カボンバ・アナカリスなど)などがよく卵を産み付け相性が良いのでオススメ。
エアポンプ(ブクブク)は、水流に注意!
メダカは、水流に逆らって泳ぐ習性があるので、
水槽内で常に水流が発生している状態だと、メダカが泳ぎ疲れてしまうことがあります。水流は弱めに。
寿命は2年〜3年ほどで、適切な環境下だとより長生きする例も!
エサは一般的なメダカのエサでなんでも食べてくれます。
水面に長く浮く軽い、粒の小さいものがお勧めです。
LED照明があると、発光のあるメダカはより美しくなります。
水草を育てる為にも照明はあった方がよいですね。
様々なアルビノメダカのご紹介!
アルビノメダカにも、「体色の違い」「体系の違い」「ヒレの大きさや形の違い」の掛け合わせなど、
どの要素を持って生まれたアルビノメダカかによって
昨今のメダカ配合ブームにより様々な種類が生まれてきております。
今回は、そんな色んなアルビノメダカのいくつかをご紹介して参ります。
アルビノメダカ
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一般的な乳白色の体色をもったアルビノメダカ。
目も黒目の部分が白色しており、透き通って見える。
楊貴妃アルビノ
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綺麗なオレンジ色のメダカの楊貴妃。
この楊貴妃から生まれたアルビノメダカです。体色もオレンジ×アルビノで美しい。
楊貴妃メダカのピックアップ記事はこちらにありますので宜しければ!
透明鱗三色アルビノ
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元々は錦鯉のような白・黒・赤の三色の身体を持ったメダカのアルビノバージョン。
白の切り替えのポイントが透き通っていて幻想的。
アルビノダルマメダカ
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アルビノメダカのダルマメダカタイプ。
体長が通常のメダカの約半分ほどで、ポヨポヨ泳ぐ姿が可愛らしいです。
ダルマメダカをまとめた記事はこちら!
大群だとめちゃくちゃ可愛い。
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アルビノ出目メダカ
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目が飛び出している金魚で言う、「デメキン」のメダカ.ver
更にアルビノを掛け合わせて生まれたアルビノ出目メダカです。
黄アルビノヒレ光メダカ
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筑後めだかさんの作品で、黄色のワンポイントが入り、ヒレが光っているアルビノメダカです。
神々しくて格好良いです。
まとめ
- 身体が弱い為、他のメダカとの混泳は避ける。
- 日光にも弱い為、日陰を作るか、室内飼いをしてあげる
- 繁殖させるにはアルビノ同士を掛け合わせる
一般的なメダカよりもちょっと弱いアルビノメダカ。
飼う難易度は高めでそのぶん面倒見も必要ですが、
それ以上に飼っている主人を満足させてもらえる美しさを持つメダカです。
お気に召したアルビノがいましたら、飼ってみてくださいませ。
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