メダカの卵は水道水をそのまま入れた別水槽で育てよう!
水草に産み付けられたメダカの卵から稚魚が孵る確率を上げる為に必要なこと、それは
- 親メダカと隔離すること
- 卵にカビを生えさせないこと
です。
今回は、後者の卵にカビを生えさせない為に取るべき簡単なアクションをご紹介します。
それは、
- 卵を採取する際に一つ一つバラけさせて隔離・管理すること
- 水道水を入れた容器に卵を入れることと毎日水道水で水の交換を行うこと
で、実は水道水(カルキがそのまま入った水)がメダカの卵にとってカビが生えない、いい環境を作ることがわかっております。
今回はせっかくのメダカの卵にカビが生えてしまってダメになってしまう人や、なかなか赤ちゃんが孵化してこない、、
という人の為に参考になれば幸いです!
ちなみに、卵が孵らない原因のひとつで親メダカが自分の卵を食べてしまうこともあるのですが、
親メダカと隔離する為の記事はこちらにも記載しております。
※もちろん親メダカだけでなく、淡水エビやタニシなどの同じ水槽で飼っている貝類とも隔離しましょう。
卵を採取する際に一つ一つバラけさせて隔離・管理すること
まず大事な作業になってくるのが、こちらです。
1回の産卵の一緒にくっついている4〜6個の卵をそのまま別の水槽に移してしまうと、
そのなかのひとつにもカビが生えてしまうと、それ以外の周りの無害な卵たちも巻き込んでカビが繁殖してしまい、
こうなってしまうともう赤ちゃんが孵化することは残念ながらありません。。
別の水槽に移す際は面倒ですが、必ず卵をひとつひとつバラけさせて移してあげるようにしましょう。
この作業は素手で行っても全く問題ありません。
指の腹でこするようにしてバラけさせてあげましょう。
メダカの卵は意外と硬く、まるで数の子のようにコリコリとしているので、ある程度強くこすっても大丈夫です。
ひとつひとつばらけさせたら別水槽の中に離して配置していきましょう。
水道水を入れた容器に卵を入れること・毎日水道水で水の交換を行うこと
メダカの卵にカビが生えてしまっていつまでたっても稚魚が生まれてこない、、
なんて経験をした人も多いと思います。残念ながらカビの生えてしまった卵から稚魚が孵ってくることはありません。
そこで大事なのが、
- 水道水で満たされた容器に採取した卵を投入すること
- 日々水道水でメダカの卵水槽の水換えを行うこと
です。
そもそもなぜ卵にカビが生えてしまうのか、なのですが
これはメダカの卵にも有精卵と無精卵(白っぽくなっている卵ですね)があり、
無精卵に関しては全く有機物が含まれず、細菌に対する抵抗力が全くない為、カビなどを発生させやすく、
そのままカビ菌の餌食になってしまうのです。
この無精卵についたカビが他の有精卵にも付着して元気だった卵も一緒になって腐ってしまうのです。
ですが、水道水に含まれるカルキ(細菌を殺す働きをする)を定期的に注いであげるだけで、カビが発生してくる頻度は激減します。
ただし、メダカの稚魚が卵から孵ったらカルキ抜きをした水で水交換をしてあげてください。
まとめ
今回は、卵にカビを生えさせない為に取るべき簡単なアクションをご紹介しました。
- 卵を採取する際に一つ一つバラけさせて隔離・管理すること
- 水道水を入れた容器に卵を入れることと毎日水道水で水の交換を行うこと
でした。
卵を分離させて、水道水で管理してカビの繁殖を防ぎましょう。
ただし、屋内水槽で陽が当たらないジメジメとしたところに水槽を置いておくとカビの繁殖は防げない場合もあります。
なかなか発生するカビを防げない場合は、市販の消毒液の『メチレンブルー』をワンスポイト分入れてあげることも効果的です。
また、親メダカや他の淡水魚・エビ・貝などど同居させててもメダカの卵を食べてしまうことがあります。
こちらにも記載しておりますが、他の個体とは水槽を分けて育ててあげることにしましょう。
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