■目次
民泊施設では無人での運営は可能なのか?
6月15日施行の民泊新法において、無人の運営は可能なのかという点に関して書いていきたいと思います。
結論、
- 本人確認
- 宿泊者名簿を備え、宿泊者の氏名・住所・職業・その他を記載
- 宿泊者に対し、注意事項や設備の使い方の説明(外国人なら外国語で)
この3点が民泊施設において行われれば、無人での対応は可能です。
施行要領には
対面又は対面と同等の手段として以下のいずれも満たす ICT(情報通信技術)を活用した方法等により行われる必要がある。
という下記の記載となっております。
⑷ 宿泊者名簿の備付け(法第8条関係)
① 本人確認の方法等について
・ 国・厚規則第7条第1項柱書に規定する「宿泊者名簿の正確な記載を確保するための措置」として、宿泊行為の開始までに、宿泊者それぞれについて本人確認を行う必要がある。
・ 上記の措置は、対面又は対面と同等の手段として以下のいずれも満たす ICT(情報通信技術)を活用した方法等により行われる必要がある。
A 宿泊者の顔及び旅券が画像により鮮明に確認できること。
B 当該画像が住宅宿泊事業者や住宅宿泊管理業者の営業所等、届出住宅内又は届出住宅の近傍から発信されていることが確認できること。
なお、当該方法の例としては、届出住宅等に備え付けたテレビ電話やタブレット端末等による方法が考えられる。
住宅宿泊事業法(民泊新法)ではIOTを使ったチェックインは可能!
つまり施設に入る前にタブレットなどの機械でチェックインを済ませれば合法的に無人での運営が可能となっております。
イメージとしては、玄関前やマンションであればエントランス等にタブレットを置いて対応している下記の動画がわかりやすいかと思います。
動画では、有人施設となっておりますが(笑)、流れとしては、
①ゲストが宿泊約款を読み、同意
②本人情報の入力(今後のアップデートで予約番号を入力したら自動的に本人情報が記載されるそうです)
③パスポートの写真と本人写真の撮影
④コールセンターに繋がり、動画での本人確認(パスポート写真と一緒かどうか)
の4点で進み、最後に⑤鍵番号の共有(スマートロックの場合)となります。
実際のIOTを使ったプロダクト
①MimpakuINN
https://renoful.jp/minpakuin/index.html
《料金体系》 ― 導入50,000円~、月額5,000円~
<一棟プラン>
初期導入費用100,000円
月額基本料金5,000円+部屋数×3,000円
<区分プラン(マンション内の一室など)>
初期導入費用50,000円
月額基本料金5,000円
<戸建プラン>
初期導入費用100,000円
月額基本料金10,000円
★オプション料金(オペレーター対応)
<一室ないし一棟(一部屋として運用)>
月額基本料金5,000円
<二室以上>
月額基本料金3,000円×部屋数
《その他》コールセンター機能もオプションで可能。代表の高田さんは物腰柔らかく柔軟に対応いただける。
②あんしんIOT
https://comm.rakuten.co.jp/houjin/stay/
《料金体系》タブレット台54,000円〜、月額2,500円〜(アカウント1,000円+利用料1,500円)
《その他》6月以降は同社のスマートロックとの連携も可能。
1アカウントで管理すれば複数の宿泊施設がある場合は、利用料の1,500円のみで2施設目以降利用可能。
ご担当の岡崎様はIOT関連の知識がハンパなく、何でも答えてくださる。
③ABCチェックイン
https://www1.airbuyandcheck.com/checkin/
《料金体系》月額2,980円〜
《その他》正直情報があまり拾えていないので後日更新予定。
コストがかかり過ぎる、と判断したあなたへ(奥の手)
なんだかんだ、どのサービスも初期費用5万円ほどと、月額3000円ほどかかってくるものばかり。
少しでも経費を抑えた運営をするのであれば、行政へ確認が必須だが、大阪・東京、島根、長崎、沖縄などを含む割と多くの都道府県では、近隣の有人対応の宿泊施設でのチェックインを認めており、近隣のホテル(オーナーが自分で運営)や簡易宿泊所と提携し宿泊台帳を代わりに記載いただくのもひとつの手。
1回あたりいくらいくらで契約するのも有りだが、そもそもレストランやカフェ併設のホテルであればそこで食事を取る宿泊客も増えるため、お互いにメリットがあるので受け入れられやすい。
民泊の基本的なことをまずサラッと知りたいなら、
民泊の学校さんがわかりやすく網羅的ですのでおすすめです。
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