■目次
はじめに
学業にご利益のあるパワーストーンといえば「ラピスラズリ」が有名な所ではありますが、今回ご紹介する「ペリドット」にも学業をサポートする効果があります。
また、ペリドットには学業だけではなく、実りや邪気払い等の効果もあると言われており、神話にも知恵に関係するものや力の強い神との関係が語られています。
さらにペリドットはパワーストーンとしての効果も素晴らしいだけでなく、若葉のような瑞々しい黄緑色や、ある特徴から夜会で愛される宝石でもあるのです。
ペリドットの特徴について
ペリドットはサードオニキスと共に8月の誕生石の1つとして知られています。
ガラスのような光沢と瑞々しい若葉のような黄緑色が美しいパワーストーンです。
実は「宝石」として呼ぶ時は「ペリドット」、パワーストーンや鉱物として呼ぶ時は「橄欖石(かんらんせき)」「オリビン」と名前が変わります。
主にマグネシウムやケイ酸が多い「苦土橄欖石（くどかんらんせき）」と鉄が多い「鉄橄欖石」が混じり合って形成されています。
主成分であるマグネシウムや微量に含まれるニッケル等の影響を受けるため、苦土橄欖石が多く含まれた物は黄緑色が濃くハッキリと発色し、鉄橄欖石が多く含まれた物は茶褐色や黒っぽい色を発色するため、宝石として流通される物は苦土橄欖石が豊富に含まれた物となっています。
ペリドットは硬度自体は平均的な硬さで取り扱いがしやすい石です。
しかし、大きな結晶が産出される事は大変珍しく、これは高圧力の大地の中から地表に出る際の減圧によって亀裂が入ってしまうからと言われています。
また、極稀にですが地球に飛来してきた隕石の中から見つかる事もあり、宇宙のロマンを感じさせてくれる石としても有名です。
名前の由来について
ペリドットの名前の由来には、ギリシャ語で「緑色の石」を表す「Epidotos(エピドート)」から来ているとされる説や、アラビア語で「宝石」を意味する「Faridat(ファリダット)」ではないか？という説があります。
また、鉱石名である「オリビン」はオリーブの実から来ていると言われています。
和名である「橄欖石」の橄欖(カンラン)はオリーブによく似た実を付ける植物で、その用途もオリーブと似ていると言われています。
鉱石名「オリビン」を和訳する時にオリーブは日本に自生していなかったため、日本に自生する植物「カンラン」と誤訳してしまい、そのまま広まったという説があります。
ペリドットの宝石言葉について
ペリドットはパールやガーネットのようにたくさんの種類はありませんが、たった1種類でたくさんのメッセージを持っているパワーストーンでもあります。
そのメッセージの中には、「運命の絆」「幸福」「歓喜」「平和、安心」「和合」「友愛」「夫婦愛」「優しさ」の他にも、「太陽」「前進」「恐怖心の除去」「なぐさめ」「信じる心」等があります。
こんなにたくさんのメッセージを持っているのは、ペリドットが宝石としてだけでなくパワーストーンとしても世界中で愛され、魔除けについては太陽に関連付けられている事や美しさが評価されているからだと思われます。
ペリドットの産地について
ペリドットは世界各地で産出されており、アメリカのハワイやニューメキシコ、ミャンマーやエジプトのセントジョーンズ島等で産出されています。
ペリドットの持つパワーストーンとしての効果について
ペリドットには「ある特徴」によって「暗闇に光をもたらす神秘の石」と言われており、その強い輝きは心の中や頭の中にあるモヤモヤとした嫌な物を晴らしてくれると言われています。
この「モヤモヤ」とは罪悪感や不安、嫉妬、誤解、恐怖心等の「負の感情」の事です。
これらを取り払う事で心も頭の中もスッキリさせ、物事をハッキリと捉えさせて集中力を上げてくれたり、取り組む意欲を上げる事で問題を解決する手助けをしてくれます。
また、自己肯定感のない方に寄り添い、自分の才能を肯定的にする事で本来の魅力を解放してくれる効果もあるとされています。
さらに、なかなか認めたくない自身の良くない面にも気付かせ、認めさせる事で問題解決させる事もあるようです。
健康として肝臓の病気や痔、食欲不振の治療に使われていた事もあったようなので、これらの健康面が気になる方は御守りとして持っていても良いかも知れません。
持ち主の知恵や思慮深さを養い、邪悪な物を寄せ付けないペリドットは、勉強や仕事を頑張りたい方やマイナス思考寄りの方、パートナーや友達との絆を深めたい方にピッタリのパワーストーンです。
ペリドットを使ったおまじないについて
魔除けや知識を与えたり、人との絆を繋ぐペリドットに秘められた力を利用したおまじないがあります。
・想いよ伝われ！ 片想いを両想いにするおまじない
「恋はするものではなく落ちるもの」なんて言葉もあるくらい、恋というものは唐突にやって来ます。「赤い実ハジけた」と言う事もあるみたいですが、どちらにせよ唐突に、瞬間的に訪れるのです。
これが両想いなら幸せいっぱいなのでしょうが、片想いだとどうしてもやるせない…という事もあるのではないでしょうか？
そんな時はペリドットのリングをはめてみましょう。
どの指に着けるという縛りがなく、手に入れば簡単に実行できるおまじないです。
これはペリドットが持つ人との絆を繋ぐ効果を応用した方法です。
リングの裏側に好きな人と自分のイニシャルを彫っておくのも効果的です。
・不安過ぎて集中できない… 不安を静める御守りに
ペリドットには魔除け以外にも不安や過度な緊張を取り払う効果があると言われています。
どうしても落ち着かない、不安が消えない場合は1度作業を中断してペリドットをじっと眺めてみましょう。
すると徐々に心や頭の中が落ち着き、集中力が回復するそうです。
ペリドットはブレスレットの他に細かい原石がさざれ石として販売されている事もあります。
・霊「ギャー！眩しいぃぃぃ！」オシャレな魔除けに
太陽神の象徴として崇められた事もあるペリドットは強力な魔除けの力があると言われています。
昼間だけでなく夜間にもキラキラと輝くため、魔除け兼アクセサリーとしてもかなり優秀なパワーストーンです。
昔から夜間は悪霊や善からぬ何かが活動していると言われていますが、太陽の加護があるペリドットの輝きは彼らにとっては眩し過ぎて近寄れないのだとか。
夜も輝いていたいけど、善からぬ何かはご遠慮いただきたいと思う方はペリドットのアクセサリーでオシャレ魔除けしましょう。
浄化について
知識の向上や魔除け、人との間柄を取り持ってくれるペリドットも働きづめでは疲れてしまい、本来の効果が薄くなってしまいます。
このような状態が続く事は持ち主にとっても石にとっても良い状態は言えないので、定期的に浄化をして休ませてあげましょう。
ペリドットはあらゆる浄化方法が可能なパワーストーンなので、お好きな方法で浄化をしてみてください。
流水にペリドットをくぐらせて汚れを洗い落とし、水気を取ってから自然乾燥させる方法でも浄化できます。
水晶のクラスターやさざれ石を使った浄化もできますし、
太陽光にも強いため日光浴による浄化もオススメです。
月が出ている夜には他のパワーストーンと同様に月光浴も効果があります。
ホワイトセージを使う場合は数枚の葉を小皿に取ってその上に乗せる方法や、葉に火を着けてそこから立ち上る煙にくぐらせる方法もあります。
もはや運試し！？超強力な浄化方法について
パワーストーンの浄化というのは自然の力を利用した物が多いです。
他にも浄化には様々な種類があり、土に埋めたり、浄化用の塩を使ったり等があります。
その中でもかなり強力な浄化故に運要素がある珍しい浄化方法があるのでご紹介したいと思います。
早速お伝えしてしまうと、利用するのは「雷」です。
と言いたい方も多いと思いますが、実際に雷を利用した浄化方法が存在します。
しかし雷はいつ、どこで発生するかが分からない、あるいは限定されているためそこが最大のネックになってきます。
運良く(？)雷の鳴る日が来たらパワーストーンをお皿に乗せて外に置いておきます。
そしてしばらく雷の稲光や音を聴かせるのです。
雷は非常に強力な自然の力なので、その分浄化の力も強力であると言われています。
興味がある方は勇気を持って試してみてはいかがでしょうか？
ペリドットにまつわる神話について
知恵を与えたり、魔除けとなって持ち主を守り、さらには輝きを以て持ち主の魅力を引き立てるペリドットには多くの神話があります。
特にエジプト神話では、他の神話で仲違いする事の多い太陽神と月神はかなり仲が良く、宝石言葉の「友愛」そのものです。
めちゃくちゃ偉くて強い太陽神と頼れる参謀の月神
〜エジプト神話〜
古代エジプトでは僅かな光でも輝くペリドットを「太陽神の象徴」として大切にし、
「太陽の石」として奉っていました。
そんなエジプト神話の太陽神であり大御所といえば「ラー(別名:レー)」です。
某有名カードゲームに登場する「ラーの翼神竜」のモデルとされています。
この神はハヤブサの頭を持った姿で描かれており、同じくハヤブサの頭を持つ神「ホルス」の父親、あるいは祖父にあたる神です。
とても家族思いの神として知られており、子ども達が旅からなかなか戻って来ないのを心配し、旅路から子ども達が帰って来ると嬉しさのあまりに涙を流したと言われています。また、その涙から最初の人間が生まれたと伝えられています。
多くの神々の父親であり、子ども達にはオシリスやセト、イシス、ネフティス等の神々がおり、いずれも有力者です。
人間に太陽の恵みを与えてくれますが、一時は自分を奉らない人々に怒り、粛清の意を込めて「エジプト神話最強の死神」と名高いメスライオンの頭を持つ復讐と疫病の女神「セクメト」を生み出し人々を追い詰めた事がある他、自身も目から敵対する者を焼き尽くすビームを放つとされ「穏やかさと激しさ」という２つの面を持っています。
そして、この圧倒的権力者・ラーの頼れる参謀が月神であり学問や医療の神でもある「トート(別名:ジェフティ)」です。
この神はトキ、あるいはヒヒの頭を持つ神です。
一般的にはアニメの影響もあってかトートは神の書記官として、冥府に行く死者を審判する神「アヌビス」とセットのイメージが強いです。
しかし、書記官としてだけでなく豊富な知識や魔術を持ち、困った存在を見過ごさない慈悲深さからラーも重宝しており、太陽が沈んだ時間帯の地上の守護を任される程で「ラーの心臓」とまで評されています。
セクメトの一件の際はオシリスやトートの進言で深く後悔したラーが血液に似た酒を作って彼女を酔わせ、殺戮を止めています。
また、その後の実権をトートに任せている話もあります。
(別の話ではイシスの謀略によりホルスに権力が渡っています。)
この天才は元々月を司ってはいませんでしたが、ラーの妻・ヌトが出産の際に、
「夫には災いを生む子だから産まない方が良いと言われたけど、どうしても産みたい。
太陽神である夫は月日を管理しているので安心して産めない。どうしたら良いの？」と相談された事がキッカケとなっています。
困った存在を見過ごせないトートは月と賭け事をして勝ち、時の支配権を得る事で太陽神すら管理できない閏日を作ってヌトの出産に貢献しています。
また、トートは石から自力で生まれた神とも伝わっていますが、その代償に脚が少々不自由であると言われています。
彼が神も人も分け隔てなく困っている存在を見過ごさないのはこう言った理由もあるのかも知れません。
3人の賢者達は夜の星に何を見た？〜聖書〜
12月25日はクリスマス。
キリストの誕生日と言われていますが、そこにちょっと関係する神話です。
新約聖書に語られる話では「東方の3賢者」等と伝えられています。
この賢者達は東方にて輝く星を見て、ヘロデ王に「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は何処におられますか？」と尋ねました。
そこでエルサレムにいる事を知った彼らは、天に一際輝く星の声に従ってエルサレムへの道を進んで行きました。
星はいつも先立って賢者達の前を進んでいきます。
しばらくすると、ある家の上で星がピタリと止まったそうです。
その家の中には聖母・マリアと産まれたばかりのキリストがいたと言われています。
賢者達はこれを見て拝むと贈り物をしました。
青年の姿の賢者・メルキオールは黄金を、壮年の姿の賢者・バルタザールは乳香、老年の姿の賢者・ガスパールは没薬を幼きキリストに捧げたのです。
これは今では、キリストの王であり、神であり、人のための死を象徴していると言われています。
黄金は王権の象徴、乳香は神性を、没薬は将来の受難や死を意味していたとされています。
そんな彼らとペリドットはどんな関係があるのかと言うと、3賢者達はドイツのケルン聖堂で眠っているとされ、彼らの聖遺物を納める聖堂には1粒何と200カラット以上の超特大サイズのペリドットが装飾されているのです。
星のように輝くペリドットはまるで彼らを導いた星を象徴しているようです。
また、彼ら3賢者達には後日談があり、キリストとマリアを拝んだ帰り道はヘロデ王の国に寄らず、わざわざ遠回りして帰ったそうです。
これには理由があり、未来の王となるキリストをヘロデ王は殺害しようと目論んでおり、それを看破していたからと言われています。
「信じる心」の宝石言葉のとおり、彼らはキリストの未来を信じ、悪どい王様に詳しい居場所を伝えないためにわざと大変な道を選んだのです。
激しい性格の火山の女神様！〜ハワイ・ポリネシア神話〜
実はハワイでも産出されるペリドット。
「ハワイアン・ダイヤモンド」というフォールスネームで販売されている事もあります。
ハワイではペリドットの事を「女神ペレの涙」であるとされており、火の加護があるこの石を持っていると不安や恐怖心等を焼き払い、落ち着いて行動ができると言われています。
しかしこの女神様、なかなかクセの強い性格をしています。
女神ペレは火山の女神で、火山から流れだす溶岩が神格化された存在であるとされています。
火山なだけあって性格も激しい面がありますが、とても美しい女神でもあります。
炎や稲妻、ダンス等を司っており、キラウエア火山を住居にしていると伝えられています。
ちなみにキラウエアには赤い体色の「ピクシーシュリンプ」という超小型のエビが生息しており、キラウエアの水をセットで購入し、ボトリウムで人気のペットとなっています。
↑この子ですね。
彼女を怒らせた者は溶岩に飲まれてしまったり、岩石に変えられてしまうとされ、その気性の激しさが分かります。
しかし慈悲深さもあり、火山の噴火の際は地域の人々に若く美しい女性の姿をとって現れ、危機を知らせてくれるとされています。
そのため、火山をとても大事にしている原住民の方々からは今でも厚く信仰されています。
そんな女神様ですが、その美貌から言い寄られる事も多かったようで、持ち前の気性の激しさから言い寄ってきた相手と戦争になった事があります。
その相手の名前は「カマプアア」。
戦いの神です。この神は好色な事でも知られていますが、何より有名なのはその見た目。
何と二足歩行のブタのような姿をしているというのです。
しかし戦闘力は確かな物で、手にした武器で敵対した軍勢を次々になぎ倒し、ブタ鼻で収穫や兵糧を根こそぎ奪っていったと伝えられています。
このカマプアアは美しいペレに一目惚れし、何とか手に入れたいと口説きます。
すると女神ペレは「ブタの息子のブタめ！」と激しく罵倒したのです。
コンプレックス(？)を指摘され、プライドもズタズタにされたカマプアアはこれに激怒。
そのまま戦争に発展したとされています。
断り方を考えたら？とも言いたくなりますが、
それほどしつこくて嫌な相手だったともとれる神話です。
ペリドットにまつわる逸話や曰く話について
多くの神話を持つペリドットですが、逸話や曰く話ももちろん持っています。
その輝きもそうですが、産地であったり宇宙のロマンであったり、はたまたゲームに登場したりとパワーストーンの中でもかなり幅広く逸話を持っていると思います。
・宇宙の神秘！ パワーストーンが降ってくる！？
ペリドットは極稀に地球に飛来してきた隕石に含まれている事があります。
これは「石鉄隕石」や「パラサイト」と呼ばれています。
こうしたパワーストーンは極めて貴重なため、マニアには堪らない逸品となっています。
古代の人々にとって空から飛来するペリドットはまさしく神々からの贈り物のように思えたのでしょう。
「持ち主の価値観を変える」力があるとされています。
・夜会はおまかせ♪ 別名は「夜の◯◯」！
ペリドットは複屈折率が他の宝石よりも高いという特徴があるため、光の少ない夜間でもキラキラと輝く事ができます。
また、その若葉のような緑色から「イブニング・エメラルド(夜会のエメラルド)」とも呼ばれ、夜会ではエメラルドより愛されています。
複屈折率はルビーやサファイア、エメラルドにもありますが、ペリドットのそれは比較にならない程高いため、光の少ないイベントの際にはペリドットの輝きが引き立ち、身に付けた人をより魅力的に見せてくれるのです。
他にも「夜の◯◯」と呼ばれているのが「アクアマリン」です。
こちらはその名前が示すとおりの透明感のあるマリンブルーから「宝石の夜の女王」と言われています。
実はペリドットとアクアマリンは相性が良いパワーストーンで、これらを組み合わせたアクセサリーを身に付けると対人関係のストレスを軽減し、人に愛想良く振る舞えない人には心を穏やかにし、相手を気遣えるように力を貸してくれると言われています。
・産地「以前は全然違う宝石の名前付けられてました。」
紅海には、かつて良質なペリドットを産出してきた島があります。
今では資源が枯渇はしていないものの採掘が禁じられています。
この島はゼビルゲット島、あるいはセントジョーンズ島と呼ばれていますが、かつては「トパズィオス島」と呼ばれていました。
多分ピンと来た方もいらっしゃると思いますが、
そうです「トパーズ」の名前が付いた島だったのです。
この島はかつて大量の蛇がいたとされ、古代エジプトのファラオがこの蛇を海に追い出してから採掘が始まったと言う逸話があります。
その美しい鉱石を当初の人々はトパーズと思って採掘をしていたそうです。
また、聖書にもペリドットの事を「エチオピアのトパーズ」と記載しています。
しかしながら、鉱物学が発達した現代の調査結果によると、この島にはトパーズの鉱脈は存在しなかった事が分かっています。
それでも良質である事に変わりはなく、この島で取れたペリドットは現在エジプトで国石として厳重に保管されています。
・FFⅨで習得できる最初の召喚獣は…！？
ガーネットの記事でも紹介されたFFⅨですが、最初の召喚獣はペリドットで習得できるようになります。
その召喚獣は「ラムウ」。
長いヒゲを生やしたローブを身に纏った老人のような姿をしています。
技名は「裁きの雷」で、敵に強力な雷攻撃をお見舞いしてくれます
しかし、ラムウは元ネタが無い召喚獣で、ほぼオリジナルだろうと言われています。
個人的に色々調べて見たところ、安直ではありますがラムウに似た名前と「裁き」を行う存在を発見しました。
その名前はソロモン72柱の悪魔の1柱「ラウム」。
「ライム」とも呼ばれ、黒い鳥の姿で現れるとされています。
この悪魔の能力には仲違いした相手を和解させる他に、相手の評判を滅茶苦茶にする等がありますが「悪人に制裁を与える」という能力があります。
この悪人というのは「社会的に酷い人」の事を指しており、簡単に言うと自分の地位や立場を利用して他者を虐げたり力の弱い人を虐げる人の事なので、パワハラ、マタハラ、セクハラ等のあらゆるハラスメントに対して制裁を与える術を教えてくれるそうです。
過去、ラウムの教えた術によって失脚したり命を落としたイジメっ子の存在がとある魔術書に記載されています。
悪魔ではありますが、魔術関連の書物によると意外と正義の心を失ってない悪魔はチラホラいるみたいです。
FFのラムウとの関連は微妙ですが、
悪人を許さないという部分はよく似ていると思います。
ちなみに制裁はいらないから見返してやりたいという人は、
勝利をもたらす悪魔「マルコシアス」や「クロセル」の術を利用するようですが、こちらはウソつきが大嫌いであると言われています。
・トラウマ級！？有名ホラーゲームの罠！
どちらかと言うとペリドットに関連している「メルキオール」がメインの曰く話です。
有名なホラーゲームに「サイレントヒル」というゲームがあります。
寂れた観光地であるサイレントヒルという町に娘と向かっている主人公が事故を起こし、目覚めると娘がいなくなっていたため、行方不明となった娘を探して霧に覆われた怪物だらけの危険な町を探索するストーリーとなっています。
このゲームのラストダンジョンでは聖なる5つのアイテムを手に入れなければならず、その中の１つが「メルキオールの小剣」です。
画像引用元：サイレントヒル
このアイテムは「左右に鎖が付いた」巨大な冷蔵庫に刺さっているのですが、
これをそのまま引き抜くと不穏なBGMが鳴り出します。しかし剣をすぐに戻すと音は消えます。
カンの良い人は気付いたかも知れませんが、そのまま小剣を持って部屋から出ようとすると大変な事になってしまいます。
そのシーンが初見殺しであり、トラウマシーンにもなっています。
メルキオールの小剣自体はペリドットっぽさはありませんが、金色のような、黄緑色にも見えるデザインをしています。
手に入れ方のヒントは左右の鎖を「何か」で繋いでしまいましょう。
まとめ
今回は持ち主を冷静にする事で勉強をはかどらせて学業のサポートをし、対人関係等に良い運をもたらす神秘のパワーストーン・ペリドットについてご紹介いたしました。
ペリドットは強力な魔除けの効果があるだけでなく、持ち主を魅力的にしたり、落ち着きを与え、対人関係も良好に保ってくれたりと働き者のパワーストーンです。
神話においても、
魔除けの力であったり知恵の神のサポート付きであったりしましたね。
また、学業のサポートとは言っても勉強をするための環境が悪いとなかなかできないものです。そんな時、ペリドットは心の中にある不安を取り払い、頭をスッキリさせ、気になる人がいる場合はその絆を保つ事で平常心を取り戻すお手伝いをしてくれます。
きっとペリドットの明るく無邪気な輝きが心や頭の中だけでなく、
不安だらけな明日をキラキラ照らしてくれるかも知れません。
