■目次
はじめに
数多くあるパワーストーンの中でも、現代とは遠く離れた時代、
人類がまだ地球上に存在していなかった太古の時代をひしひしと感じさせてくれる
ロマン溢れる石が「琥珀(アンバー)」です。
樹木から溢れ出た樹脂が長い年月をかけて生まれたこの石には、
その時代に生息していた虫や小動物が封入されている事もあり、
歴史だけでなく生物学的にも価値の高い逸品となっています。
また、蜂蜜のような淡い黄色からブランデーを思わせる濃厚で透明感のある飴色等の幅広いカラーバリエーションを持っているので好みのカラーを選ぶ楽しみもあります。
[chat face=”1380003.jpg” name=”yume” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]今回は、そんな太古のパワーストーン・琥珀の持つ効果や多くの神話等について皆様にご紹介していきたいと思います。[/chat]そもそも琥珀(アンバー)ってどんな石?
「琥珀」と聞くと「松ヤニの結晶」を想像する方も多いと思います。
[chat face=”1380003.jpg” name=”yume” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]実際に琥珀は松柏類の樹木の樹脂が化石化したものであると言われています。[/chat]しかし、琥珀となる樹脂は数多くあり、
松や杉のような針葉樹だけでなく、広葉樹の樹脂も琥珀になっています。
数千万〜数億年前に繁茂していた樹木の樹脂が海底に沈んだり土砂に埋もれ、
気が遠くなるような長い年月をかけて化石化したものが琥珀なのです。
中には絶滅した樹木の樹脂から生まれた琥珀もあります。
そんな琥珀はまさに「樹脂の化石」なのです。
琥珀の特徴について
琥珀は海底や土砂の中で高圧、高温を受けて生まれた鉱物ですが、
以前ご紹介したルビーやガーネットのような硬度はありません。
むしろ鉱物としては軟らかく、高い所から落としてしまったり、琥珀より硬い物にぶつけたりすると簡単に割れたり傷付いてしまうため取り扱いには注意が必要です。
[chat face=”2094705.jpg” name=”PEN(見習い)” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]気をつけないと・・![/chat]蜂蜜のような淡い黄色やレモネードのような黄金色、
メープルシロップやブランデーを思わせる濃厚な飴色は見ていて楽しく、
その色彩の濃淡や透明度のバリエーションは約250種類もあると言われています。
また、産地や種類によってもその色彩が変わります。
中には太古の時代に生息していた羽虫やクモ、小さなトカゲ等が封入されている事もあり、これらの琥珀はパワーストーンというよりは学術的な観点でとても珍重されています。
主な生産地について
琥珀自体は世界中に産地があります。
ロシアやメキシコ、インドネシア、ドミニカ共和国等があります。
日本でも産出されており、岩手県の久慈市が有名です。
産出する量は世界規模で見れば少ないですが、とても良質な琥珀が産出されています。
ドミニカ共和国とロシア、ポーランド、リトアニア共和国やラトビア共和国が有名です。[/chat]
名前の由来について
まずは「琥珀」からです。
元々この漢字自体が中国由来のもので、
「虎死して則ち精魂地に入りて石と為る。それ則ち琥珀なり。」
と中国の古い書物に記載されています。
「虎の魂が籠った石」と言ったところです。
日本では「薫陸香(くんのこ)」と呼ばれ、徳川家等に献上されていたようです。
英名の「amber(アンバー)」は
アラビア語の「アンバール」が由来であると言われており、
元の意味は「海に漂うもの」または「龍涎香のような香りがするもの」です。
これは琥珀が波に乗って海岸に打ち上げられる事が多い事にあります。
そのため、琥珀は海由来の宝石だとされていました。
また、龍涎香はマッコウクジラの体内でできる「結石」の事で、
琥珀と同じように海岸に流れ着く事があります。
収集家がいますが、香りはかなり独特だと言われています。
琥珀は他にも別の呼び名があり、
古代ギリシャでは「エーレクトロン」と呼ばれていました。
意味は「太陽の輝き」であるとされています。
ピンと来た方もいるかも知れませんが、
英語の「電気(erectricity)」の由来にもなっています。
これは琥珀を擦ると静電気を帯びる性質がある事から来ています。
ドイツでは「Bernstein(ベルンシュタイン)」と呼び、意味は「燃える石」です。
琥珀が火にくべると燃える「可燃性」の石である事を示しています。
琥珀の宝石言葉について
非常に長い年月をかけて生まれた琥珀には
「誰よりも優しく」
「大きな愛」
「抱擁」
「活性」
「癒し」
「長寿」
「家族の繁栄」
などのとても穏やかで平和な宝石言葉があります。
[chat face=”1380003.jpg” name=”yume” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]他にも僅かな違いでメッセージが変わる物もあるので、そちらも紹介したいと思います。[/chat]・ブルーアンバー
やや青みがかった飴色の琥珀です。
妖しく輝く光沢が見る者を虜にします。
メッセージは「静かに燃える恋心」。
・虫入り琥珀(インセクトアンバー)
太古の時代を生きていた小さな命が封入され、
学術的な価値もあるのでちょっと高価な琥珀。個性が光る逸品です。
メッセージは「静と動」。
・不透明琥珀
ボカシたような色合いの不透明な琥珀です。透明感が無い分重厚な見た目をしています。
メッセージは「太古の夢」。
パワーストーンとしての琥珀の効果について
[chat face=”1380003.jpg” name=”yume” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]悠久の時を超えて生まれた琥珀には、大地が持つ強い力を秘めていると言われています。[/chat]身に付けると、持ち主の生命力、新陳代謝や治癒力を高め、
心身の疲労を癒し活力をみなぎらせてくれるとされています。
また、
ストレスや体の不調を吸収し、穏やかな気持ちにさせてくれる効果もあるとされています。
この効果から「長寿」という宝石言葉もできているようです。
また、淀んだネガティブなエネルギーを明るいポジティブなエネルギーに変化、
活性化させる事で心身を巡る気の流れを良くして調子を整えてくれる効果があると言われています。
中国では虎の魂が宿る石とされているため、
虎のような強力な力を持ち主に授ける事で仕事運や財運を上げると言われています。
琥珀は万能型のパワーストーンとも言われおり、
誰が身に付けても遺憾無く効果を発揮してくれます。
琥珀にまつわる「おまじない」について
エネルギーの循環を良くして持ち主の調子を整えてくれたり治癒力や生命力を高めてくれる琥珀には幾つかのおまじないがあります。
[chat face=”1380003.jpg” name=”yume” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]そそのうちの一部をご紹介したいと思います。[/chat]・彼の心を狙い撃ち!?恋愛運アップに!
持ち主のエネルギーの活性化をサポートしてくれる琥珀は、
女性が身に付けると男性を魅力する力が高まると言われています。
お気に入りの色合いの琥珀をネックレスやブレスレット、リング等の
お好きなアクセサリーで身に付けてみてはいかがでしょうか?
・いつまでも幸せが続くように… 幸運のプレゼント
かつてヨーロッパでは恋人に幸運のプレゼントとして琥珀をプレゼントしていたそうです。
今でもイギリスでは結婚10年目を祝してパートナーに琥珀を贈り合うのだとか。
癒しと浄化の力も持っている琥珀は悪いエネルギーを浄化し、
穏やかな気持ちにさせる事で人付き合いを良好にする効果があるとも言われています。
ずっとお互いに幸せでありたいという願いを叶えるためのおまじないなのです。
・母子共に健康が第一! 安産の御守りに
持ち主の生命力や治癒力を活性化させてくれる琥珀は古くから安産の御守りとして出産を控えた妊婦さんに贈られていたそうです。
出産は命懸けなので、無事に赤ちゃんが産まれたとしても、
その後体調が急変して…という事も珍しくないのです。
生命力を高めてくれる琥珀は心強いパワーストーンとなってくれるでしょう。[/chat]
・木曜日限定! 恋人ゲットのおまじない
これは本物の琥珀は必要なく、琥珀の画像を使ったおまじないです。
おまじないに使う琥珀の画像は必ず自分のお気に入りの画像でなければいけません。
これを1週間の内、木曜日の1日だけスマホの待ち受けを琥珀の画像にします。
[chat face=”1380003.jpg” name=”yume” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]すると不思議と好きな相手の方から声をかけてくれるというおまじないです。[/chat]・まだあるのか!? 理想の恋人をゲットするおまじない
先ほどご紹介させていただいたおまじないの強化版です。
必要な物はお気に入りの本物の琥珀と絹の布です。
このおまじないは木曜日の夜に行います。
用意しておいた琥珀を手に取り、好きな人や理想の相手、条件を想像します。
その想像の場合は想像した相手に名前を付けるのも効果があるとされています。
そして寝る前に必ず琥珀を枕の下に入れるかベッドの横に置きます。
翌日(金曜日)に、その琥珀を手で握り、心臓の前に当てます。
そして目を閉じて、自分の理想の相手や好きな人の事をより強く具体的に想像します。
その後琥珀にキスをして用意していた絹の布に包み、心臓に近い所に身に付けます。
寝る時も心臓に近い所に絹の布で包んだ琥珀を身に付けます。
これを7日間繰り返し、
水曜日に身に付ける事をやめておまじないが完了します。
琥珀の浄化方法について
とても強力な力を持つパワーストーン・琥珀は持ち主が常に心身共に元気で健康に過ごし、人間関係も良好に保てるようにサポートしてくれます。
その代償として、ネガティブなエネルギーや不調を持ち主の代わりに吸収して溜め込んでしまい、次第に琥珀が体調不良になってしまいます。
[chat face=”1380003.jpg” name=”yume” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]そうならないためにも、いつも色々とサポートをしてくれる琥珀を感謝の気持ちを込めて定期的に浄化し、休ませてあげましょう。[/chat]その方法ですが、琥珀は熱や紫外線に弱いため日光浴による浄化ができません。
また、塩や水による浄化方法も相性が悪く使用できません。
もし月が出ている夜であれば、月光浴による浄化が効果的です。
また、水晶のさざれ石を使った浄化方法もお手軽で効果があります。
ホワイトセージを使った浄化方法は可能ですが、
火を着けたセージの葉に琥珀が触れると燃える恐れがあるため、
あくまで立ち上る煙に潜らせるようにして浄化をしましょう。
よりパワフルに持ち主に応えてくれるようになるでしょう。[/chat]
琥珀にまつわる神話について
美しい飴色が特徴的な琥珀ですが、かつては海の宝石とも伝えられ、水にまつわる神話や伝承も多く残っています。
また、黄金色に輝く物は太陽と関連付けられる事も多く、
神話からもその様子を感じ取る事ができます。
神々にもあった!?無免許暴走運転の悲劇!〜ギリシャ神話〜
度々ニュースで取り上げられる無免許や暴走運転。
よろしい話ではありませんが、どうやら神々の世界にも似たような事件があったらしいのです。
遠い昔の事、太陽神・ヘリオス(アポロン)に「パエトーン」という息子がいました。
ある日、パエトーンは友人のエポパス達に
「本当に神の子供なのか?」と強く疑われてしまいました。
パエトーンは友人達に自分が本当に太陽神の息子である事を証明するために父神であるヘリオスの神殿にやって来ました。そして、こうお願いしたのです。
「父さんが乗ってるこの太陽の戦車、俺に貸してよ。友人達を見返してやりたいんだ。」
それを聞いたヘリオスは、
「ダメだ、パエトーン。この戦車は今のお前ではとても扱える物じゃないんだ。」
と答えました。
しかしパエトーンは友人達からかけられた疑いを払拭したくて仕方ありません。
父神の忠告を無視して太陽の戦車に乗って天高く駆け出してしまったのです。
太陽の戦車は父神の言っていた通り、パエトーンには手に負えない代物だったのです。
[chat face=”2094705.jpg” name=”PEN(ペーパードライバー)” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]例えるなら、無免許でレーシングカーに乗っているような状態だね。[/chat]暴走する太陽の戦車のせいで大地は焼かれ、
豊穣の女神・ケレースが最高神・ユーピテル(ゼウス)に助けを請い、
多くの河川が干上がってしまいました。
海も水かさを大きく減らしてしまい、
逃げ遅れたイルカやアザラシ達の死骸が辺り一面に広がっています。
彼らは海神・ネプチューン(ポセイドン)の大切な眷属でした。
「このままでは世界が焼き尽くされてしまう!止むを得ん。」
ユーピテルは雷霆をパエトーンが駆る太陽の戦車に投げつけ墜落させました。
パエトーンの遺体はエーリダノス川に落ち、パエトーンの姉妹であるヘーリアデス達は悲嘆のあまりに泣き出し、その体をポプラの木に変え、川の岸から離れない身となりました。
その時姉妹達が流した黄金の涙が固まって琥珀になったと伝えられています。
疑いを晴らしたい気持ちは分かりますが、
扱い切れない物に易々と手を出してしまうのは少々考え物です。
人魚と人間の禁断の恋〜リトアニアの伝承〜
禁断の恋を描いた作品はよくありますが、神話にも禁断の恋は描かれています。
この物語はある人魚と人間の若者の物語です。
昔、深い海の底には琥珀でできた豪華な宮殿があったのだそうです。
そこには海の女神でもある人魚の女王様が暮らしており、その宮殿の周辺で魚を取る事を禁じていました。
ところがある日、若者が宮殿の近くに網を投げ入れて魚を取っていました。
女王様は配下の人魚達を送り、宮殿の周辺で魚を取らないように再三に渡る注意をしました。
しかし、若者は全く聞く耳を持たず魚を取り続けます。
相当肝が据わっているようです。
この態度に怒った女王様は、若者に説教をするために、ついに自ら宮殿を飛び出しました。そして若者を見つけ、いざ罰を…!と思ったら…
「あらやだ!超イケメン!」
[chat face=”2094705.jpg” name=”PEN(見習い)” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]女王様のキャラ!笑[/chat]そうです。人間の若者はとてもイケメンだったのです。
先ほどの怒りもどこへやら。
恋に落ちた人魚の女王様は人間の若者を宮殿へと誘い、二人で一緒に暮らす事になりました。
しかしそれを良く思わない者がいました。
それは人魚の女王様の父親である雷神です。
神が人間と恋をするのは決して許される事ではないからです。
雷神は海に雷を落とすと琥珀の宮殿を粉砕し、若者を殺してしまいました。
そして娘でもある人魚の女王様を海底に鎖で繋ぎ止め、二度と海底から出られない罰を与えました。
愛しい恋人を失った女王様は毎日毎日泣き続けました。
溢れる涙は琥珀となって海底に溜まっていきました。
その近くの海岸では、海が荒れた日の翌日に行くとたくさんの琥珀が打ち上げられているそうです。
その琥珀は恋人を思って泣いている人魚の涙だと言われています。
ここにも人魚の伝説が!海神の躾が酷すぎる〜ギリシャ神話〜
人魚の涙の伝説はリトアニアだけではなかったようです。
ギリシャ神話にも悲しい恋の物語がありました。
昔、ある深い海に「ユラテ」という人魚が住んでいました。
彼女の父親は海神・ポセイドン。とても偉くて怖い神様です。
そんな彼女がいつも通り海を泳いでいると、何やら美しい歌声が聴こえてきました。
好奇心旺盛なユラテはさっそく歌声の主を探しに行きました。
歌声の先にいたのは1人の若い漁師でした。
その美しい歌声にすっかり恋に落ちてしまったユラテでしたが、それを知った父神・ポセイドンは激怒しました。
こちらもやはり人間との恋は認めないようです。
ポセイドンは2人を引き離すと娘のユラテを海底に縛り付け、漁師に2度と会えないようにしてしまいました。リトアニアの父神のように恋人を殺されないだけマシだったのかも知れませんが、会えない悲しみは非常に深く、ユラテは悲しみの涙を流しました。
その涙が琥珀となって、漁師の元に愛の証として流れ着いたという物語です。
愛の女神の涙も琥珀!?〜北欧神話〜
明るいパワーが特徴的な琥珀ですが、人魚や女神の涙である神話がかなり多いです。
北欧神話もその例外ではありません。
北欧神話には愛と美、豊穣の女神・フレイアがいます。
彼女は戦乙女(ヴァルキリー)達のリーダーであるという話もあったり、やっと授かった息子・バルドルを死なせないためにあらゆる生命に契約を結ばせたりと話の尽きない女神様です。
そんな彼女は金、あるいは琥珀で作られたと言われる
「ブリーシンガルの首飾り」という物を愛用しており、
その首飾りはあらゆる神々を魅了する力を持っていると伝えられています。
しかし、彼女はかつて大きな過ちを犯してしまいました。
それが原因で愛する夫・オードが去っていってしまったのです。
そして彼女は愛する夫を探すために世界中をさまよい歩き続けなければならない罰を課せられたのです。
世界中をさまよい歩くうちに、彼女は自分の行いを深く反省したのでしょう。
さまよいながら泣いていたようです。
彼女が流した涙は大地に落ちた物は黄金に、
海に落ちた物は琥珀となって海が荒れた次の日に岸に流れ着いたのだとか。
彼女がどんな大罪をしたかは詳しく分かっていませんが
「愛欲の女神」という事もあるので、まぁスキャンダルな感じだったのかも知れません。
琥珀にまつわる逸話について
神話では悲しい話が多い琥珀ですが、逸話もたくさんあります。
[chat face=”1380003.jpg” name=”yume” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]中には有名な映画に出ていたり、ある物の発見に繋がったりと琥珀は私達との関わりが非常に深い事が分かります。[/chat]
たくさん逸話はありますが、その中の幾つかをご紹介したいと思います。
・その時初めて人類は「電気」を知った…!
「琥珀を擦ると電気を帯びる」という特徴ですが、
いつ、誰が最初にそれに気付いたのでしょうか?
実は紀元前7世紀に電気という存在に気付いた人物がいるのです。
その人物の名前は「タレス」という哲学者です。
彼は琥珀の棒を動物の毛皮で擦り、その棒が紙片や髪を吸い付ける様子から琥珀の摩擦帯電について言及しているのです。
歴史上電気について最も早く言及したタレスは、
まさに「電気の親」と呼んでも良いのかも知れません。
・あの超有名な映画にも!太古の王者達を現代に甦らせるカギ!?
先ほど琥珀の中には小さな羽虫やクモ等の生き物が封入されている事もあるとご紹介しましたが、これを利用してかつて地球を支配した王者達を甦らせてしまったという大人気のパニック映画があります。
その名も「ジュラシックパーク」。
[chat face=”2094705.jpg” name=”PEN(映画好き)” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]観たことあるよ![/chat]ある資産家がかつての地球の支配者である恐竜を現代に甦らせ、
孤島に「ジュラシックパーク」なるアミューズメントパークを作り上げてしまったのです。
その際、恐竜復活のカギとなったのが虫入りの大きな琥珀です。
映画の中では琥珀の中の虫の体内から内容物を取り出し、
その中に含まれる恐竜の遺伝子をカエルに利用して復活させています。
実際に恐竜達を現代に復活させる事はこの方法では不可能とされていますが、
映画の中では恐竜達が人に襲いかかるシーンも多く、さらに繁殖までしています。
恐竜復活に利用したカエルが成長と共に性転換する種類であった事が分かり、
本来オスだけのはずがメスも出てしまったため人知れず殖えてしまった、とされています。
これは余談ですが、私はかつてある授業で卵大好きな「ドロミケオミムス」という2m前後の恐竜が、全力でなくともトップクラスの競走馬達を易々と追い抜いてしまう程俊足であると教えられた事があります。現代の生き物と恐竜達とではそれだけ大きな力の差があるという事です。
[chat face=”2094705.jpg” name=”PEN(映画好き)” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]現代に恐竜が復活したら!?というハラハラドキドキとちょっとのホラーを感じたい方におすすめ![/chat]是非、シリーズ最初から鑑賞してみてはいかがでしょうか?
[itemlink post_id=”203″]・それ、痛くないの?
琥珀は大昔から人々に宝飾品や神聖な物として大切に扱われてきました。
それは日本も例外ではありません。
有力な権力者達の古墳からは琥珀製の勾玉や丸玉、なつめ玉等が出土しています。
特に驚きなのが琥珀製の「枕」。
これは奈良県のとある古墳で出土した物で、
その古墳自体が聖徳太子の第2王子の墳墓であると言われています。
しかし、いくら鉱物の中でも軟らかいとはいえ鉱物は鉱物。
寝心地は如何なものなんでしょうか…。
・かつてはお薬だった!?
琥珀はかつて漢方医学として用いられていた記録があります。
南北朝時代の医学者・陶弘景は著者「名医別録」の中で薬としての琥珀の効能をこのように記していました。
1つ目の効能は精神の安定
2つ目の効能は血流の改善
3つ目の効能は利尿障害の改善
であるとしています。
実際どうなのかは不明ですが、ポーランドのグダンスク地方では、琥珀を酒に浸し、その後琥珀を取り出してから飲むという風習があるそうです。
・実は琥珀になれなかった物も…
琥珀は長い年月をかけて生まれましたが、
中には完全に琥珀になる事ができなかった物があります。
この状態の物を「コーパル」と呼びます。
数百万年〜現代までの半化石化した状態の樹脂の事で、物理的に不安定であり、熱にもかなり弱く簡単に溶けてしまいます。
・かつては女性の必需品
琥珀はかつて貴婦人達の大切な必需品の1つでした。
今で言うハンカチやお直し道具みたいな物です。
琥珀は宝飾品としても重宝されていましたが、
その小さな欠片は火を着けると樹脂特有の香りを楽しむための物でした。
当時の貴婦人達はこの香りを楽しむために常に琥珀を持ち歩いていたと言われています。
外はシャリっと中はトロっと!宝石みたいなお菓子「琥珀糖」
琥珀糖は寒天を煮溶かした物に砂糖と色素を加えて作るお菓子の事です。
そのカラフルで透明感のある見た目から「食べる宝石」と呼ばれる事もあります。
いざ作るとなると使用する水の量の1.5倍の量の砂糖を混ぜたり、
しっかり乾かしたりと簡単なようで手の込んだお菓子となっています。
特にしっかり乾かしてないと琥珀糖特有の外側のシャリシャリ食感と中のトロっとした食感が味わえません。
琥珀糖のレシピは色んなサイトで紹介されていますが市販されている物もあるので、
作るのに自信がない方や琥珀糖が気になった方は是非購入して味わってみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回は太古のパワーストーン・琥珀についてご紹介させていただきました。
琥珀は私達が知る由もない遥か昔の時代の樹脂が、
何億年の時を超えて化石となって生み出された奇跡の石と言えます。
おまじないをする時やアクセサリーとして探す時は是非、ご自分で見てお気に入りの琥珀を見つけていただけたらと思います。
持ち主の体の不調やストレスを吸収したり、生命力や治癒力等を活性化させてくれる効果も、インフルエンザ等が流行っている時期や仕事や人付き合いで疲れた時等に強力にサポートをしてくれる事でしょう。
神話は悲劇が多めでしたが、そのどれもが悲しみと共に愛の籠った涙だったのではないでしょうか。
琥珀は心身の健康と共に相手を思う、深い愛情を示すパワーストーンです。
ちょっと健康が不安な方、心身の癒しや相手への気遣いを養いたい方は是非、琥珀のアクセサリーを身に付けてみてはいかがでしょうか?
いつもより体も気持ちも軽くなって、
もしかしたら恋のサポートも、気付かないうちにしてくれるかも知れません。
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