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通る企画書を書く方法10選!会議で却下され続けていた私が経営層も納得する企画書を書けるようになった実体験ガイド

通る企画書を書く方法10選!会議で却下され続けていた私が経営層も納得する企画書を書けるようになった実体験ガイドの要点を伝えるアイキャッチ画像




「で、これ誰が得するの?」——会議室で部長にそう聞かれた瞬間、頭の中が真っ白になりました。3週間かけて作った40ページの企画書が、たった一言で粉砕されたあの日のことを、私は今でも覚えています。当時の私の企画書は、ほぼ100%却下されていました。「ロジックが弱い」「数字の根拠は?」「で、競合は?」——どの会議でも同じ指摘を受けて、毎月のように作り直す日々。同期がスイスイ企画を通していくのを横目で見ながら、「自分はこの仕事に向いてないのかも」と本気で悩んでいました。

そんな私が、1年後にはマーケティング本部長賞をもらうほど企画書を通せるようになりました。経営層を含む役員会議でも一発承認を取れるレベルです。何を変えたかと言えば、企画書の「型」と「ストーリー設計」を覚えただけ。センスや才能の問題ではなく、「通る企画書には共通の構造がある」という事実に気づいたのです。今日はその10個の型を、私の失敗談と成功例を交えて全部公開します。

ねこ
企画書が通らない日々って、本当に自信なくなるんですよね。書き直しが続くたびに、自分の価値を否定された気持ちになる
PEN(見習い)
え、企画書ってセンスや才能じゃないんですか?普通の人が後天的にうまくなれるんですか?
ねこ
私もずっとそう思ってました。でも実は「型」と「構造」なんです。10個の型を入れただけで、却下率が80%から10%まで激減しました
この記事でわかること

  • 会議で却下され続けた私が「経営層も承認する企画書」を書けるようになった10の型(実体験ベース)
  • 結論ファースト・課題ドリブン・数字の見せ方——今日から使える具体テクニック
  • 社内プレゼン・役員会議・クライアント提案、シーン別の書き分け
  • 「却下される企画書」の人が必ずやっている5つの致命的失敗パターン
  • よくある質問(FAQ)8問
  • 企画書作成を加速するおすすめアイテム(Amazon厳選)

■目次

企画書を書く前と書いた後:「却下率80%」から「採用率90%」への大逆転

企画書を書く前と書いた後:「却下率80%」から「採用率90%」への大逆転の要点をまとめたライフハック図解
企画書を書く前と書いた後:「却下率80%」から「採用率90%」への大逆転で確認したいポイントを、画像で短く整理しました。

精神論ではなく、「実際に何がどれだけ変わったか」を数字で正直に書きます。同じ職場・同じ業界・同じ私で起きた変化です。企画書の数を増やしたわけでもなく、ただ「型」を変えただけ。

ねこ
「書く量」じゃなく「書き方」を変えただけ。企画書って、こんなに数字で変わるんだって衝撃でした

企画書の型を入れる前(ビフォー):アイデアは良くても通らなかった

場面 やっていたこと 結果(数字)
企画書の枚数 情報を全部盛り込む 平均40ページ
構成 背景→分析→提案→詳細 結論が後半
数字 市場規模など一般データのみ 自社売上への影響不明
承認率 毎週1〜2本提出 却下率80%
差し戻し回数 指摘されるたびに修正 平均5回
PEN(見習い)
40ページの企画書って、もう小説ですよね…読む側もしんどそう
ねこ
当時の私は「情報量=説得力」と勘違いしてたんです。実際は逆で、情報を絞るほど通るんですよね

企画書の型を入れた後(アフター):一発承認が当たり前になった

場面 いまやっていること 結果(数字)
企画書の枚数 1スライド1メッセージで絞る 平均8〜12ページ
構成 結論→根拠→投資対効果 1枚目に結論
数字 自社売上への寄与で示す 投資回収◯ヶ月と明記
承認率 月3〜4本提出 採用率90%
差し戻し回数 事前にFAQも準備 平均0〜1回
ねこ
40ページが8ページに減って、しかも通る。最初はちょっと信じられなかった
PEN(見習い)
え、ページ数減らして大丈夫なんですか?情報少ないと「軽い」って思われそうで怖い…
ねこ
これがいちばん意外だったんですけど、削ったほうが「決まる」んです。情報量と説得力は別物。これも詳しく書きます

なぜ「通る企画書」を書ける人ほど評価されるのか

なぜ「通る企画書」を書ける人ほど評価されるのかの要点をまとめたライフハック図解
なぜ「通る企画書」を書ける人ほど評価されるのかで確認したいポイントを、画像で短く整理しました。

そもそも、なぜ企画書のスキルが評価に直結するのか。私の体感で出した結論を3つ書きます。

ねこ
企画書は「相手の意思決定を助ける道具」。この考え方になってから、書き方が根本から変わった

理由1:意思決定スピードが上がるから

結論が冒頭にある企画書は、上司や役員が「やる or やらない」を3分で判断できます。逆に結論が末尾の企画書は、最後まで読まないと判断できない。これは相手の時間を10倍奪うことになります。

たとえば、1枚目に「結論:本案A案で投資300万円、回収6ヶ月」と書けば、役員は10秒で論点を把握できます。これを「市場背景はこうで、競合状況はこうで、顧客動向はこうで、ですので私はA案がいいかと思いますが、ご検討よろしくお願いいたします」と書くと、役員は10分使ってからやっと結論にたどり着く。決裁者の時間は1秒数千円とも言われます。この差は致命的です。

PEN(見習い)
え、相手の時間ってそんなに重いんですね…自分が作る時間ばかり気にしてました

理由2:信頼残高が貯まるから

「あの人の企画書、毎回ロジックがしっかりしてる」と思われると、次の企画書も優先的に読まれます。逆に「またあの人の企画、長くて読むの面倒」と思われた瞬間、後回しにされる。これが半年積み重なると、決定的な差になります。

私は以前、毎月のように分厚い企画書を量産する人で「重要案件じゃなかったら後で読もう」と思われていました。それが今では「3分で要点が分かる人」と認識されていて、「とりあえず聞いてみよう」リストに入っています。この差は数字には表れにくいですが、確実に評価とキャリアに響きます。

ねこ
「読みやすい人リスト」に入るかどうか。これは社内政治を超えた、評価の見える化なんです

理由3:自分の頭が整理されるから

意外と気づかれないメリットですが、通る企画書を書くプロセス自体が「思考の整理」になります。「結論はなんだっけ?」「投資対効果は?」「想定リスクは?」と詰めないと書けないので、書き終わったとき自分の中で論点がクリアになっている。

私は企画書を書く時間を「アイデアを思いつく時間」と切り分けるのをやめました。「書く=考える」と統合してから、会議での発言も明確になり、判断スピードも上がりました。企画書を書く力=思考力そのもの、というのを実感しています。

PEN(見習い)
書くと頭が整理される、ってよく聞きますけど、本当なんですね…信じます

【方法1】1枚目に「結論・投資・効果」を全部入れる

【方法1】1枚目に「結論・投資・効果」を全部入れるの要点をまとめたライフハック図解
【方法1】1枚目に「結論・投資・効果」を全部入れるで確認したいポイントを、画像で短く整理しました。

10個の中で、これが最重要。これだけ徹底すれば企画書通過率は5割上がります。

ねこ
1枚目で勝負が決まる。残りのページは「補強材料」。これを知ってから企画書の組み立てが180度変わりました

1枚目に書くべき4要素

1枚目には、判断者が3分で意思決定できる情報をすべて入れます。私が使うテンプレは下記4つです。

💡 1枚目に入れる4要素
(1)結論:何をやるのか(1文)
(2)目的:なぜやるのか(売上◯◯円増・コスト◯◯円減など数字で)
(3)投資:いくら必要か(金額・人員・期間)
(4)効果:いつまでにいくら回収できるか(ROI・回収期間)

この4要素が1枚目に揃っていれば、判断者は「Yes/No/もう少し情報」の3択を即決できます。私の経験上、1枚目に投資と効果がない企画書は、ほぼ100%差し戻しを食らいます。

使う前:結論が10枚目に書かれた企画書

1枚目:タイトル「新規事業企画書」
2枚目:市場背景(グラフ多数)
3〜6枚目:競合分析
7〜9枚目:顧客インタビュー結果
10枚目:ようやく「提案内容」が登場
11〜40枚目:詳細施策・スケジュール・体制・リスク…

ねこ
これ、当時の私の企画書ほぼそのまま。「最後まで聞かないと結論わかんない」設計になってる。映画じゃないんだから

使った後:1枚目で3分判断できる企画書

1枚目:
【結論】サブスク型サービスを2026Q3に立ち上げ
【目的】既存顧客のリピート購入率を15%→30%に倍増
【投資】開発費500万円・人員2名・期間4ヶ月
【効果】月次売上+800万円・投資回収7ヶ月

2〜8枚目:根拠・実行計画・リスク対策

PEN(見習い)
え、1枚目だけで全部判断できますね…!情報少ないのに、なぜか説得力ある
ねこ
「情報を減らした」のではなく「順番を変えただけ」。これがエグゼクティブサマリーの破壊力です

【方法2】課題ドリブンで書く——「やりたいこと」より「困ってること」

【方法2】課題ドリブンで書く——「やりたいこと」より「困ってること」の要点をまとめたライフハック図解
【方法2】課題ドリブンで書く——「やりたいこと」より「困ってること」で確認したいポイントを、画像で短く整理しました。

1枚目の次に効くのが「課題ドリブン」。これも、頭で分かってても実際できる人は少ないです。

ねこ
私の昔の企画書、「やりたいこと」から始まってた。これだと共感が得られないんですよね

なぜ「課題」から始めるべきなのか

人は「やりたいこと」よりも「困ってる問題が解決すること」のほうが共感します。「新しいサービスを作りたい」より「顧客が困ってる○○問題を解決する」のほうが、判断者は前のめりになる。

具体的なやり方は、企画書の2枚目に「課題定義」を置くだけ。「現状こうなっている→このままだとこうなる(放置リスク)→だからこの企画が必要」という流れを作ります。これがあると、企画への必然性が3倍上がります。

使う前:「やりたいから」スタートの企画書

私たちは新しいサブスクサービスを作りたいと考えています。市場は伸びており、競合も参入しています。当社も乗り遅れる前に着手すべきです。

使った後:「課題から」スタートの企画書

【現状の課題】
当社の既存顧客のリピート購入率は15%で、業界平均30%の半分にとどまっています。

【放置リスク】
このまま放置すると、年間1.2億円の機会損失が継続。さらに、競合A社のサブスク展開で新規流入も20%減速見込み。

【だからこの企画】
サブスク型サービスを立ち上げ、リピート率を業界平均まで引き上げる。

PEN(見習い)
え、同じ提案なのに「やる必要性」が全然違って見えますね…!
ねこ
「やりたい」から始めると個人の願望に見える。「課題」から始めると組織の必然に見える。同じ提案でも、印象がまったく違うんです

放置リスクは「機会損失」で語る

放置リスクを書くときのコツは、「やらないと失うもの」を数字で示すこと。「業界トレンドに遅れる」のような抽象表現ではなく「年間1.2億円の機会損失」「市場シェア5%減」のような具体数字に落とします。

判断者は「やる理由」より「やらないリスク」のほうが響きます。人間心理学的に「損失回避」のほうが強い動機になるからです。これは私が役員プレゼンを何十回もやった経験から実感しています。

【方法3】数字は「自社の売上への寄与」で示す

【方法3】数字は「自社の売上への寄与」で示すの要点をまとめたライフハック図解
【方法3】数字は「自社の売上への寄与」で示すで確認したいポイントを、画像で短く整理しました。

企画書で数字を使う人は多い。しかし「市場規模100億円」のような一般データだけ並べる人がほとんどです。これだと判断者は動きません。本当に効くのは「自社売上への寄与」です。

ねこ
市場100億円って言われても「で、うちはいくら取れるの?」って思いますよね。これが多くの企画書がスルーされる理由

3階層で数字を組み立てる

私が企画書で必ず使う数字の3階層構造は下記です。

階層 何を示すか 具体例
マクロ 市場規模・成長率 市場100億円・年率15%成長
ミドル 自社が取りに行くシェア 3年で市場の5%獲得
ミクロ 自社売上・利益への影響 年間5億円増・営業利益7000万円
PEN(見習い)
え、市場規模だけじゃダメなんですね…自社売上まで落とし込まないと
ねこ
マクロ→ミドル→ミクロの3階層が揃うと、判断者は「リアリティ」を感じる。これがないと「絵に描いた餅」で終わります

数字の根拠を「3つの計算式」で示す

数字を出すときは「どう計算したか」を必ず添えます。私が使う型は3つの計算式に分解する方法です。たとえば「年間5億円増」と書くなら、下記のように分解します。

💡 計算式の分解例
ターゲット顧客数 50,000人
× 加入率 20% = 10,000人
× 月額単価 4,200円
× 12ヶ月 = 5億400万円

これだけで「ふんわり感」が消えます。判断者は「どの数字を疑えばいいか」が明確になり、議論も建設的になる。「市場規模から逆算しました」では誰も納得しません。

【方法4】1スライド1メッセージで「読ませる」をやめる

【方法4】1スライド1メッセージで「読ませる」をやめるの要点をまとめたライフハック図解
【方法4】1スライド1メッセージで「読ませる」をやめるで確認したいポイントを、画像で短く整理しました。

企画書を「読ませる」発想だと負けます。判断者は最低限の視線移動で全体像を掴みたい。だから「1スライドにメッセージ1つ」が鉄則です。

ねこ
1スライドに3つも4つも論点詰め込むと、判断者は「で?」となる。1枚=1メッセージが原則

スライド構成の鉄則

各スライドの構成は下記の3要素に統一すると、読みやすさが激変します。

💡 1スライドの3要素
(1)スライドタイトル=結論(「サブスク導入で年間5億円増」)
(2)本文=根拠の図表またはテキスト1個
(3)末尾=次のアクション or 次スライドへのつなぎ

使う前:1枚に5つの論点を詰め込んだスライド

タイトル:サブスクサービス概要
本文:
・市場規模100億円
・競合A社の動向
・自社の強み
・想定顧客像
・料金プランの方針
・スケジュール

使った後:1枚に1論点だけ

タイトル:既存顧客の20%が「定期利用」を希望している

本文:アンケート調査(n=1,200)で「定期サービスがあれば加入したい」と回答した割合のグラフ

末尾:この20%が次スライドの試算根拠

PEN(見習い)
え、1枚にこれだけしか書かないと、ページ数が増えそうで不安なんですけど…
ねこ
それでもいいんです。10枚スカスカのほうが、40枚ギッシリより通る。読まれない情報は、存在しないのと同じ

【方法5】比較表で「優位性」を一発で見せる

【方法5】比較表で「優位性」を一発で見せるの要点をまとめたライフハック図解
【方法5】比較表で「優位性」を一発で見せるで確認したいポイントを、画像で短く整理しました。

企画書には「複数案を比較した結果、これを選んだ」というロジックが必須です。文章で語るより、表でズバッと示すほうが10倍説得力があります。

ねこ
「比較してから選んだ」のと「これしか思いつかなかった」のは、判断者から見ると全然違う

比較表で示すべき3軸

企画書の比較表で必ず入れる3軸は「投資・効果・リスク」。これを並べると、なぜA案を選んだのかが論理的に説明できます。

投資 効果(年間) リスク 判定
A案:サブスク 500万円 +5億円 解約率次第 ◎推奨
B案:単発購入クーポン 200万円 +1億円 低い
C案:既存サービス強化 100万円 +3000万円 なし
PEN(見習い)
これだけで「A案がベスト」って一発で伝わりますね…判断者も納得しやすそう
ねこ
比較表があると「他の選択肢も検討した上でこれを推す」という姿勢が伝わる。これがあるとないとで信頼度がまったく違うんです

比較表の落とし穴:都合のいい案だけ並べない

注意点として「比較表に出てくる他案が明らかに劣ってる」と判断者にバレます。「A案を通すために、わざと弱い案を並べた」と思われたら一発でアウト。

私はわざと「A案より投資が安いB案」「リスクが低いC案」を入れて、それでも総合的にA案がベストという見せ方をしています。これが判断者の信頼を得るコツです。

【方法6】リスクと対策を「先回り」で書く

【方法6】リスクと対策を「先回り」で書くの要点をまとめたライフハック図解
【方法6】リスクと対策を「先回り」で書くで確認したいポイントを、画像で短く整理しました。

多くの企画書が落ちる理由は「リスクを書いてない」または「リスクを軽く扱ってる」です。判断者は経験上「光だけの企画」は信用しません。先にリスクを認めて、対策まで書くと信頼度が跳ね上がります。

ねこ
「リスク書きたくない」気持ち、めちゃくちゃ分かります。でも書かないと「考えてない」と思われて即却下されます

リスクの3類型を必ず書く

企画書に書くべきリスクは下記3つです。それぞれに対策をセットで書きます。

リスク種別 想定内容 対策
市場リスク 需要が想定より低い 先行モニター300名で検証
実行リスク 開発遅延 MVP→拡張の2段階リリース
財務リスク 初期投資の回収難 月次でKPI見直し・撤退基準明記
PEN(見習い)
リスクをわざわざ書くと、ネガティブな印象与えそうで怖いです…
ねこ
これがいちばん意外だったんですけど、リスクを書くほど通る確率が上がるんです。「ちゃんと考えてる」と思われるから

撤退基準を必ず添える

リスク対策の中で最も効くのが「撤退基準」です。「○ヶ月後に売上◯円未満なら撤退する」とハッキリ書く。これがあると、判断者は「失敗しても被害が限定的だな」と思える。逆にこれがないと「ズルズル続いて損失拡大」を疑われて却下されます。

私の経験上、撤退基準を書いた企画書の通過率は、書かなかった企画書の3倍以上でした。これは本当に効きます。

【方法7】ストーリーラインで「読みたくなる」設計にする

【方法7】ストーリーラインで「読みたくなる」設計にするの要点をまとめたライフハック図解
【方法7】ストーリーラインで「読みたくなる」設計にするで確認したいポイントを、画像で短く整理しました。

企画書も結局は「読み物」です。同じ情報でも、ストーリーの組み方ひとつで「読みたくなる」「読みたくない」が分かれます。

ねこ
企画書って「論理的に書けばOK」と思いがちだけど、人間が読むものなので、感情も動かすストーリーが必要なんです

通る企画書の鉄板ストーリー

私が使う鉄板の構成は下記7ステップです。これに沿って書くだけで、読み手は最後まで読み進めてくれます。

  1. 1枚目:エグゼクティブサマリー(結論+投資+効果)
  2. 2枚目:課題定義(現状と放置リスク)
  3. 3枚目:解決の方向性(全体像)
  4. 4枚目:具体施策(MVP)
  5. 5枚目:数字根拠(計算式の分解)
  6. 6枚目:複数案の比較表
  7. 7枚目:リスクと対策・撤退基準

多くても10枚以内。これ以上長いと判断者が疲れます。詳細は別添資料(APPENDIX)に逃がして、本編はストーリーに集中するのが基本です。

「物語のクライマックス」を1箇所作る

意外に思われるかもしれませんが、企画書にも「クライマックス」が必要です。私は3〜4枚目で「核心の数字」を見せて、判断者を「おっ」と思わせる設計にしています。

たとえば「リピート率15%→30%に倍増、年間1.2億円増」のような数字を最大化して見せるスライド。ここで判断者の感情が動けば、残りの実行計画は粛々と読んでくれます。

PEN(見習い)
企画書でクライマックス?ちょっと斬新な発想ですね
ねこ
ロジック+感情の両輪で動くのが人間。論理だけでは判断者の心は動かない。これも実体験で痛感しました

【方法8】プレゼンは「3分で全体」「10分で詳細」の2段構え

【方法8】プレゼンは「3分で全体」「10分で詳細」の2段構えの要点をまとめたライフハック図解
【方法8】プレゼンは「3分で全体」「10分で詳細」の2段構えで確認したいポイントを、画像で短く整理しました。

企画書を出すだけでなく、口頭プレゼンで補強する場面がほとんど。ここでも「型」があります。私は3分版と10分版を必ず両方用意します。

ねこ
役員プレゼンは時間が読めない。「予定30分が10分に短縮された」とか普通にある。だから複数の長さ版を用意するのが必須

3分版・10分版・30分版の3段階

私が用意するプレゼン3段階の中身は下記です。

長さ 内容 使う場面
3分版 結論+投資+効果のみ 立ち話・廊下プレゼン
10分版 3分版+課題+リスク+対策 役員会議の冒頭枠
30分版 10分版+計算式+比較表+実行計画 正式提案・部内検討
PEN(見習い)
え、3つも用意するんですか?大変そう…
ねこ
最初の労力はかかりますが、用意しておくと「廊下で偶然会った役員に2分で説明する」みたいなチャンスで一発で通せたりするんです

「想定質問」を10個用意する

プレゼン中に想定外の質問が来て答えられないと、企画書全体の信頼が崩れます。私は提出前に「判断者がしそうな質問10個」を書き出して、それぞれの回答を準備します。

よく聞かれる質問は下記です。これを事前に潰しておくと、当日の質疑が圧倒的にスムーズになります。

  • 「これ、競合A社がもう似たことやってない?」
  • 「投資回収できない場合、誰が責任取るの?」
  • 「人員2名って、誰のリソースを使うの?」
  • 「他部署との連携は?」
  • 「半年後にKPI未達なら撤退するの?」
  • 「市場規模100億円って、どこのデータ?」
  • 「既存事業とのカニバリは?」
  • 「3年後の出口戦略は?」
  • 「初年度赤字は前提?いつ黒字化?」
  • 「PoC(実証実験)はやった?」

【方法9】デザインは「整える」だけで十分

【方法9】デザインは「整える」だけで十分の要点をまとめたライフハック図解
【方法9】デザインは「整える」だけで十分で確認したいポイントを、画像で短く整理しました。

企画書のデザインは凝らなくていいです。「整える」だけで十分通ります。むしろ凝りすぎると「内容より見た目に時間使った?」と疑われる。

ねこ
私は昔、デザインに時間使いすぎて中身が薄い企画書を量産してた。本末転倒だった

整えるべき5つのポイント

私が必ず守るデザイン5原則は下記です。

💡 整えるだけで通る5原則
(1)フォントは1〜2種類に統一(ゴシック+明朝など)
(2)色は3色まで(メイン+アクセント+ベース)
(3)余白を多めに取る(詰め込みすぎNG)
(4)文字サイズは18pt以上(役員は老眼の人が多い)
(5)図は左揃え・サイズ統一

役員向けの「老眼配慮」が地味に効く

意外と気づかない盲点ですが、役員クラスは50代以上が多く、小さい文字が見づらい人が多いです。フォントサイズ12ptで作った企画書を見せると「字が小さい」と内容を読む前に印象が悪くなる。

私は本文18pt以上、見出し24pt以上を徹底しています。これだけで「読みやすい」と褒められることが増えました。文字を大きくする=情報量を減らすと心配する人もいますが、判断者が読まないなら情報量はゼロと同じです。

PEN(見習い)
18ptって、けっこう大きいですよね?私は12ptで詰め込んでました…
ねこ
企画書のデザインは「読み手目線」。自分が書きやすい12ptは、読み手の70歳には小さい。これ気づくと一段成長します

【方法10】作業環境を整えて「書き直す余裕」を作る

【方法10】作業環境を整えて「書き直す余裕」を作るの要点をまとめたライフハック図解
【方法10】作業環境を整えて「書き直す余裕」を作るで確認したいポイントを、画像で短く整理しました。

意外に思われるかもしれませんが、作業環境は企画書の質に直結します。なぜなら、推敲する余裕は「速く書ける環境」から生まれるからです。

ねこ
ノートPC画面だけで作業してた頃は、複数スライドを並べて比較できないから推敲が浅かった。環境を変えたら別世界でした

デュアルモニター+ノートPCスタンドが最強

私が現在使っている作業環境は下記です。これに変えてから、企画書の品質が体感で2倍上がりました。

  • 外部モニター(27インチ)+ノートPC=デュアルディスプレイ
  • ノートPCスタンドで目線を上げる(姿勢が良くなる=集中力UP)
  • 外付けキーボード(打鍵が速くなる)
  • 外付けマウス(細かい図形操作がラク)

特に「ノートPCを目線まで上げる」効果は絶大。背筋が伸びて思考もクリアになります。長時間の企画書作成は、姿勢を整えるだけで疲労感が劇的に減ります。

PEN(見習い)
え、PCスタンドで企画書の質が変わるんですか?道具って大事なんですね
ねこ
書くハードルが下がる=書き直す余裕が生まれる=推敲の質が上がる。間接的だけど確実に効きます

下書きはAIに任せる時代

最近は私もChatGPTやClaudeに「企画書のドラフトを作って」と頼むことが増えました。1枚目のエグゼクティブサマリーや、比較表の項目出しなど、定型的な部分はAIに任せて、自分は核心の数字とストーリーに集中する。

これで企画書1本にかかる時間が、以前の3日から1日に短縮できました。AIに任せる=手抜きではなく、自分の時間を価値の高い部分に集中投下する戦略です。

シーン別実例:社内プレゼン・役員会議・クライアント提案

シーン別実例:社内プレゼン・役員会議・クライアント提案の要点をまとめたライフハック図解
シーン別実例:社内プレゼン・役員会議・クライアント提案で確認したいポイントを、画像で短く整理しました。

ここまでの10個の型を、シーン別にどう使い分けるかをまとめます。

ねこ
シーンによって「重視されるポイント」が変わる。全部全力でやらなくていい、相手に合わせて重み付けする

社内プレゼン(部内検討):実行可能性を最重視

部内の検討会議では「実際にやれるのか」が最大の論点。誰がやるか、いつまでに、どのリソースで——という実行計画を厚めに書きます。比較表より具体的なガントチャートのほうが効きます。

役員会議:投資対効果とリスクを最重視

役員クラスは「お金が回収できるか」が最大関心事。1枚目に「投資○○円・回収○ヶ月・ROI○倍」を必ず明記。そして撤退基準もセット。これがあれば一発承認の確率が3倍上がります。

クライアント提案:顧客課題への共感を最重視

外部クライアントへの提案では、「あなたの会社の課題をこう解決します」が最重視。クライアント固有のデータ(売上推移・顧客動向)を冒頭に置いて「ちゃんと調べてきた」感を出すと一気に距離が縮まります。

社外コンペ:差別化ポイントを最重視

複数社競合のコンペでは「他社と何が違うか」が最重要。1枚目に「当社だけが提供できる価値」を3点書く。これがないと「無難な提案」で埋もれます。

PEN(見習い)
シーン別に重み付けする、すごく実践的ですね。全部完璧にやろうとすると挫折するので

失敗パターン:企画書が通らない人がやっている5つのNG

失敗パターン:企画書が通らない人がやっている5つのNGの要点をまとめたライフハック図解
失敗パターン:企画書が通らない人がやっている5つのNGで確認したいポイントを、画像で短く整理しました。

10の型を学ぶ前に、まず「やってはいけない5つ」を頭に入れてください。これだけ避ければ、それだけで通過率が2倍上がります。

ねこ
私自身が全部やってました。だから断言できる、これやめれば企画書は通るようになる

NG1:背景から書き始める

「業界の状況としては〜」「市場背景は〜」から始めるパターン。判断者は「で、結論は?」と思いながら長文を読まされる。最初に結論を置けば、背景は後付けで通ります。

NG2:「やりたい」が動機になっている

「新サービスを作りたい」「最新技術を試したい」が出発点だと、判断者から「で、誰が得するの?」と聞かれて沈黙する。動機は「課題」から始めるべき。

NG3:数字が一般データだけ

「市場100億円」「年率10%成長」だけで、自社の売上にどう響くかが書かれていないパターン。判断者は自社の財務しか見ていません。必ず「自社売上○○円増」まで落とし込む。

NG4:リスクを書かない・軽く扱う

「光だけ」の企画書は信用されません。判断者は経験上「うまく行くだけのストーリー」は疑います。リスクを認め、対策と撤退基準まで書くと信頼度が跳ね上がります。

NG5:40ページの長尺企画書

「網羅性を出したい」気持ちは分かりますが、判断者は最後まで読みません。本編10枚以内+APPENDIXに詳細という構成で十分。長すぎる企画書は「考えが整理されてない」のサインです。

PEN(見習い)
全部やってました…特にNG3とNG5、致命的だったかも
ねこ
気づくだけで半分は治る。NGに気づかず書き続けるのが最悪のパターン

1ヶ月で企画書スキルを上げる「4週プログラム」

1ヶ月で企画書スキルを上げる「4週プログラム」の要点をまとめたライフハック図解
1ヶ月で企画書スキルを上げる「4週プログラム」で確認したいポイントを、画像で短く整理しました。

10の型を一度に全部やろうとすると挫折します。私の経験では、1週ごとに2-3個ずつ習慣化していくと、1ヶ月で身につきます。

ねこ
これ、私が実際にやった順番。1週ずつ確実に積むほうが、結果的に早く到達する
取り組むこと 期待される変化
1週目 1枚目エグゼクティブサマリー 判断スピードが上がる
2週目 課題ドリブン+数字の3階層 「必然性」が伝わる
3週目 比較表+リスク対策 信頼度が上がる
4週目 プレゼン+デザイン整える 「通る人」認定

1日10分の「企画書見直しタイム」を作る

朝の出社直後または夜の退社前に「10分間、書いた企画書を見直す時間」を作ります。私は手帳に「企画書見直し10分」と書いて、強制的にやるようにしました。これだけで企画書の精度が一段上がります。

慣れてくると見直し速度も上がります。最初は30分かかっていたものが10分でできるようになり、それでも書く前より圧倒的に質が上がる。これが習慣化の力です。

PEN(見習い)
1週ずつ積むって、なんか部活みたいでいいですね。一気にやらないでいいって思うとハードル下がる
ねこ
企画書スキルは筋トレ。少しずつ毎日が、結局いちばん速い

FAQ:通る企画書の書き方でよくある質問

Q1:企画書が苦手です。センスがないと無理ですか?

結論、無理ではありません。私自身が「企画センスゼロ」と言われていたタイプですが、型を学んで1年で「通る人」になりました。企画書はセンスではなく型と訓練です。最初は不格好でも、エグゼクティブサマリーと課題ドリブンだけ徹底すれば1ヶ月で変わります。

Q2:数字の根拠がない企画はどう書けばいい?

「仮置きの数字」と明記して書きます。たとえば「ターゲット顧客数:5万人(仮:過去3年の同類サービス参考)」のように。完全にゼロで書くより、仮置きでも書くほうが議論が進みます。判断者も「ここを検証すれば判断できる」と分かるので、PoC(実証実験)への承認が取りやすいです。

Q3:上司から「もっと熱意を見せろ」と言われます

これは多くの場合「熱意=ストーリー性」を指しています。数字とロジックだけで書くと「冷たい」と感じる上司は一定数います。冒頭に「この顧客が今困っている」という具体エピソードを1つ入れる、解決後の世界を描写するなど、感情に訴える要素を1〜2箇所入れてみてください。

Q4:競合と差別化が見いだせません。どう書けば?

「同じ市場・同じ顧客」を狙うときの差別化は、「どう」ではなく「いつ・誰に」で出すのがコツ。たとえば「競合は20代向け、我々は30代女性に特化」のような時期・対象の絞り込み。完全な新規性が出ない時こそ、絞り込みで差別化します。

Q5:ChatGPTやAIに企画書を書かせるのはアリ?

下書きを作るのは大いにアリです。私もAIを下書きに使います。ただし最終的なアウトプットは自分の言葉に直す。AI任せだと「無難で刺さらない企画書」になりがちで、判断者にも「これAIだな」と気づかれます。AIには定型部分(タイトル・項目出し・比較表の項目)を任せて、ストーリーと核心の数字は自分で書くのが鉄則です。

Q6:企画書のページ数が膨らんでしまいます。減らすコツは?

「1スライド1メッセージ」を徹底するだけで半分以下になります。詳細はAPPENDIXに逃がして、本編は10枚以内に絞る。書いた後に「このスライド消したら判断者は困るか?」を1枚ずつ自問して、困らないなら消す。これを徹底すると劇的に減ります。

Q7:役員に「もっと先のことを考えろ」と言われます

これは「単年計画しか書いてない」可能性が高いです。役員は3〜5年の中長期視点で見ています。1年目の数字に加えて「3年後にこうなる」「5年後にこうなる」を1枚追加すると、視座が上がります。

Q8:企画書を提出した後、追加質問にどう対応すれば?

追加質問は「提案を深めるチャンス」と捉えます。すぐ回答できる質問はその場で、データが必要なものは「来週までに調査して回答します」と即答する。「持ち帰り検討」を多用すると評価が下がります。プレゼン前に想定質問10個を準備しておけば、ほとんど即答できるはずです。

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まとめ:通る企画書は「センス」ではなく「型」と「訓練」

会議で却下され続けた私が、1年で「経営層も納得する人」に変われた10の型を紹介してきました。最後に、特に効果が大きかった3つを再掲します。

🌟 効果が大きかった3つの型
(1)1枚目に「結論・投資・効果」を全部入れる
(2)課題ドリブンで書く(「やりたい」より「困ってる」)
(3)リスクと対策・撤退基準を必ず書く

この3つだけでも、1ヶ月で「通る確率」が体感2倍になります。残り7つの型は、慣れてから足していけばOK。完璧主義を捨てて、まず1つやってみる——それが上達の最短ルートです。

ねこ
企画書スキルは「書いた量×振り返り」で伸びる。書くだけで伸びないし、知識だけでも伸びない。両輪で
PEN(見習い)
今日から1つだけやってみます!まずは1枚目エグゼクティブサマリーから。これだけ徹底すればOKですよね?
ねこ
それで十分。1ヶ月続けて、職場の反応が変わるか試してみてください。きっと変わります

「通る企画書を書く」ことは、相手の意思決定を助ける=ビジネスパーソンとしての価値提供です。技術を超えて、人としての配慮の話。今日から1つでも始めれば、来月の自分は確実に違います。

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時間を効率的に使える・新たな時間を生み出せるモノコトが大好き! 淡水魚飼育20年以上の淡水魚ラバーで、道の駅にメダカたちを見に行くのが趣味です。我が家には小川ブラックメダカ・楊貴妃・みゆきメダカ・クロメダカがおります。現在オリジナルの3色メダカの交配中です。