大内宿とは?観光時間はどのくらい?
福島県南会津にあります、茅葺屋根の民家が建ち並ぶ一体が大内宿です。
通年を通して約80万人の観光客が訪れる大内宿。
福島県での日帰り旅行地としてもお勧めです。
茅葺屋根の壮観を観て、美味しいネギそばを食べて、お土産を買って1時間~2時間くらいでまわれちゃうのも魅力のひとつです。
約400年ほど前の江戸時代に参勤交代で江戸へ向かう大名や旅人の宿場町のひとつとして栄えておりました。
今は殆どの家でお土産店または蕎麦屋等の店へと変わり、農業から観光産業へと完全に切り替わってきましたが、
昭和56年に、城下町,宿場町,門前町など全国各地に残る歴史的な集落・町並みの保存を目的として、
価値が高いと判断された地区が指定される、重要伝統的建造物郡保存地区に指定されました。
人気は、ねぎ丸ごと一本を箸代わりにして食べるお蕎麦!
大内宿では、茅葺屋根の民家が美しくその景観も人気ですが、
実は立ち並ぶ民家の3分の1が蕎麦屋さんなんじゃないかってくらいお蕎麦屋さんが多いです。
そのなかでも大内宿に行ったら食べておきたいのがネギそばです。
この大内宿でお蕎麦を注文すると、ネギが一本丸ごとお蕎麦に添えられて運ばれてくるのです。
ちょうど縁側に座って食事ができる雰囲気の良いお蕎麦屋さんがあったので、
本日はこちらの”茶屋石原屋”さんにお邪魔することにしました。
風鈴の音を聴きながら、お蕎麦を待ちます。夏なのにとっても気持ちいい。
ゆっくりとした時間のなかでお蕎麦を待つと運ばれてきました。
ネギです。
ネギだけ運ばれてきました。
『お先にこちらネギになります。』
とのこと。びっくりした。
多分初めての方は同じようにびっくりすると思う。がっつりネギ。丸ごと一本。(あとたくわん。)
それをお箸がわりにして、お蕎麦と一緒に食べるのです。
ネギで掬ってお蕎麦を食べて、たまにネギをガリッと食べます。
豪快だけど、これが強烈に美味しい。
お蕎麦のつゆ自体が薄味のシンプルな味付けだから、
ネギのピリッとくる辛さがいいアクセントになってました。
▲最初は全然お蕎麦を掬えなくてほぼ、顔で食べてた。。笑
おひとり、ねぎそば一杯950円です。
美味しく頂きました。
(食べ残してしまったネギは持ち帰り希望を伝えれば、ネギ持ち帰り用の袋を頂けるそうです)
しかしどうしてネギ一本まるまるをお箸がわりにしてお蕎麦を食べ始めたのか。。
諸説あるようですが、
ネギをお箸がわりにしてお蕎麦を食べるその理由
どこかの結婚式の食事でお蕎麦が出された際に、
お客さんの一人が
『ねぎを刻んでかけて食べたいなぁ』
と言ったそう。
その要望を聞いたコックですが、
結婚式の場で食材を切ることは、
『仲が切れてしまう』ので縁起が悪い、、
その為、包丁を使いねぎを刻むことができず、
泣く泣くねぎを一本丸ごとそのまま出したところ、
これがかえって豪快で受けてしまい、お客さんもねぎでそのまま食べ始め、
そこから現在では薬味として入れるだけでなく、
そのままネギを箸代わりに使われるようになったといいます。
※諸説あります! 他には、
長野県の高遠そばが会津の地で広まった事から始まり、
「ネギのように細く長く、白髪の生えるまで長く生きる」というお祝いの意味も込めて、ねぎを添えるようになった。
引用元:FUKUSHIMA TRIP
という説もあります。
大内宿には、この茶屋石原屋さんだけでなく、
▲お隣の大和屋さんを始めとして、たくさんのお蕎麦やさんがありました。
そのほかにもお土産やさんがいっぱいあります。
▲彩り豊かな手作りのお土産が並びます。
福島のお土産として有名な赤べこや福島地酒、お団子や焼き魚、
大内宿のオリジナルキャラクターのマスコット人形などなど、、
大内宿ではたくさんの店舗がつらなります。
まるでお祭りの縁日のようです。
出典:大内観光協会
▼両サイドに茅葺屋根のお店がずらっと並んでいる様子は圧巻です。
▼食べ物系のお土産屋さんが多いかな?
車で大内宿まで行く場合は会津若松などの都心から1時間ほどかけて、
うねり道を進んで行く必要がありますが、その分自然豊かです。
大内宿での一番の感想はなんて静かな場所なんだ、、ってところ。
人は人気スポットなのでちらほら見かけるのですが、
都会の喧騒の一部とであるお店からの音楽や、自動車やバイクなどの機械音、けたたましい虫達の声など
余計な音が一切聞こえてこないんです。
だからすごく静か。
街灯もほとんどない為、お店は17時をすぎ出すと店仕舞いを始めちゃう。
これ夜は星が綺麗に見えるんだなぁって思う。とてもいい場所でした。
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