■目次
はじめに
透明感と光沢のある紫色の石、アメジストと聞けば
パワーストーンにあまり詳しくない方でも何となく分かる方も多いのではないでしょうか。
アメジストはストーンショップやアクセサリーショップでも見かける機会が非常に多く、
かなりメジャーなパワーストーンになります。
中にはジュエリーとして加工されている事もあります。
[chat face=”2094705.jpg” name=”PEN(見習い)” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]安価でありながら色も美しいから、人気のパワーストーンでもあるね![/chat] [chat face=”1380003.jpg” name=”yume” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]今回は、メジャーかつ人気なアメジストにまつわる効果や神話等についてご紹介していきたいと思います。[/chat]そもそもアメジストってどんな鉱物なの?
アメジストは「アメシスト」や「紫水晶」とも呼ばれており、
ガラスのような光沢と紫色が特徴的な鉱物です。
この光沢の由来は組成にあり、
組成は二酸化ケイ素となっているためガラスのような光沢を持っています。
紫色の発色は、
アメジストの中に含まれている
微量の鉄イオンが放射線の影響を受けて変化したことが理由とされています。
また、晴天の外出の際に長時間身に付けていると日光による紫外線の影響でせっかくの紫色の発色が薄くなってしまう性質があるため注意が必要です。
硬度は申し分無いのですが、
強い力がかかって割れると二枚貝の貝殻を思わせる独特の断面で割れるという性質があります。
アメジストの特徴について
アメジストは2月の誕生石として知られています。
特徴的な紫色にはバリエーションがあり、
藤の花のような薄紫色から紫芋のように濃厚な紫色まであります。
また、紫色ばかりが目立ちやすいパワーストーンですが、
当たる光によって色を変えるタイプも存在しており
「カラーチェンジアメジスト」と呼ばれて珍重されています。
アメジストは水晶やカーネリアン、シトリンと同じ、かなりメジャーなパワーストーンの1つであり、
ストーンショップに行けばほぼ確実に取り扱われています。
色もキレイで硬度もあるためアクセサリーショップでも
ストライプやチャームに使われており、質が高い物はジュエリーとして加工されています。
そんなアメジストですが日光が苦手で、短時間ならまだ良いですが、
ずっと日向に置かれていると色が褪せてしまい、別の石のような見た目になってしまうので、
実はあの石も…!
アメジストと言えば紫色ですが、ある石もアメジストと関係があるといいます。
それは「シトリン」。
「黄水晶」とも呼ばれる明るい黄色が特徴的な石です。
この対照的な2つの石ですが、
何と熱処理をした時にシトリンに変わる要素を持ったアメジストがあるのです。
そのためシトリンもアメジストと硬度は同じでかなりポピュラーなパワーストーンとなっています。
▼シトリン参考
これが元は同じ石だったなんて、正直想像もつきません。
アメジストの産地について
アメジストは世界の広い範囲で産出されている石でもあります。
ブラジルやアメリカ、インド、マダガスカル等でも産出されており、
日本でも鳥取県や宮城県で産出された事があります。
世界最大のアメジストの産出地は
ブラジルのリオ・グランデ・ド・スール州という地域です。
一瞬リオデジャネイロかと思いますが、ちょっと違います。
名前の由来について
アメジストの名前の由来はギリシャ語から来ており、
ギリシャ語で「酔わない、酔わせない」の意味がある「amethustos(アメシストス)」と言われています。
また、和名の「紫水晶」ですが、こちらは見たまんまです。
紫色をした水晶なので「紫水晶」。
単純ですが特徴が分かりやすいネーミングです。
アメジストの宝石言葉について
パワーストーンの中でもポピュラーなアメジストには幾つもの宝石言葉があります。
主なメッセージは「誠実」「真実の愛」「高貴」「浄化」「恋愛成就」等の意味があります。
・バイカラーアメジスト
1つの石の中に紫色と白〜薄黄色の色彩があるタイプ。
ツートーンカラーがオシャレ感を演出します。
メッセージは「目覚め」。
・ファントムアメジスト
濃淡のある紫色が幾重にも複雑に折り重なったような見た目のアメジストです。
厨二病感のある名前もカッコいい、ちょっと珍しいタイプです。
メッセージは「幻影」。
・アメシスト&シトリン
熱処理を加えるとシトリンに変わる性質を備えたアメジストです。
1つの石でありながら2つの要素を兼ね備えた不思議なタイプです。
メッセージは「気ままな愛」「変身」。
・アメジストの原石
何の加工もされていない、切り出されただけの状態です。
様々な形の結晶があり、お好みの原石を探してみるのも良いかも知れません。
メッセージは「守護」。
・紫と緑のシマシマアメジスト
別にシマシマアメジストと言う流通名ではありませんが、
どうしてこうなったのか、キレイに積み重なってシマシマになっています。
メッセージは「新しい恋の芽生え」。
・アメトリン
1つの石にアメジストとシトリンの2つの特徴が出ている珍しいタイプです。
紫色と黄色のツートーンカラーはどこか大人っぽさを感じます。
メッセージは「光と影」。
アメジストにまつわる「おまじない」について
高貴な色を発色しているアメジストは古くから世界中で愛され、大事にされてきました。
時代や国によっては高貴な人や司祭しか身に付けられなかったそうです。
・できる事なら避けたい! 嫌いで苦手な人を遠ざけるおまじない
人間誰しも相性という物があり、
相性が合わないと一緒にいても疲れたり嫌な気持ちになってしまいます。
できる事なら避けたいですが、学校や職場だとどうしても会ってしまいます。
これが同じ部署やクラスならそのストレスも大きくなります。
用意するのはアメジストのブレスレット、白い紙、塩です。
方法は、まず白い紙の上にアメジストのブレスレットを置きます。
次に、塩を一つまみしてアメジストのブレスレットに振りかけます。
その後、白い紙ごと日光の当たる場所へブレスレットを持って行き、
日光を約4時間程当てます。
日光を当て終わったら、
ブレスレットをキレイな水で洗い、塩を落とします。
これで嫌いな人を遠ざけるブレスレットの完成です。
嫌いな人、苦手な人がいる場所に行く時に身に付けると、
不思議とその人との関わりが減っていくと言われています。
・色んな意味で人に影響されやすい方に!他人の気から自分を守る御守り
人混みにいると「疲れる」「具合が悪くなる」「気分が沈んだり、急に高ぶる」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
色んな人達が集まる場所には色んな「気、エネルギー」が集まっています。
しかしどうしても人混みに行かねばならない瞬間は訪れるものです。
これらの気から自分を守るためにアメジストのアクセサリーを身に付けてはいかがでしょうか。
アメジストは持ち主のスピリチュアルな力を高めるだけでなく、
持ち主を害のある気から守る力があるとされています。
また、水晶と組み合わせる事で邪気払いの効果も高まるため、
ネックレスやリング、ブレスレット等でオシャレをしながら悪い物を避けて行きましょう。
・かつてはこんな使い方も!悪酔い防止の御守りに
お酒の席はお酒好きにはたまらないものですし、
この時ばかりは普段飲まない方でも羽目を外して飲んだりする事もあります。
その昔、アメジストは悪酔い防止のパワーストーンとして大事にされており、
その方法はアメジスト製のグラスを使ったり、
酔わないように祈ったアメジストの結晶をグラスに入れて飲酒すると酔わないと伝えられています。
アメジストを持参してみてはいかがでしょうか。[/chat]
また、アメジストのこの効果は車酔いや船酔い等にも効果があるとされているため、
乗り物に弱い方も御守りとして身に付けておく事をオススメします。
・他の石と組み合わせてパワーアップ!
邪気払いや恋愛に効果のある石として有名なアメジストですが、
他の石と組み合わせる事で更なる相乗効果を発揮します。
以前ご紹介した翡翠やラピスラズリとの組み合わせも相性が良く、
翡翠と組み合わせるとより強力な邪気払いや悪運回避の効果が表れます。
また、ラピスラズリと組み合わせると幸運を強力に引き寄せる他、
試験や就職、転職等のサポート効果が得られるとされています。
自分だけの目的別アクセサリーを身に付けてみてはいかがでしょうか。[/chat]
アメジストの持つ効果について
高貴な紫色のパワーストーン・アメジストには持ち主の心身を浄化し、癒しをもたらす他に、
スピリチュアルな感性を高める事で判断力や直感が冴えるようになる効果があるとされています。
また、「恋愛の願いを叶える石」「愛の石」と呼ばれる事もあるほど恋愛に強い石とされています。
それは肉体的な愛ではなく、
心に慈愛が満ち溢れ、お互いに慈しみ合える「真実の愛」であるとされています。
アメジストの原石には「財運を高める」効果があるとされており、
家やオフィスの玄関両脇や窓辺に飾ると運気の流れを整えて財を招くのだそうです。
アメジストは真実の愛と心身の平穏を望む方にピッタリのパワーストーンです。
アメジストの浄化方法について
深い慈愛をもって持ち主を邪気から守り、
スピリチュアルな力を高めて判断力や直感をサポートしてくれるアメジストですが、
浄化をしないと石の中に邪気が溜まってしまい、本来の効果が薄れてしまいます。
アメジストの注意点ですが、
アメジストは日光に弱いため日光浴による浄化はオススメできません。
主な浄化方法として
水、天然塩、月光浴、クラスター、ホワイトセージが挙げられます。
水
流水にくぐらせ、汚れを落として自然乾燥させる方法は手軽な浄化方法の1つです。
塩
天然塩の場合は塩の上に置くか埋め、流水で塩を洗い流します。
月光浴
月が出ている夜は月光の射し込む場所で月光浴をさせてあげましょう。
クラスター
クラスターやさざれ石に置く方法も、日常的に使える浄化方法です。
ホワイトセージ
ホワイトセージは強力な浄化方法の1つです。葉やお香に火を着け、立ち上る煙に数秒〜数十秒くぐらせます。アメジストは水にも強いため、スプレータイプも使用できます。
他にもこんな浄化方法が!
以前は雷を利用した方法をご紹介しましたが、今回は大地の力を利用した方法です。
やり方はとても簡単で、浄化したい石を土の中に埋めるだけです。
この時埋めた場所を忘れないように何か印を残しておきましょう。
石を埋めてから丸1日経ったら掘り出して、土を流水で洗い流します。
この方法は、石は大地から生まれた存在なので生まれ故郷である大地に埋める事で邪気を浄化しエネルギーを充填させる事が目的です。
[chat face=”2094705.jpg” name=”PEN(見習い)” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]僕達人間で言う「里帰り」や「帰省」みたいな感じかな![/chat] [chat face=”1380003.jpg” name=”yume” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]ゆっくり休ませてもらった石は、元気に持ち主のサポートを頑張ってくれる事でしょう。[/chat]アメジストにまつわる神話について
カクテルにありそうな美しい輝きと発色を見せるアメジストですが、
アメジスト単体の神話は少ないので、
酒の神のお酒失敗談!?〜ギリシャ神話〜
「酔わない石」アメジストですが、何故このように呼ばれるようになったのでしょうか?
それは、酒の神による悪酔いと懺悔の物語が大きく関係しています。
遥か昔、月の女神・ダイアナ(アルテミス)に恋をした神がいました。
彼の名は酒と狂乱、芸術の神・ディオニュソスです。
葡萄の栽培方法や葡萄酒の作り方を広めた神であり、半人半神であるとされています。
この名前だと「誰だよ」感が強いのですが、
別名は「バッカス」といいます。
お酒好きの方はピンと来たのではないでしょうか。
ディオニュソスはダイアナに告白をしたのですが、ダイアナは彼をフリました。
好きな女性にフラれて酷く傷付いたディオニュソスは、悲しみつつもその事にかなり腹を立てていました。
そして、ヤケになった彼は大酒を飲みました。
流石は酒の神、ガンガン飲んでいきます。
そして見事にベロベロに酔っ払ってしまいました。
酒に酔うと善悪の判断が出来なくなったり、気が大きくなってしまったり、
人に迷惑をかけてしまう事もあります。
酔っぱらって気が大きくなり、善悪の判断が無くなった酒の神は、
フラれた腹いせにこんな呪いをかけてしまいました。
「明日最初に出会った人間を猛獣の餌にしてやる!」
ちなみにこの猛獣はトラ、あるいはピューマであるとされています。
翌日、ダイアナの神殿に向かう1人の穢れのない美しい乙女がいました。
彼女の名前は「アメジスト」。とても敬虔で深い信仰心を持つ女性です。
この日も彼女はダイアナの神殿に祈りを捧げるために朝早くから外出していたのです。
そして残酷な運命は彼女に牙を向けたのでした。
草の陰から躍り出た猛獣。
抵抗する術の無いアメジストには、信じ続けていた女神に祈る事しかできませんでした。
猛獣に襲われかけていた自分の信者の祈りを聞き、女神ダイアナは彼女を真っ白な石に変えました。
純潔で無垢な彼女を表すような白い石は「石英」であると言われています。
「石なんて喰えるか!」と猛獣が去った後、
ようやく酔いが覚めた酒の神がその様子を見に来ました。
そして自分がかけた呪いの残酷さと、それから信者を守るために行われた奇跡、
犠牲になった乙女の姿を目の当たりにしたディオニュソスは、
自らの行いを深く深く詫びたのでした。
そして、
「自分はなんて残酷な存在なんだ。酔っていたからなど関係ない。
もう二度とこんな事が無いよう、この酒を以てアメジストに誓います。」
ディオニュソスは自らの代名詞である葡萄酒を
真っ白な石の姿になったアメジストの体に注ぎました。
すると、その誓いを受け入れたかのように、
アメジストの石の体に葡萄酒が吸い込まれて行きました。
真っ白なアメジストは、酒の神の葡萄酒によって美しい紫色の宝石になり、
酒の神の誓いによって酔わない加護を得たのでした。
勇猛果敢な獣の王!その意外な胸中は?〜ギリシャ神話〜
皆様は「グリフォン」という幻獣を聞いた事がありますか?
グリフォンは巨大なワシの体とライオンの下半身を持つ幻獣です。
空の王であるワシと陸の王であるライオンの両方の特徴を併せ持つ事から、
「獣の王」とも呼ばれています。
その性格は勇猛果敢。
鋭い爪とクチバシ、機動力を武器に外敵と戦います。
中には強大な怪物であるドラゴンにも戦いを挑み、
互角の戦いを繰り広げたという言い伝えも残っています。
このグリフォンがアメジストにどう関係しているかというと、
アメジストに注がれた葡萄酒の番人をしているのがグリフォンなのです。
ディオニュソスの至高の葡萄酒を手に入れようとやって来る人間達を追い払う役目があります。
また、グリフォンにはもう1つ大事な仕事が任されています。
それは神々の車を引いて天を駆ける仕事です。
意外とこの仕事にプライドを持っているらしく、商売敵である馬が大嫌いとされています。
どのくらい嫌いかと言うと、
獲物を探す時に馬がいれば率先して馬を襲って食べてしまう程と言われています。
ここで幻獣に詳しい人はこう思うのではないでしょうか?
[chat face=”2094705.jpg” name=”PEN(見習い)” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]「じゃあヒッポグリフは何なの?」[/chat]実はヒッポグリフはグリフォンと牝馬の間に産まれた子供で
ワシの体と馬の下半身を持っています。
どうやらグリフォン、牡馬は大嫌いですが牝馬は大丈夫らしいのです。
どちらも車を引く仕事を請け負う者同士、何か通じる物があったのでしょう。
[chat face=”1380003.jpg” name=”yume” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]酒の勢いではない、不器用だけど純粋な恋が、グリフォンと牝馬の間に芽生えていたのは、ある意味偶然だったのかも知れません。[/chat]美少年誘拐事件発生!?〜ギリシャ神話〜
アメジストは2月の誕生石として知られていますが、水瓶座の守護石でもあります。
この水瓶座がどのようにして星座になったのか、その物語をご紹介させていただきます。
昔々、神々の王・ゼウスが下界を眺めていました。
するとトロイアの山並みに超絶美少年を発見しました。
あまりの美しさにゼウスは側に置きたいと思い、
その姿を巨大なオオワシに変えて下界へ飛び立ちました。
一方、その美少年は山でほのぼのしていました。
彼の名前は「ガニメデス」と言い、優しい両親に愛され、
幸せな日々を送っている少年です。しかし、この時ばかりは勝手が違いました。
ガニメデスの周りが急に暗くなったのです。
「え、何?何!?」とパニック状態のガニメデスですが、
今度は何と自分の体が宙に浮いているではありませんか!
そこでガニメデスはある事に気付き、更に驚きました。
自分の体が巨大なオオワシに捕まれているのです。
しかもオオワシは自分に慈愛に満ちた視線を送っていたのです。
もう訳が分からないまま、
ガニメデスはオオワシに姿を変えたゼウスによって天界に連れていかれてしまいました。
天界に着くと、
ゼウスは早速ガニメデスを神々と同じ不老不死にしました。
不老不死になったので、ガニメデスはそこから老いる事も死ぬ事もない
「永遠の美少年」となりました。
ゼウスは彼に「神々に美酒を注ぐ役目」を与え、大切に可愛がりました。
ちなみにこの美酒は「ネクトル」「ネクタル」とも呼ばれており、
甘い果実感たっぷりのドリンク「ネクター」「ネクトリン」の語源にもなっています。
ゼウスによってガニメデスが誘拐されてから、
毎日毎日彼の両親は酷く悲しみました。
あまりにも悲しむ両親を見て、ゼウスは心を痛めました。
ゼウスはヘルメスを呼びつけると、
ガニメデスの両親にせめてもの償いとして風のように走る神馬を送らせました。
また、別の説では黄金で作られた葡萄の木を送ったとも言われています。
「これだけでは両親の心の傷は癒えない。」
ゼウスはその後、神々の酒宴で酒に満ちた水瓶を持ち、
酒を注ぐガニメデスの姿を星座にして天に飾りました。
ガニメデスの両親にその姿を見せる事で
「子供は元気に神々に仕えている、心配はいらない。」
と伝え、両親の子供の喪失感を癒すために水瓶座は生まれたのです。
ガニメデスの両親はゼウスの心遣いに感謝し、
星の出る夜は神々に仕えてる我が子の姿を眺めたそうです。
アメジストにまつわる逸話について
邪気払いや恋愛に効果のあるアメジストですが、
その美しい色から多くの逸話を持っています。
・あの有名人もアメジストの虜
キラキラとした輝きや透明感、
美しい紫色の発色を持つアメジストは今では誰でも気軽に手に入れる事ができる石ですが、
昔は高貴な紫色から、上級貴族や特権階級の人々に愛されていました。
中でもアメジストに魅せられていたと言われているのが
ルネサンスの天才画家・レオナルド・ダ・ヴィンチです。
彼はアメジストを大切に身に付けており、
生前はアメジストについて
「邪念が入り込むのを防ぎ、知力を高めてくれる。」と語っていたそうです。
この天才に倣ってアメジストを身に付けておくのも良さそうです。
・実は水を飲んでいた?
おまじないの項目でちょこっと出てきた
「アメジスト製のグラス」ですが、これには別の話があります。
しっかり紫色を発色したアメジストでグラスを作り、
そこに水を注ぐと葡萄酒と変わらない色であると言われています。
そのため実際には、酒に弱い人やある程度飲んだ人が自分の体を労ったり、
飲んでいるのが水である事を隠すために使っていたのではと言われています。
アメジスト製のグラスは珍しいですが、
ちょっとオシャレに飲みたい時には良さそうです。
・原石にも個性がある
アメジストの原石ですが、様々な形が知られています。
- 自由に成長した姿の「クラスター(群晶)」、
- 球状の形で中が空洞の「ジオード(晶洞)」、
- バラの花のように結晶が放射状に成長した「フラワー」
等があります。
特にジオードは人気が高く、
ジオードに他のパワーストーンを入れて閉じるだけで、
強力な浄化効果を得る事ができると言われています。
見た目も美しいため、邪気払い兼オシャレなインテリアとしても人気も逸品です。
[chat face=”1380003.jpg” name=”yume” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]最後に「あるアメジスト」にまつわる曰く付きの話をご紹介したいと思います。[/chat]アメジストにまつわる曰く話について
「デリーの紫サファイア」
持ち主を邪念から守るアメジストですが、
「呪いのアメジスト」という物が存在します。
このアメジストはイギリスの大英博物館に厳重に保管されています。
このアメジストは「デリーの紫サファイア」と呼ばれており、
科学者のエドワード・ヘロン=アレンという方の持ち物でした。
エドワード氏の死後、彼の娘によって寄贈されたそうです。
この美しいアメジストは元々イギリスの物ではなく、
インドのデリー寺院にあった物でした。
イギリスの植民地にされていたインドの人々は、
自由を求めて1850年代に反乱を起こしました。
その際、イギリスのフェリスという大佐がこの反乱を鎮圧し、
見せしめとしてデリー寺院から略奪した物だったのです。
最初は上機嫌だったフェリス大佐でしたが、
略奪した後日から不運に見舞われるようになり、
全財産を失うだけでなく不可解な死を遂げてしまったというのです。
大佐の死後も、その家族には不幸事が続いたため、
気味悪がった大佐の息子がこのアメジストを友人に売りました。
すると今度はその友人が自殺してしまいました。
その後も「デリーの紫サファイア」は様々な人の元を転々としましたが、
引き取った人はことごとく不運に見舞われてしまったそうです。
略奪された事を恨んでいたのか、
自由を奪われたインドの人々の念が入り込んでいたのか、
はたまた故郷に返して欲しかったのか…。
色々憶測はありますが、
邪念を払うアメジストが「呪いの石」と化している珍しい話なのではないでしょうか。
まとめ
今回は紫色の高貴でメジャーな石・アメジストについてご紹介させていただきました。
紫色にも濃淡があるため、
身に付ける時は自分の好みの発色をしたアメジストを選び、身に付けてはいかがでしょうか。
リングやブレスレット、ストラップ等にも使われている事が多いので、
お気に入りのデザインを探してみるのもオススメです。
アメジストは持ち主を邪念から守りながら、
持ち物が求める真実の愛や心身の平穏への道筋をサポートしてくれる事でしょう。
また、神話からは何やかんやお酒が関わっている部分が多いですが、お酒は二十歳になってから。
そして、アメジストの由来のように
ベロベロになるまで飲まないように肝に銘じたくなります。
逸話や曰く付きの話も楽しんで頂けたなら幸いです。
[chat face=”1380003.jpg” name=”yume” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]もし、集中力や知力を高めたい方や水瓶座の方は是非、アメジストを御守りとして持ち歩いてみてはいかがでしょうか。[/chat]高貴な紫色と慈愛を持つアメジストは、
いつでもストーンショップやアクセサリーショップで真実の愛や平穏を望む人を待っています。
精神的に満たされない方は一度手に取って眺め、自分にピッタリのアメジストを探してみてください。
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