「毎朝ぼんやりとした不安がある」「頭の中がごちゃごちゃして、何から手をつければいいかわからない」「寝ても疲れが取れない気がして、常にモヤモヤしている」——半年前の私が、まさにそんな状態でした。
仕事はこなせているのに、なんとなく「このままでいいのかな」という漠然とした不安が朝起きたときから頭を占拠していて。なんとかしようとYouTubeを見たり、マインドフルネスアプリを試したりしたんですが、どれもピンとこなくて。
そんなとき出会ったのが「モーニングページ」でした。毎朝3ページを手書きで書くだけ。最初は「それだけで何が変わるの?」と半信半疑でしたが、3ヶ月後には朝のモヤモヤがほぼ消えて、頭が驚くほどクリアになっていました。



この記事では、最初の3日間で挫折した私が「3ヶ月続けた」実体験をもとに、モーニングページを無理なく続けるための7つのコツをまとめました。始め方から道具選び、書き方のコツ、続け方まで一通り解説します。
- モーニングページとは何か?ジュリア・キャメロン式の基本ルール
- 3日で挫折した私が3ヶ月続けられるようになった7つのコツ
- 手書きにこだわる理由とノート・筆記具の選び方
- 書いた内容を活かす「週末振り返り」の習慣化術
- 3ヶ月で実感した具体的な変化7つ(数字あり)
■目次
モヤモヤが消えない毎日を変えたモーニングページとの出会い
正直に話すと、私がモーニングページを知ったのは偶然でした。ある日「ジャーナリング 不安 消える」でGoogle検索していたら、「モーニングページ」というキーワードがヒットして。最初は「なんか大げさなネーミングだな」くらいの感想でした。

モーニングページを知ったきっかけは、アメリカのクリエイターたちが「これで創造性が爆発した」「不安が消えた」と言っていたこと。半信半疑で試してみたら、最初の1週間は本当につまらなかった。でも2週目から、なんとなく「書くと頭が軽くなる感覚」が出てきて。
書く前の私の状態:朝から頭がごちゃごちゃ
モーニングページを始める前の私の朝はこうでした。目が覚めると同時に「あれもしないと」「これどうしよう」「昨日あの件どうなった」という思考がなだれ込んできて、起きた瞬間から脳が全力稼働状態。コーヒーを飲んでも「ぼんやり疲れ感」が抜けない。


そんな状態が3ヶ月後にどう変わったか——その変化を具体的な数字でお伝えするのが、この記事の一番の目的です。
モーニングページとは何か?ジュリア・キャメロン式の基本ルール
モーニングページとは、「ザ・アーティスト・ウェイ」の著者・ジュリア・キャメロンが提唱した朝の手書きジャーナリング習慣のことです。基本ルールはシンプルで、たった3つだけ。
| ルール | 内容 | ポイント |
|---|---|---|
| ①毎朝書く | 起きたらできるだけ早く、コーヒーより先に書く | 「毎日」が重要。飛ばした日が増えると習慣が崩れる |
| ②手書きで3ページ | A5ノートなら3ページ、A4なら1.5ページ程度 | 「量」を守ることが大事。内容は問わない |
| ③検閲しない | 思ったことをそのまま書く。文章として整える必要なし | 「うまく書こう」と思わないことが最大のコツ |



なぜ「手書き」にこだわるのか?
スマホやPCで打てばもっと速いのに、なぜわざわざ手書きなのか。これは最初に私も疑問に思ったことです。結論から言うと、手書きには「思考を整理する力」がデジタルとは根本的に違います。
手書きの速度は1分間に約30〜50文字。タイピングの3分の1〜4分の1くらいの速度です。この「ゆっくりさ」が実は重要で、考えがペンの速度にブレーキをかけられることで、「本当に思っていること」が表面に出てくるんです。

また、「通知ゼロ」の環境で書けるのも手書きの強みです。スマホで書こうとすると必ずLINEやメールが目に入って、集中が途切れる。ノートと紙だけのシンプルな環境が、モーニングページの効果を最大化してくれます。
最初の3日間で挫折した私が続けられるようになった7つのコツ
ぶっちゃけ言うと、私はモーニングページを最初の3日間で挫折しました。1日目は「なんかいいかも」、2日目は「うーん、眠い」、3日目は「やっぱやめよう」。その後1週間空いて、また再開して——この繰り返しを3回くらいしました。


いくつかのやり方を試して、最終的に「この7つのコツ」で安定して続けられるようになりました。順番に解説します。
コツ1:「うまく書こうとしない」を言い聞かせる
モーニングページが続かない一番の理由は「うまく書こうとするから」です。ブログでも日記でもなく、誰にも見せない「脳みそのゴミ箱」と思って書くのが正解です。
実際、私のノートには「今日も眠い。なんか体だるい。でも仕事行かなきゃ。ランチどこにしようかな。Aさん昨日ちょっと感じ悪かったな。気のせい?気のせいじゃないかも。でもまあいいか。とにかく眠い」みたいなことが延々と書かれているページがあります(笑)。

コツ2:「毎朝ではなく、まず3日に1回」から始める
ジュリア・キャメロンは「毎朝書け」と言っているのですが、最初から毎朝は無理でした。特に休日の朝、「今日くらいゆっくりしたい」という気持ちが勝ってしまう。
そこで私が採用したのは「まず平日3日連続で書けたら合格」というハードルを下げる方法です。平日の朝は会社に行く前のルーティンとセットにしやすいので、まずそこから始めました。


コツ3:「3ページ」にこだわらず「15分」でタイマーを切る
3ページという量より「15〜20分書く」という時間で区切るほうが、私には合っていました。ページ数は慣れてくれば自然とこなせるようになりますが、時間を決めておくと「今日は時間が取れないから無理」という言い訳がなくなります。
15分なら朝食前でも十分確保できます。コーヒーメーカーのセットをしたら、抽出の間の15分を使うのもアリです。

コツ4:ノートを「気に入ったもの」に変える
地味に重要なのが「ノート選び」です。最初は100均のノートで始めたんですが、「なんか書きたい気分にならない」という問題が起きました。書き心地が悪くて、ペンが引っかかる感じがして、書くこと自体が嫌になってしまったんです。
少し良いノートに変えたら、それだけで「書きたい気持ち」が変わりました。道具を好きになることが、習慣継続の大きな助けになります。詳しくは後述の「ノートと筆記具の選び方」で解説します。


コツ5:「書けなかった日」は責めない仕組みを作る
続かなかった原因を振り返ると、「書けなかった日に自己嫌悪になって、そのままやめてしまう」というパターンが多かったです。「また3日坊主だった」と落ち込んで、再開する気力がなくなってしまう。
そこで採用したのが「書けなかったら1行でもいい」ルールです。「今日は眠くて書けなかった。以上。」くらいでOKにしました。1行でもノートを開けば「今日は書いた」と自分に言い聞かせられるので、連続記録が途切れにくくなります。

コツ6:書いた後に「今日のひと言」を書き添える
ただ書き散らすだけだと「これ何の意味があるんだろう」と感じて続ける気力が失われます。そこで私は、3ページ書いた後に最後の一行だけ「今日のひと言(今の気分を一言で表現)」を書くようにしました。
例:「なんかすっきりした。今日は仕事頑張れそう。」「昨日のことで引っ張られてた。書いたら整理できた。」という感じで。このひと言が、毎日の変化を実感する指標になります。


コツ7:「やらない日」のトリガーを特定する
続けていると「書かなかった日のパターン」が見えてきます。私の場合は「前の夜が遅くて寝不足のとき」と「友人の家に泊まったとき」の2つでした。
このトリガーを把握しておくと対策が打てます。私の場合は「寝不足の朝は15分→10分に短縮」「外泊のときは前日夜に5分だけ書いておく」という代替策を用意しました。

ノートと筆記具の選び方(手書きにこだわる理由)
モーニングページを続けるうえで、ノートと筆記具の選択は思った以上に重要です。「何でもいい」と言いたいところですが、私の経験上、道具を好きになれるかどうかで習慣の持続率が大きく変わります。
ノートの選び方:4つのポイント
| チェック項目 | おすすめの基準 | 私の実例 |
|---|---|---|
| サイズ | A5かA4が書きやすい | A5ノート(3ページが約700〜900字) |
| 紙の質 | 裏写りしない、にじまない | ツバメノート・MDノートが好み |
| 罫線 | 横罫か方眼が書きやすい | 横罫6mmが一番しっくりくる |
| 見た目 | 「開きたい」と思えるデザイン | 表紙がシンプルで落ち着いたもの |

筆記具の選び方:スラスラ書けることが最重要
朝の半分眠った状態で書くので、筆記具は「力を入れなくてもスラスラ書ける」ものが正義です。ボールペンだと少し力が必要なので、フリクションや油性ゲルインクタイプが書きやすいと感じました。
私が最終的に落ち着いたのはサラサシリーズのゲルインクボールペンです。書き始めからスムーズで、手が疲れにくい。価格も1本100〜200円なので気軽に試せます。


「開きたい」と思えるノートを選ぶことが最重要です。高価なものである必要はありませんが、「なんとなく気に入った一冊」であることが習慣継続の大きな助けになります。500〜800円のノートに毎月投資することで、1日あたり約20〜30円のコストで習慣が続くなら、かなりコスパが良いと思いませんか?
モーニングページで「思考の整理」が加速する仕組み
「ただ書くだけで思考が整理されるの?」と疑問に思うかもしれません。これには、脳科学的な理由があります。難しい話ではないので、さらっと解説します。


脳の「ワーキングメモリ解放」効果
私たちの脳には「ワーキングメモリ」という短期記憶の作業スペースがあります。容量は限られていて、あれこれ気になることが浮かんでいると、そのスペースが常に占有されている状態になります。
朝に頭がモヤモヤしているのは、睡眠中に処理しきれなかった感情や思考がワーキングメモリに残っているから。モーニングページでそれを「外に出す」ことで、ワーキングメモリが解放され、本来の作業に集中できるようになります。

「書くことで感情を客観視できる」仕組み
不安やモヤモヤは「頭の中にある」状態が一番きつい。言語化して紙に書き出すと、「あ、私って今こういうことが不安だったんだ」と距離を置いて見られるようになります。
これを心理学では「エクスプレッシブ・ライティング(表出筆記)」と呼びます。感情を言葉にして書き出すことで、感情の強度が下がり、問題を客観的に見られるようになる効果が複数の研究で確認されています。


「問題解決モード」が自然に起動する
もう一つの仕組みは「書くことで問題解決が促進される」点です。「この件どうしようかな」という悩みを書き始めると、書いているうちに「じゃあこうしてみよう」という解決策が自然に浮かんでくることが多い。
これは「話すことで解決策が見える」という傾聴・コーチングの原理と同じです。紙が「自分の話を聞いてくれるコーチ」の役割を果たしているわけです。

書いた内容を活かす「週末振り返り」の習慣
モーニングページで書いた内容は、基本的には読み返さなくていいと言われています。でも私は「週末に軽く振り返る」習慣を加えることで、効果が2倍以上になったと感じています。


週末振り返りの具体的なやり方
全部丁寧に読み直す必要はありません。私がやっているのは「最後の1行(今日のひと言)だけをまとめて読む」方法です。月曜〜金曜の5行を読むだけで、今週の感情の流れが一目でわかります。
- STEP 1:今週の「ひと言まとめ」5〜7行を読む(3分)
- STEP 2:「今週一番多かった感情」を書き出す(2分)
- STEP 3:「来週これを変えたい」を1つだけ決める(2分)

1ヶ月のまとめ振り返りも効果的
さらに月1回、その月全体の「ひと言まとめ」をざっと読み返すことで「先月と今月で気持ちが変わったかどうか」が見えてきます。数ヶ月分が溜まってくると、自分の感情の変化が「データ」として見えてくる。
私が3ヶ月後に「メンタルが安定してきた」と実感できたのは、このデータのおかげです。「1ヶ月前の自分は毎朝モヤモヤしていたのに、今は違う」という変化が、ノートという形で目に見えた。

3ヶ月続けて実感した具体的な変化7つ(ネガティブ感情が激減)
「モーニングページを3ヶ月続けたらどう変わったか」を、できるだけ具体的な数字で伝えます。個人の体験ですが、参考にしてもらえれば。


変化1:朝のモヤモヤが激減(体感8割減)
最も大きな変化はこれでした。起きた瞬間から頭がごちゃごちゃしていた状態が、3ヶ月後にはほぼなくなっていました。正確に計測はできませんが、「朝に不安感がある日数」が1週間のうち5〜6日から1〜2日程度に減ったと感じています。
変化2:「あの件どうしよう」が頭から離れなくなる頻度が激減
以前は仕事中に「昨日のあの件が気になる」「あの人との関係どうしよう」みたいな思考が割り込んでくることが多かったです。モーニングページで「気になることを全部吐き出す」習慣ができてから、日中の思考の割り込みが減りました。集中力が上がったと感じています。

変化3:小さなことに感謝できるようになった
モーニングページを書いていると、「昨日こんなことがあって良かった」という記述が自然に増えてきます。これは意識して書いているわけではなく、不安を吐き出した後に余裕ができると、良かったことが目に入りやすくなるからだと思います。
変化4:自分の本音がわかるようになった
3ヶ月分書き溜めたノートを読み返すと、自分が何に対して強くネガティブな感情を持っているか、何を「本当はやりたいと思っているか」がはっきり見えてきます。


変化5:眠れない夜が減った
「明日のあれが心配」「今日のこれが気になる」という寝る前の思考ループが、モーニングページを始めてから減りました。朝に「吐き出す」習慣があることで、夜は「今日のことは今朝書いたし、残りは明日の朝に書けばいい」という感覚が生まれるからかもしれません。
変化6:人に当たることが減った
これは自分でも驚いた変化でした。ストレスが溜まると、無意識に近くにいる人にきつく当たってしまうことがありました。モーニングページでストレスの「出口」ができたことで、人に対してやさしくなれる余裕が生まれたと感じています。

変化7:「今日やること」が朝のうちに整理できるようになった
書いているうちに「そういえば今日あれをやらないと」「今週中にこれを片付けたい」という優先事項が自然に出てきます。ToDoリストとは違う、「自分の感情から生まれたやること」が整理される感覚です。
| 変化 | 開始前 | 3ヶ月後 |
|---|---|---|
| 朝のモヤモヤ感 | 週5〜6日 | 週1〜2日 |
| 眠れない夜 | 週2〜3回 | 月1〜2回 |
| 仕事中の思考割り込み | 1日3〜5回 | 1日0〜1回 |
| 朝の気分(10点満点) | 4〜5点 | 7〜8点 |
| 1日の満足度(10点満点) | 5〜6点 | 7〜8点 |

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まとめ:モーニングページは「脳のメンテナンス」だった
3ヶ月間モーニングページを続けて、一番大きかった気づきは「書くことは、脳のメンテナンスだった」ということです。

この記事でお伝えした7つのコツをまとめます。
- 「うまく書こうとしない」を言い聞かせる
- まず「3日に1回」から始めて徐々に増やす
- 「3ページ」より「15分タイマー」で区切る
- 気に入ったノート・筆記具に変える
- 書けなかった日は「1行でもOK」にする
- 書いた後に「今日のひと言」を書き添える
- 「やらない日のトリガー」を特定して対策する


まずは1週間、試してみてください。3日間続けてみて「書いた後に少し頭が軽い気がする」という感覚があれば、それがモーニングページが合っているサインです。その感覚を大事にしながら、少しずつ積み上げていきましょう。
3ヶ月後、ノートが3〜4冊溜まったとき、「あのとき始めてよかった」と思えるはずです。

よくある質問(FAQ)
ジュリア・キャメロンは「朝に書くことに意味がある」と言っていますが、生活スタイルによっては夜しか時間が取れない場合もあります。夜に書いても効果はありますが、「脳のデフラグ」としての効果は朝のほうが高いと感じています。まずは書ける時間帯から始めて、慣れてきたら朝に移行するのがおすすめです。
手書きには「思考がゆっくりになることで本音が出やすくなる」「通知ゼロで集中できる」という独自の効果があります。デジタルでも効果はゼロではありませんが、できれば手書きで試してみることをおすすめします。特に「頭のモヤモヤを取りたい」という目的なら、手書きのほうが明らかに効果が高いと感じています。
ノートのサイズによって異なりますが、A5ノートで横罫の場合、1ページ約250〜300字(20行前後)、3ページで約750〜900字が目安です。原稿用紙2枚分弱くらいの量です。「量が少ない」と感じた場合はA5ノートより少し大きいB5やA4を使うと3ページでしっかりした量になります。


見せる必要は一切ありません。モーニングページは「誰にも見せない」ことが前提です。「読まれるかもしれない」という意識があると、書く内容が検閲されてしまって本来の効果が出ません。ノートは鍵付きのボックスに保管するか、書き終えたノートは中身を見ずに廃棄するのもアリです。
「書くことが思い浮かばない」自体を書いてOKです。「今日書くことがない。眠い。天気は?今日は曇りだったかな。仕事行きたくないな。なんでかな。あー昨日のあの件か。まあなんとかなるか」——という感じで、脳内の雑音をそのまま書き写せばいい。書くことがないときこそ、書き続けることで思わぬ気づきが生まれます。
理想は毎日ですが、「絶対に休日も書かないとダメ」と思う必要はありません。平日5日間書いて週末2日休む、という形でも十分効果を感じられます。ただし、休日に書かないと「月曜の朝が一番しんどい」ということが私の経験ではあります。月曜に不安を感じやすい人は、週末も短めに続けることをおすすめします。

個人差はありますが、私の場合は「書いた後に少し頭が軽い気がする」という感覚は最初の1週間内に感じました。「朝のモヤモヤが減った」という実感は3〜4週目から出てきて、「明らかにメンタルが安定した」と感じたのは2〜3ヶ月後でした。焦らず、まず1週間続けることを目標にしてみてください。































