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LEDライトを当てるだけでメダカの稚魚がメス→オスに!?
鹿児島大学の研究生の発表によると、LEDの緑色の光を稚魚のメダカに当て続けたところ、
性別がメスからオスに変化したと発表がありました!
- 緑色のLEDライトを水面から5cmほどで照射
- メダカのメスの稚魚がオスに
- 確率は15%ほど
- 新たなオスから生まれる子供は全部メス
- メダカに害は無い
具体的には水面からLEDの緑色の光を5 cmほどの距離から照射したところ、
メスの個体にオスのみ現れる精巣を確認することができたとのこと。
実験概要
本研究では、性分化期に緑色のLED光を照射すると、ジェノタイプの雌において雌雄の性転換による精子の産生が誘導されることを見出し、動物において初めて特定の波長の照射が可能であることを示した。
引用元:nature.com
実験に使われたのは、一般家庭にもあるような、東芝製の緑色のLEDでした。
ちなみに勿論白色のLEDライトでは性転換は起きませんでした。
どのくらいの確立でメス→オスになるのか
野生では、メダカの雌から雄への性転換の頻度は日本(北部および南部の人口)、中国、および西と東の韓国で0.98%です。
この研究で得られたHd-rRII1株の雌から雄への性転換率(15.9%)は、野生集団で観察されたものよりはるかに高かった。
引用元:nature.com
稚魚状態のメスメダカに緑色のLEDを照射したところ、
15.9%の確率でオスメダカになったとのこと。
7匹に1匹ほどの確率で性転換が起こるのは高確率ですね!
また実験では、水温が高温の時に引き起こされやすいことがわかっています。
新型のオスから生まれる子供は全てメス
画像引用元:nature.com
「新型のオス(neo-male)」と呼ばれるのこの個体から
さらに「新型のオス」と普通のメスを交配させたところ、生まれた子どもは全てメスでした。
今後、この技術に期待されること
メダカだけでなく、ほかの生物にも適応されることも目論見としてあります。
特定の波長の光を照射することで、メス→オスになるのであれば、
性ホルモンを使用するよりも安全で費用がかからない新しい性転換システムとなる可能性があります。
貴重な絶滅危惧種などに対してもこの技術が使えるのであれば、健全な保護ができますね。
おまけ→技術が進歩すれば、、
現在はまだ、この緑色のLEDライトを照射して、メス→オスになった新しいオスは、
自身で性交をメスに対して行わないそうです。
これが行動解析により新しいオスも性交するようになれば、自宅で飼っている稚魚メダカがもし全てがメスで、繁殖をさせたい場合、
半分ほどのメダカを別水槽に分けて、緑色のLEDライトを照射すれば、7匹ほどに当てれば1匹はオスになる可能性がありますので、繁殖にひと役買いますね!
現在様々なブランドメダカがおり、
参考記事はこちら!
そのブランドを保つ為に余計な別メダカの血を入れたく無いときに重宝しそうですね!
まとめ
- 緑色のLEDライトを水面から5cmほどで照射
- メダカのメスの稚魚がオスに
- 確率は15%ほど
- 新たなオスから生まれる子供は全部メス
- メダカに害は無い
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