「絵が描けたら楽しそうだけど、自分には絵心がないから無理」「学生のとき図工の成績は2だった」「棒人間しか描けない」
これ、全部かつての私のことです。むしろ私は「絵を描く=才能のある人だけがやること」だと、30年以上ずっと思い込んでいました。

結論から先に言います。絵心は「才能」ではなく「観察」と「練習」です。そして、上手に描けるようになる前から、絵を描くこと自体はめちゃくちゃ楽しい趣味になります。
私は絵心ゼロの状態から始めて、今では毎日10分でも何かしら描かないと物足りないくらいになりました。スマホをいじってダラダラ過ごしていた夜の時間が、今は「今日は何描こうかな」というワクワクの時間に変わっています。
この記事では、絵心ゼロだった私が実際にやってよかった「絵・イラストを描く趣味の始め方」を10個、痛い失敗談も含めて全部まとめました。


- 「絵心は才能じゃない」が本当である理由と、最初に持つべきマインドセット
- アナログ(鉛筆・色鉛筆)とデジタル(iPad・液タブ)の選び方
- 絵心ゼロでも上達する「模写・トレース」の王道ステップ
- 無料で学べるYouTube・お絵描きアプリ・オンライン講座の使い方
- SNSやコミュニティでモチベーションを保ち、毎日描くのが楽しくなるコツ
■目次
- 大前提:絵心は「才能」ではなく「観察」と「練習」です
- 【方法1】まずは「アナログ画材で始める」のが挫折しにくい
- 【方法2】デジタルで始めるなら「iPad or 液タブ」を目的で選ぶ
- 【方法3】最強の上達法「模写・練習を始める」
- 【方法4】手を慣らす最短ルート「トレース」
- 【方法5】無料で学べる「YouTubeお絵描き講座」をフル活用
- 【方法6】描き方を体系的に学ぶ「入門書・オンライン講座」
- 【方法7】SNS投稿でモチベーションを爆上げする
- 【方法8】お絵描きコミュニティ・お題で「描くきっかけ」を作る
- 【方法9】「日常スケッチ」を習慣にして毎日の練習にする
- 【方法10】「うまく描けなくても楽しむ」継続の最終奥義
- 絵を始めるときの「やってはいけない失敗」3選
- よくある質問(FAQ)
- 暮らしに役立つおすすめアイテム
- まとめ:絵は「上手いから楽しい」ではなく「楽しいから続く」
大前提:絵心は「才能」ではなく「観察」と「練習」です
方法の話に入る前に、これだけは伝えさせてください。挫折する人の9割は、技術以前に「マインドセット」でつまずいています。

多くの人が「絵心」という言葉を、生まれつきの才能みたいに使います。でも実際に絵を描く人たちが口をそろえて言うのは、「絵は見たものをどれだけ正確に観察できるかで決まる」ということです。
たとえば、あなたが「コップ」を描こうとして上手く描けないとき。それは手が不器用なのではなく、コップを「コップという記号」で見ていて、実際の形・影・楕円の歪みを「観察していない」だけなんです。


「上手くなってから楽しむ」は永遠に来ない
これも超重要です。「上手くなったら絵を楽しもう」と思っていると、いつまで経っても楽しめません。なぜなら、上達には終わりがないからです。プロのイラストレーターでも「まだ下手だ」と思っています。
だから順番が逆なんです。「下手でも今すぐ楽しむ」→「楽しいから続く」→「続くから自然に上達する」。この順番でしか、絵の趣味は定着しません。
絵を始めるときに必要なのは「画力」ではなく「下手な自分を許す覚悟」。最初の100枚はみんな下手です。それが普通です。
「使う前 → 使った後」で私に起きた変化
具体的に、私自身に起きた変化を数字で残しておきます。
| 項目 | 始める前 | 毎日描くようになった後(約3ヶ月) |
|---|---|---|
| 夜のスマホ時間 | 1日2〜3時間(ダラダラSNS) | 30分(残りは絵の時間に) |
| 描けるもの | 棒人間・歪んだリンゴのみ | 簡単な人物・植物・身近な小物 |
| 1枚にかかる時間 | 描く前に挫折 | 10〜30分で1枚完成 |
| 気持ち | 「自分には無理」 | 「今日は何描こう」とワクワク |

それでは、ここから具体的な10の方法を紹介していきます。順番に試す必要はありません。気になったものから1つ始めてください。
【方法1】まずは「アナログ画材で始める」のが挫折しにくい
これから絵を始めるなら、私は断然「アナログ(紙と鉛筆)スタート」をおすすめします。理由はシンプルで、圧倒的にハードルが低く、すぐ始められるからです。


使う前:いきなりiPadを買って失敗した話
恥ずかしい話ですが、私は最初「形から入ろう」として、いきなりiPadとApple Pencilを買いました。10万円コースです。
結果どうなったか。お絵描きアプリの使い方が分からず、レイヤーって何?ブラシ設定どこ?と調べているうちに、肝心の「絵を描く」前に疲れ果てて、2週間で放置しました。10万円が、ほぼ動画視聴用タブレットになりました。

使った後:100円の鉛筆とノートで毎日描けるようになった
仕切り直して、私が次にやったのは「家にあった鉛筆とコピー用紙」で描くことでした。たったこれだけ。すると不思議なもので、「どうせ落書きだし」という気軽さから、毎日描けるようになったんです。
アナログで最初にそろえるべきものは、本当にこれだけで十分です。
アナログ画材で最初にそろえるもの
上の色鉛筆セットは、私が「鉛筆だけだと飽きてきたな」と思ったタイミングで買い足したものです。最初は鉛筆1本でいいですが、色を塗れると一気に楽しさが倍増します。安いセットで十分なので、まず12〜24色くらいから始めるのがおすすめです。
| 道具 | 目安価格 | 優先度 |
|---|---|---|
| 鉛筆(HB・2Bなど) | 100〜300円 | ★★★ 必須 |
| コピー用紙 or 落書き帳 | 100〜500円 | ★★★ 必須 |
| 練り消し・消しゴム | 100〜400円 | ★★☆ あると便利 |
| 色鉛筆(12〜24色) | 500〜2,000円 | ★★☆ 慣れてから |
| スケッチブック | 300〜800円 | ★☆☆ お好みで |

高級な画材は「もったいなくて描けない」という逆効果を生みます。最初は「いくら失敗してもいい安い紙」を大量に使うのがコツ。良い紙は上達してからのご褒美にしましょう。
【方法2】デジタルで始めるなら「iPad or 液タブ」を目的で選ぶ
「いやいや、自分はデジタルで描きたいんだ」という人もいますよね。SNSにきれいに投稿したい、修正が簡単な方がいい、という人にはデジタルも全然アリです。ただし、選び方を間違えると私のように10万円を無駄にします。


デジタル画材の比較:iPad vs 液タブ vs 板タブ
| 種類 | 価格目安 | 特徴 | こんな人向け |
|---|---|---|---|
| iPad+ペン | 5〜15万円 | これ1台で完結。寝転んでも描ける | 手軽さ重視・外でも描きたい |
| 液タブ(液晶タブレット) | 2〜10万円+PC | 画面に直接描ける。本格的 | 将来ガチでやりたい・PCがある |
| 板タブ(ペンタブレット) | 5,000〜2万円+PC | 手元の板で描き画面を見る。安い | まず安く試したい・コスパ重視 |

正直な結論:迷うならまずアナログ、デジタルなら板タブで小さく試す
私の正直な意見を書きます。「絵が続くか分からない」段階で10万円のiPadを買うのは、リスクが高すぎます。
おすすめの順番はこうです。①アナログで1ヶ月続く →②続いたら5,000円台の板タブを試す →③それでも物足りなくなったらiPadや液タブへ。この順番なら、無駄なお金が一切出ません。

【方法3】最強の上達法「模写・練習を始める」
マインドと道具が決まったら、いよいよ描く番です。絵心ゼロの人が最初にやるべき練習は、ハッキリしています。それは「模写(もしゃ)」です。模写とは、お手本の絵や写真を見ながら、それを真似して描くことです。

なぜ模写が効くのか
模写が効く理由は、冒頭の「観察」の話につながります。お手本を真似しようとすると、否が応でも「この線はどこから始まってるか」「この影はどんな形か」を観察することになります。つまり、模写は「観察の筋トレ」なんです。
白紙からオリジナルを描こうとすると、観察する対象がないので、頭の中の「記号」を描いてしまいます。だから上達しません。お手本があると、現実の形を見る目が育ちます。
使う前:何を描いていいか分からず固まっていた
始めたばかりの頃、私は「さあ描こう」と紙を広げても、何も描けませんでした。白い紙を前に5分固まって、結局スマホを触る。これを何度も繰り返しました。

使った後:好きな絵を1枚模写したら、世界が変わった
転機は、好きな漫画のワンシーンを「ただ真似して描いてみた」ことでした。最初は全然似てない。でも、描き終わったとき「あ、自分でも形になるものが描けた」という小さな達成感があったんです。これが続ける原動力になりました。
練習を本格的に始めるなら、上のようなスケッチブックが1冊あると気分が上がります。「練習専用ノート」を1冊決めると、後で見返したときに自分の成長が一目で分かって、これがまたモチベーションになります。私は1冊目を今でも宝物として取ってあります。
初心者向け・模写の練習ステップ
- 身近な「もの」から始める:マグカップ、ペットボトル、リモコンなど、家にある単純な形のものを見て描く
- 好きな絵を1枚選んで真似する:漫画・イラスト・写真、何でもOK。好きなものほど続く
- 細部より「全体の形(シルエット)」を先に取る:いきなり目や指から描かず、大きな塊から
- 1日1枚、10分でいいから続ける:量が質に変わる。最初の30枚は練習と割り切る
模写は「丸パクリ」と思われがちですが、練習目的の模写は上達のための正攻法です。ただし、他人の絵を模写したものを「自分のオリジナル作品」としてSNSに投稿するのはNG。模写は練習、投稿はオリジナル、と分けて考えましょう。
【方法4】手を慣らす最短ルート「トレース」
「模写すら難しい……」という超初心者の方に、もっと簡単な入り口があります。それが「トレース」です。トレースとは、お手本の上に薄い紙を重ねて、線をなぞって描くことです。


トレースで身につく「線を引く感覚」
絵が苦手な人の多くは、そもそも「思った通りの線を引く」ことができません。まっすぐな線、なめらかな曲線、これが意外と難しい。トレースは、お手本の線をなぞることで、「きれいな線とはどういう動きで引かれているか」を手に覚え込ませます。
やり方は簡単です。スマホやタブレットに好きなイラストを表示して、その上に薄いコピー用紙を乗せ、透けて見える線をなぞるだけ。デジタルなら、お手本を下のレイヤーに置いて、上のレイヤーでなぞります。
トレースも「練習用」なら問題ありませんが、他人の絵をトレースしたものをSNSに投稿・販売するのは著作権侵害になります。練習はあくまで自分の手元だけで。投稿するなら、フリー素材や自分で撮った写真をトレースしましょう。

【方法5】無料で学べる「YouTubeお絵描き講座」をフル活用
独学で一番強い味方が、YouTubeです。今は本当にありがたい時代で、プロのイラストレーターが描き方を無料で丁寧に教えてくれます。教材費ゼロで、これを使わない手はありません。

YouTubeで学ぶときのコツ
ただ動画を「見る」だけだと上達しません。コツは、動画を一時停止しながら「一緒に手を動かす」ことです。受け身で見るのと、実際に真似して描くのとでは、身につき方が10倍違います。
検索するときは、こんなキーワードがおすすめです。
- 「絵 初心者 描き方 講座」
- 「イラスト 顔 描き方 簡単」
- 「お絵描き 上達 練習方法」
- 「○○(描きたいもの)描き方」


無料お絵描きアプリで始める
デジタルで描くなら、最初から有料アプリを買う必要はありません。無料でも十分高機能なアプリがそろっています。
| アプリ名 | 料金 | 特徴 |
|---|---|---|
| アイビスペイント | 無料(広告あり) | スマホでも使える定番。初心者人気No.1 |
| メディバンペイント | 無料 | PC・スマホ両対応。素材が豊富 |
| CLIP STUDIO PAINT | 有料(体験版あり) | プロ御用達。慣れてきたら定番 |
| Procreate(iPad専用) | 買い切り(手頃) | iPadで描くならこれ。直感的 |

【方法6】描き方を体系的に学ぶ「入門書・オンライン講座」
YouTubeは断片的な知識になりがちです。「もっと体系的に、順序立てて学びたい」と思ったら、入門書やオンライン講座の出番です。1冊の本には、無料動画では得にくい「全体の流れ」があります。


入門書を選ぶときのポイント
上のような入門書を選ぶとき、私が大事にしているポイントは3つです。
- 自分が描きたいジャンルに合っているか:人物・動物・風景・キャラなど、目的別に本を選ぶ
- 図解が多く、文字が少ないか:絵の本は「見て真似する」もの。文章が多すぎる本は挫折しやすい
- 「初心者向け」と明記されているか:いきなり上級者向けを買うと、用語が分からず心が折れる
使う前:YouTubeだけで知識がバラバラだった
YouTubeばかり見ていた頃、私の知識は「顔の描き方は知ってるけど、体のバランスは分からない」みたいに、穴だらけでした。ピースが繋がらないんです。
使った後:1冊やり込んだら「描く順番」が分かった
入門書を1冊、最初から最後まで真似してやり込んだとき、初めて「アタリ(下書きの目安線)を取る→大きな形→細部」という描く順番が体に入りました。これが分かると、白紙への恐怖がぐっと減ります。

【方法7】SNS投稿でモチベーションを爆上げする
絵の趣味を続ける最大の燃料は、間違いなく「人に見てもらうこと」です。具体的にはSNS(X・Instagramなど)に描いた絵を投稿することです。


下手でも投稿していい理由
SNSに投稿すると、3つのいいことがあります。1つ目は「いいね」がつくと単純にうれしくて、また描きたくなること。2つ目は「投稿する」という締め切りができて、ダラダラしなくなること。3つ目は、過去の投稿を見返すと自分の成長がハッキリ分かることです。
「上手くなってから投稿しよう」だと、やっぱり永遠に投稿できません。下手な今の絵こそ、後で見返したときに一番価値が出ます(「昔はこんなに下手だったんだ」と成長を実感できる)。
投稿が怖い人へのステップ
- まずは鍵アカウント(非公開)で自分用に投稿:誰にも見られない安心感から
- 慣れたら「練習垢」を公開で作る:本アカと分けると気楽。フォロワー0でもOK
- #お絵描き #練習中 などのタグをつける:同じ初心者仲間とつながれる
- 他の初心者の投稿に「いいね」する:応援し合う関係が、続ける力になる

【方法8】お絵描きコミュニティ・お題で「描くきっかけ」を作る
「何を描けばいいか分からない問題」を解決してくれるのが、お絵描きコミュニティや「お題(テーマ)」企画です。世の中には、絵を描く人が集まる場や、毎日お題が出る企画がたくさんあります。


描くきっかけをくれる仕組み
- 毎日のお題企画:「今日のテーマは○○」と出るので、ネタに困らない
- ○日間チャレンジ:30日チャレンジなど。完走を目標にすると続く
- イラスト投稿サイト:他の人の作品を見て刺激をもらえる
- オンラインのお絵描き仲間:一緒に描く配信などで、孤独感がなくなる
一人で黙々と描くのが好きな人もいますが、多くの人にとって「仲間がいること」「描く理由があること」は、継続の決め手になります。

【方法9】「日常スケッチ」を習慣にして毎日の練習にする
上達の近道は、特別な練習時間を取ることよりも、「日常の中に描く瞬間を埋め込む」ことです。私が一番効果を感じたのが「日常スケッチ」、つまり身の回りのものをサッと描く習慣です。

日常スケッチが続く理由
日常スケッチがいいのは、「わざわざ描く時間を作らなくていい」点です。机に向かって「さあ練習するぞ」と気合を入れると続きません。でも、コーヒーを飲みながら3分、目の前のカップを描くだけなら、誰でも続けられます。
しかも、身の回りのものを描くと「観察力」がぐんぐん育ちます。いつも見ているはずのものを、いざ描こうとすると「あれ、取っ手ってこんな形だっけ?」と気づく。この「気づき」こそが上達の正体です。
使う前 → 使った後の変化
| 項目 | 日常スケッチを始める前 | 習慣にした後 |
|---|---|---|
| 練習頻度 | 週1回、気が向いたとき | ほぼ毎日(3分〜) |
| ものの見え方 | 「ただのコップ」 | 「光が当たって影がこうできてる」 |
| 外出時の楽しみ | 特になし | 「あれ描きたい」が増えた |


【方法10】「うまく描けなくても楽しむ」継続の最終奥義
最後の方法は、技術ではなく心構えです。でも、これが10個の中で一番大事かもしれません。それは「うまく描けなくても、楽しむことを最優先にする」ということです。

失敗談:上達に焦って一度やめかけた
始めて1週間くらいの頃、SNSで上手な人の絵を見ては落ち込み、「自分はこんなに下手なのに意味があるのか」と焦りました。「早く上達しなきゃ」と義務感で描くようになり、急に楽しくなくなったんです。
そんなとき、ある言葉に救われました。「絵は、上手いから楽しいんじゃない。楽しいから描くんだ」。比べる相手は他人じゃなくて、昨日の自分でいいんだと気づいてから、また楽しく描けるようになりました。
・他人と比べない(比べるなら過去の自分と)
・「上手い絵」より「楽しい時間」を目的にする
・描けない日があってもOK。ゼロにしないことだけ意識
・「下手な絵」を消さずに残す(成長の記録になる)
下手な絵を残しておくと、最高のご褒美になる
私が今やってよかったと思うのは、初期の「下手な絵」を捨てずに全部取ってあることです。3ヶ月前の絵を見ると、自分でも笑ってしまうくらい下手。でも、そのおかげで「こんなに成長したんだ」と実感できます。これが何よりの継続の燃料です。


絵を始めるときの「やってはいけない失敗」3選
私や周りの初心者が実際にやらかした「あるある失敗」をまとめます。先回りして知っておくと、挫折を避けられます。
失敗1:最初に高い画材を全部そろえて満足する
冒頭でも書いた、私の10万円iPad失敗がこれです。道具をそろえると「やった気」になって、肝心の描く行為が止まります。道具は「続いてから」グレードアップが鉄則です。

失敗2:いきなり難しいものを描こうとする
初日から「美少女キャラを完璧に描こう」とすると、100%挫折します。最初はマグカップやリンゴでいいんです。簡単なものから「描けた!」という小さな成功を積むのが、続けるコツです。
失敗3:完璧主義で1枚に時間をかけすぎる
1枚を完璧に仕上げようと何時間もかけると、疲れて「もういいや」となります。最初は「10分で雑に完成させる」を100回のほうが、1枚に5時間かけるより圧倒的に上達します。量が質を作ります。

よくある質問(FAQ)
Q1. 本当に絵心ゼロでも上達しますか?
します。断言します。私自身が図工2の絵心ゼロからのスタートでした。絵は「観察」と「練習量」でほぼ決まります。生まれつきの才能だと思われがちですが、正しい方法でコツコツ続ければ、誰でも「身近なものを描ける」レベルには確実に到達します。プロを目指すかどうかは別として、「趣味として楽しむ」なら才能は一切不要です。

Q2. アナログとデジタル、結局どっちがいいですか?
「絵が続くか分からない初心者」には、まずアナログ(鉛筆と紙)をおすすめします。初期費用が数百円で、機材トラブルもなく、すぐ始められるからです。デジタルは便利ですが、アプリの操作という別の壁があります。アナログで1ヶ月続いて「もっと描きたい」と思ったら、5,000円台の板タブやスマホの無料アプリでデジタルに挑戦する、という順番が無駄がありません。
Q3. 1日どのくらい練習すればいいですか?
最初は「1日10分」で十分です。むしろ大事なのは時間の長さより「毎日続けること」。10分でも毎日描けば、1ヶ月で300分。週末に一気に5時間描いて燃え尽きるより、毎日10分のほうが確実に上達し、習慣として定着します。「短くてもいいからゼロの日を作らない」を目標にしてください。

Q4. 何を描けばいいか分からなくなったら?
3つの解決策があります。①身近なもの(マグカップ・ペン・植物)を見て描く、②好きな絵や写真を模写する、③SNSの「お絵描きお題」企画に乗っかる。特にお題企画は「今日はこれを描く」と決まっているので、ネタ切れの悩みが一気に消えます。白紙を前に固まる時間が一番のムダなので、お手本やお題を頼るのは賢い選択です。
Q5. 大人になってから始めても遅くないですか?
全く遅くありません。むしろ大人のほうが「観察する力」や「論理的に理解する力」があるので、効率よく上達できる面もあります。子どもの頃に絵をやめてしまった人が、大人になって再開して上達するケースはたくさんあります。趣味に年齢制限はありません。「始めたいと思った今」が、あなたにとって一番若い瞬間です。

Q6. 模写ばかりしていて、オリジナルが描けるようになりますか?
なります。模写は「引き出しを増やす作業」です。たくさん模写すると「この角度の顔はこう描く」「この影はこうつける」というパターンが頭に蓄積されます。その蓄積を組み合わせることで、自然とオリジナルが描けるようになります。最初からオリジナルを描こうとするより、模写で引き出しを増やしてからのほうが、結果的に早くオリジナルに到達できます。
Q7. お金をかけずに始められますか?
はい、ほぼ無料で始められます。鉛筆と紙は家にあるもので十分。学ぶのはYouTubeで無料。デジタルがよければスマホに無料アプリ(アイビスペイントなど)を入れればOK。発表の場もSNSは無料です。つまり「鉛筆1本とスマホ」があれば、追加費用ゼロで絵の趣味は始められます。お金は「続けたくなってから」かければ十分です。

暮らしに役立つおすすめアイテム
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まとめ:絵は「上手いから楽しい」ではなく「楽しいから続く」

今回ご紹介した「絵・イラストを描く趣味を始める方法10選」を、もう一度まとめます。
- アナログ画材で始める:鉛筆と紙なら数百円で今日から
- デジタルは目的で選ぶ:迷うなら板タブやスマホ無料アプリで小さく試す
- 模写で観察力を鍛える:お手本を真似るのが最強の上達法
- トレースで手を慣らす:線を引く感覚を体に覚えさせる
- YouTubeで無料で学ぶ:一時停止しながら一緒に描く
- 入門書で体系的に学ぶ:1冊をやり込んで描く順番を掴む
- SNSに投稿する:下手でもOK。見てもらうのが続ける燃料
- コミュニティ・お題を使う:「何を描くか問題」を解決
- 日常スケッチを習慣に:身の回りのものを3分で描く
- うまく描けなくても楽しむ:比べるのは昨日の自分だけ


絵心ゼロだった私が毎日描くのが楽しくなったのは、特別な才能があったからではありません。「下手でも楽しんでいい」と自分を許して、小さく始めて、ゆるく続けただけです。
絵を描く時間は、スマホをダラダラ見る時間より、確実にあなたの毎日を豊かにしてくれます。世界の見え方が変わり、何気ない散歩やカフェの時間が楽しくなります。ぜひ、今日から1本、線を引いてみてください。

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