「親が突然倒れて、通帳がどこにあるかわからない。口座の名義変更だけで2ヶ月かかった——」
これ、他人事じゃないんです。実は私の父が脳梗塞で倒れたとき、まさに同じことが起きました。元気なうちに聞いておけばよかった、と何度思ったか。



この記事では、相続・遺言・エンディングノートの準備を「何から始めるか」「何を書けばいいか」「どんな手続きが必要か」に分けて、実体験をもとにわかりやすく解説します。
- 相続の基本(誰が何を受け取るか・法定相続分)
- 遺言書の種類(自筆証書遺言・公正証書遺言)と作り方
- エンディングノートの書き方・何を書くべきか
- 相続税の基礎知識と節税対策(暦年贈与・NISA活用)
- 親が元気なうちに確認しておくべき10のこと
- 相続手続きの流れと専門家への相談タイミング
■目次
相続の現実:準備ゼロで起きた「3つの後悔」
まず正直に話します。父が入院したとき、私の家族は相続の準備が何もできていませんでした。その結果、次の3つの問題が起きました。

後悔①:通帳・印鑑の場所がわからず手続きが2ヶ月以上かかった
父の銀行口座は全部で6つありました。でも通帳がどこにあるかを誰も知らない。引き出しを全部ひっくり返して探して、見つかったのは3つ。残り3つは銀行の窓口で「本人が来ないと対応できません」と言われ、成年後見制度を使うことを検討する羽目に。


後悔②:兄弟3人で遺産の取り分をめぐってぎこちなくなった
父は遺言書を残していませんでした。「均等に分けよう」と言いながら、実家の土地をどうするか、生前に長男がもらっていたお金をどう扱うかで話し合いが難航。最終的には円満に解決しましたが、半年ほどは3兄弟の仲がぎこちない状態が続きました。

後悔③:相続税の申告期限(10ヶ月)に間に合わなかった
「相続税がかかるのは資産家だけ」と思っていたら、実家の土地評価額が想像より高く、相続税の申告が必要なケースでした。しかも申告期限は死亡から10ヶ月。税理士を探して依頼するのにバタバタして、期限ギリギリになってしまいました。延滞税こそ免れましたが、本当にヒヤヒヤした。


まず知っておく:相続の基本ルール
準備を始める前に、相続の基本的なルールを頭に入れておきましょう。難しい法律用語は使わず、図解感覚で説明します。


法定相続人と法定相続分の早見表
| 配偶者 | その他の相続人 | 配偶者の割合 | その他の割合 |
|---|---|---|---|
| あり | 子ども | 1/2 | 1/2(子ども全員で等分) |
| あり | 父母(子なし) | 2/3 | 1/3(父母で等分) |
| あり | 兄弟姉妹(子・父母なし) | 3/4 | 1/4(兄弟全員で等分) |
| なし | 子ども | — | 全員で等分 |

「遺産分割協議」とは何か
法定相続分はあくまで「目安」です。相続人全員が同意すれば、どんな割合にしても問題ありません。この話し合いを「遺産分割協議」と呼びます。
協議でまとまらない場合は、家庭裁判所の調停・審判に持ち込まれます。これが長引くと数年かかることもあり、弁護士費用も膨大になります。


相続の知識を学ぶ
相続の基本を体系的に学ぶには、わかりやすい解説書を手元に置いておくのがおすすめです。税理士・弁護士が監修した本で、図解が多くてスムーズに理解できます。
準備方法①:遺言書を作る(最も効果が大きい)
相続トラブルを防ぐ最強の手段が遺言書です。「自分には財産がないから必要ない」と思いがちですが、不動産(実家・土地)を持っている場合は特に重要です。

自筆証書遺言:手軽・無料・でも注意点あり
自筆証書遺言は、全文・日付・署名・押印を自筆で書くだけのシンプルな方式です。費用はゼロ。いつでも自分で作れます。
・全文を自分の手書きで書く(PCで作成したものはNG)
・日付を具体的に書く(「〇年〇月吉日」はNG・無効になる)
・氏名を署名する
・押印する(認印でも可・ただし実印推奨)
・財産目録はPC作成もOK(ただし各ページに署名押印が必要)
2020年から「法務局による自筆証書遺言書保管制度」が始まり、法務局で保管してもらえるようになりました。手数料は3,900円。自宅保管の紛失・偽造リスクを避けられます。


公正証書遺言:確実性が高く・偽造不可
公正証書遺言は、公証人(国家資格)の前で遺言内容を述べ、公証役場で作成する方式です。費用は財産総額によって異なりますが、目安は3〜10万円程度。
| 比較項目 | 自筆証書遺言 | 公正証書遺言 |
|---|---|---|
| 費用 | 無料(法務局保管は3,900円) | 3〜10万円程度 |
| 証人 | 不要 | 2名必要 |
| 偽造リスク | あり | なし(原本は公証役場に保管) |
| 家庭裁判所の検認 | 必要(法務局保管は不要) | 不要 |
| 向いているケース | 財産が少ない・シンプルなケース | 財産が多い・不動産あり・争族リスクあり |

遺言書を作る
自筆証書遺言を作るなら、専用のキット・ガイドブックを使うと書き方の手順が明確でミスを防げます。
準備方法②:エンディングノートを書く
遺言書が「法的な効力を持つ文書」なのに対して、エンディングノートは「家族に伝えたいことを自由に書くノート」です。法的効力はありませんが、遺言書には書けない細かな情報を残せるのが魅力。


エンディングノートに書くべき7つの項目
| カテゴリ | 書くべき内容 | 重要度 |
|---|---|---|
| 💰 財産・口座情報 | 銀行名・口座番号・通帳の保管場所・証券口座・保険証書 | ★★★(最重要) |
| 🔑 不動産情報 | 土地・建物の場所・権利証の保管場所・ローン残高 | ★★★(最重要) |
| 🏥 医療・介護の希望 | 延命治療の意向・介護施設の希望・かかりつけ医 | ★★★(最重要) |
| ⛩️ 葬儀・お墓の希望 | 葬儀の規模・宗派・お寺との関係・散骨の希望 | ★★(重要) |
| 📱 デジタル資産 | SNSアカウント・電子マネー残高・サブスクの解約方法 | ★★(重要) |
| 👥 連絡先リスト | 伝えるべき親戚・友人・会社・かかりつけ病院の連絡先 | ★★(重要) |
| 💌 家族へのメッセージ | 感謝の言葉・子ども・孫へのメッセージ | ★(気持ち次第) |



エンディングノートを書く
書き込み式のエンディングノートを使えば、何を書けばいいか迷わずに進められます。項目が整理されているので、漏れなく情報を残せます。
エンディングノートの保管場所と共有方法
エンディングノートを書いても、家族が存在を知らなければ意味がありません。
・保管場所は配偶者または信頼できる家族1人に伝える
・「引き出しの〇〇にエンディングノートがあること」を会話の中で自然に伝える
・銀行の貸金庫はNG(緊急時に取り出せない可能性がある)
・デジタルコピーをクラウドに保存する場合は、ログイン情報も伝える

準備方法③:相続税の基礎知識を把握する
「相続税は金持ちだけの話」というのは昔の話。2015年の法改正以降、基礎控除が引き下げられたことで、都市部の不動産を持っている家庭は相続税がかかるケースが増えています。


相続税の基礎控除の計算例
| 法定相続人の数 | 基礎控除額 | 備考 |
|---|---|---|
| 1人(配偶者のみ) | 3,600万円 | 配偶者控除で大幅に軽減されるケースが多い |
| 2人(子ども1人等) | 4,200万円 | 都市部の不動産持ちは要確認 |
| 3人(子ども2人等) | 4,800万円 | — |
| 4人(子ども3人等) | 5,400万円 | — |
節税対策①:暦年贈与(毎年110万円まで非課税)
最もシンプルな節税対策が「暦年贈与」です。1人につき年間110万円以内の贈与は、贈与税がかかりません。つまり、子ども2人に毎年110万円ずつ贈与すると、年間220万円を非課税で渡せます。

2024年から、死亡前7年以内の贈与は相続財産に加算されるようになりました(以前は3年)。早めに始めることが節税効果を高める鍵です。また、税制は毎年変わるため、税理士への相談を強くおすすめします。
節税対策②:生命保険の非課税枠を活用
生命保険の死亡保険金には、「500万円×法定相続人の数」という非課税枠があります。子ども2人なら1,000万円まで非課税。現金でそのまま相続させるより有利になるケースが多いです。


節税対策③:NISA口座の相続
NISAの非課税枠は相続されません(相続後は特定口座に移ります)が、積み立てている間は運用益に税金がかからないため、生前に資産を増やしておくという点では節税に貢献します。

準備方法④:親が元気なうちに確認しておく10のこと
私が一番後悔しているのは、ここです。父が元気なうちに聞けたことがたくさんあったのに、「そのうち聞けばいいか」とズルズル先延ばしにしてしまいました。

絶対に確認しておくべき10のこと
| No. | 確認事項 | なぜ重要か |
|---|---|---|
| 1 | 銀行口座の一覧(銀行名・支店・口座番号) | 知らないと相続手続きが何ヶ月も遅れる |
| 2 | 通帳・印鑑・権利証の保管場所 | いざというとき家中をひっくり返す羽目になる |
| 3 | 保険の加入状況(生命保険・医療保険・火災保険) | 請求期限(3年)が過ぎると受取れなくなる |
| 4 | 不動産の場所・ローン残高・名義 | 名義変更(相続登記)は義務化された |
| 5 | 株式・投資信託・証券口座の有無 | 名義変更に手間と時間がかかる |
| 6 | 借金・ローン・保証人になっていないか | 知らずに相続すると負債も引き継ぐ |
| 7 | 延命治療の意向 | 家族が代わりに判断しなければならない |
| 8 | 葬儀・埋葬の希望(規模・宗派・墓) | 本人の意向がわからず、兄弟で揉める原因に |
| 9 | かかりつけ医・服薬リスト | 入院・介護が必要になったとき即座に必要 |
| 10 | 遺言書・エンディングノートの有無と保管場所 | 存在を知らないまま手続きしてしまうケースも |


・「老後の備えを整理してるから教えて」
・「〇〇さん(友人・知人)のご両親が大変だったって聞いて、ウチは大丈夫かなと思って」
・「一緒にエンディングノートを書こうよ」(親のものを一緒に書く)
・「銀行口座ってどこに持ってるんだっけ?」(軽い質問から始める)
準備方法⑤:相続手続きの流れを把握する
実際に相続が発生したとき、何をどの順番でやるか知っておくだけで、かなり落ち着いて動けます。

相続発生後の主な手続きタイムライン
| 期限 | やること | 窓口・担当 |
|---|---|---|
| 死亡後7日以内 | 死亡届の提出・火葬許可証の取得 | 市区町村役場 |
| 死亡後3ヶ月以内 | 相続放棄・限定承認の申述(負債がある場合) | 家庭裁判所 |
| 死亡後4ヶ月以内 | 準確定申告(故人の所得税申告) | 税務署 |
| 死亡後10ヶ月以内 | 相続税の申告・納付 | 税務署(税理士に依頼推奨) |
| 2027年4月までに | 相続登記(不動産の名義変更)※義務化 | 法務局(司法書士に依頼推奨) |


専門家への相談タイミング
全部を自分でやる必要はありません。以下のケースでは専門家への相談を強くおすすめします。
・税理士:相続税がかかりそうな場合(財産総額が基礎控除を超える)
・司法書士:不動産の名義変更(相続登記)が必要な場合
・弁護士:相続人同士で意見が対立している場合・遺産分割協議が難航している場合
・行政書士:遺産分割協議書の作成・各種相続書類の取り寄せを代行してほしい場合

失敗事例から学ぶ:よくある相続トラブル5選
実際に相続で起きやすいトラブルを、具体的なエピソードと対策で紹介します。

トラブル①:長男が全部もらえると思っていた問題
「長男が家を継ぐ」という慣習があっても、法律上は相続人全員が平等な権利を持ちます。遺言書がなければ長男が自動的に多くもらえるわけではありません。
対策:遺言書で明確に「誰に何を渡す」と指定する。または生前に家族全員で話し合い、合意を書面に残す。


トラブル②:知らない借金が出てきた問題
親が亡くなった後に、知らなかった借入金や連帯保証人になっていたことが発覚するケースがあります。相続開始から3ヶ月以内に相続放棄しないと、この負債も引き継ぎます。
対策:親の生前に「借金・ローン・保証人の有無」を必ず確認する。万が一のために弁護士への相談を早めに行う。

トラブル③:生前贈与が「特別受益」として問題になった
生前に親から住宅購入資金を援助してもらった子どもがいる場合、他の兄弟から「その分を差し引くべき」という主張が出ることがあります(特別受益)。
対策:生前贈与をするときは、他の相続人に事前に周知するか、遺言書で「この贈与は特別受益として計算しない(持戻し免除)」と明記する。


トラブル④:口座が凍結されて当面の生活費が出せなかった
金融機関が死亡を把握した時点で、故人の口座は凍結されます。葬儀費用や当面の生活費を故人の口座から引き出せなくなることがあります。
対策:2019年から「相続預貯金の払い戻し制度」ができ、相続人一人でも1金融機関あたり最大150万円まで払い戻せるようになりました。また、家族が日常的に使えるお金を別途確保しておくことも大切です。

トラブル⑤:相続登記を放置して売れなくなった
不動産の名義変更(相続登記)を放置したまま数十年が経過し、名義が複数の相続人に分散してしまうケースがあります。売却しようとしても相続人全員の同意が必要で、連絡が取れない人がいると動けなくなります。
対策:2024年から相続登記が義務化(相続知得から3年以内)。期限内に申請しないと10万円以下の過料が課されます。

今日からできる!相続準備10ステップチェックリスト
「何から手をつければいいかわからない」という方のために、具体的な10ステップにまとめました。

自分自身の準備(自分が親になるケースも)
ステップ1:財産のリストを書き出す
銀行口座・証券口座・不動産・保険・貴金属など、自分の財産を一覧にする。まずは「何があるか把握する」だけでOK。


ステップ2:エンディングノートを書き始める
市販のエンディングノートを1冊購入して、まず「口座・保険・不動産」の3項目だけ書く。全部埋めようとしないで、少しずつでOK。
ステップ3:遺言書が必要かどうか考える
「不動産がある」「子どもがいる」「特定の人に多く残したい」いずれかに当てはまる場合は遺言書の作成を検討する。
ステップ4:自筆証書遺言を下書きする(または公証役場に相談)
財産が複雑でなければ自筆証書遺言から始める。法務局の保管制度(3,900円)を利用すると安心。

ステップ5:相続税の試算をする
財産総額が基礎控除を超えそうかどうか、概算で確認する。心配な場合は税理士の無料相談へ。
親の相続準備(親に協力してもらう)
ステップ6:親の財産リストを一緒に作る
「老後の整理をしたいから手伝わせて」と声をかけ、銀行口座・保険・不動産の一覧を作る。
ステップ7:通帳・印鑑・権利証の保管場所を確認する
「〇〇はどこにあるか」を一緒に確認して、エンディングノートや手書きメモに記録する。


ステップ8:延命治療・葬儀の希望を確認する
「もしものとき、どうしたいか」を穏やかに話し合う。親の意向を知っておくだけで、いざというとき判断が楽になる。
ステップ9:借金・ローン・保証人の有無を確認する
相続放棄の検討が必要なケースがあるため、マイナス財産の確認も必要。「ローンは全部終わった?保証人になってないよね?」と確認する。
ステップ10:遺言書の有無と保管場所を聞く
「もし遺言書があるなら、どこにあるか教えてほしい」と伝える。万が一見つからなくても、遺言書検索システム(公証役場)で公正証書遺言の有無は確認できる。

よくある質問(FAQ)
Q1. エンディングノートと遺言書、どちらを先に作ればいいですか?
A. エンディングノートから始めることをおすすめします。
エンディングノートは形式が自由で、財産の整理や家族への気持ちを自由に書けます。これを書きながら自分の財産・希望が整理できると、その後の遺言書作成がスムーズになります。遺言書は法的効力を持つため、慎重に内容を決める必要があります。まずエンディングノートで「何を誰に残したいか」を整理してから、遺言書に落とし込む流れが自然です。

Q2. 遺言書がない場合、相続手続きはどうなりますか?
A. 相続人全員で「遺産分割協議」を行い、全員の合意が必要になります。
一人でも同意しない相続人がいると協議が進みません。その場合は家庭裁判所の調停・審判を経ることになり、数ヶ月〜数年かかることもあります。遺言書があれば、原則として遺言書の内容に従って分配されます(遺留分の侵害がない限り)。
Q3. 相続税がかかるかどうか、自分で調べる方法はありますか?
A. 財産の概算を出して、基礎控除と比べてみましょう。
「不動産の路線価(国税庁のサイトで確認)」「預貯金・株式の合計」「生命保険・退職金(非課税枠あり)」を足した金額から、「3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数」を引いてみてください。プラスになれば相続税がかかる可能性があります。その場合は税理士への相談が必要です。


Q4. 親に「遺言書を書いてほしい」とどう切り出せばいいですか?
A. 「自分も書いてるから、一緒に確認しよう」という誘い方が最も受け入れられやすいです。
「遺言書を書いてくれ」と直接言うと、縁起が悪いと感じる親もいます。「自分のエンディングノートを書いていたら、お父さんのこともちゃんとしておきたいなと思って」という切り出し方が自然です。また、「友人の親が相続で大変だったという話を聞いた」など第三者の事例を使うと話を切り出しやすくなります。
Q5. 相続放棄はどのくらいの期間内に決断しなければいけませんか?
A. 相続の開始を知った日から3ヶ月以内です。
原則として「死亡日から3ヶ月」ですが、「自分が相続人であることを知った日」を起算点とするケースもあります。期間内に決断できない場合は、家庭裁判所に期間の延長を申請できます(正当な理由が必要)。負債が多い可能性があるなら、できるだけ早く弁護士・司法書士に相談することを強くおすすめします。

Q6. 相続税の申告は自分でできますか?それとも税理士に頼むべきですか?
A. 財産が複雑でなければ自分でもできますが、不動産がある場合や財産総額が大きい場合は税理士に依頼することを強くおすすめします。
相続税の申告は複雑で、誤りがあると加算税・延滞税が発生します。税理士費用は財産総額の0.5〜1%程度が目安(最低5〜10万円)。税理士によって節税額が大きく変わるケースもあるため、複数の税理士に見積もりを取ることをおすすめします。
Q7. 「争族」を防ぐために一番効果的な方法は何ですか?
A. 「遺言書」と「生前の家族会議」の2つが最も効果的です。
遺言書で分配を明確にし、生前に家族全員で「なぜそう決めたか」の背景を共有しておくと、遺言書の内容への理解と納得が得られやすくなります。遺言書は「誰が何を受け取る」という事実だけでなく、「長男に実家を任せる理由」「長女への気持ち」なども付言事項として書けます。このメッセージが家族のわだかまりを解くことがあります。

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まとめ:「今日だけ」動けば、家族の10年が変わる
相続の準備は、やらないと何も変わらないけど、動き始めると思った以上にスムーズに進みます。

この記事でお伝えした10ステップをまとめます。
- ステップ1:自分の財産リストを書き出す
- ステップ2:エンディングノートを書き始める
- ステップ3:遺言書が必要かどうか考える
- ステップ4:自筆証書遺言を下書き(または公証役場に相談)
- ステップ5:相続税の試算をする
- ステップ6:親の財産リストを一緒に作る
- ステップ7:通帳・印鑑・権利証の保管場所を確認する
- ステップ8:延命治療・葬儀の希望を確認する
- ステップ9:借金・保証人の有無を確認する
- ステップ10:遺言書の有無と保管場所を聞く



相続・遺言・エンディングノートの準備は、「自分のため」でもあり、「家族のため」でもあります。ぜひ今日から、できることから始めてみてください。
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