健康診断の結果が返ってきて封筒を開けた瞬間、「要再検査」「D判定」の文字がズラリ……。あのときの胃が重くなる感じ、わかる方も多いのではないでしょうか。
この記事を読んでいるあなたも、「血圧」「血糖値」「コレステロール」「肝機能」あたりに赤字がついて、どうにかしたいと思っているのではないかと思います。

この記事では、そんな「再検査だらけ」だった私が、生活習慣を地道に変えて翌年の健康診断で全項目A判定(基準値内)になった実体験をベースに、項目別の改善法を10個まとめました。


- 血圧・血糖値・コレステロール・中性脂肪・尿酸値の項目別の改善法
- BMI・体脂肪率・内臓脂肪を落とす具体的な方法
- 肝機能(γ-GTP・ALT・AST)を整える生活習慣
- 健診の前日・当日にやるべきこと、やってはいけないこと
- 家庭での数値管理(血圧計・記録アプリ)と、放置のリスク
- 医療機関をすぐ受診すべき判断の目安
この記事は医療的なアドバイスや診断ではありません。健診結果の数値や体調は人によって大きく異なります。再検査・要精密検査の指示が出ている場合や、すでに治療中の場合は、必ず医療機関の指示を優先してください。自己判断で食事・運動・服薬を変えないことが大前提です。
■目次
- まず知っておきたい:健康診断の「判定」と「数値」の読み方
- 私の失敗談:結果を「見ずに放置」して翌年もっと悪化した話
- 【方法1】まず「数値の意味」を理解して、自分の弱点を1つに絞る
- 【方法2】血圧を下げる:減塩と「測る習慣」から始める
- 【方法3】血糖値・HbA1cを下げる:食べる順番と「ながら運動」
- 【方法4】コレステロール・中性脂肪を下げる:油の質と食物繊維
- 【方法5】尿酸値を下げる:プリン体より「お酒と水分」がカギ
- 【方法6】肝機能(γ-GTP・ALT・AST)を整える:休肝日と内臓脂肪
- 【方法7】体脂肪・内臓脂肪を減らす:体重より「お腹まわり」を見る
- 【方法8】食生活で数値を改善する:完璧を目指さない「7割主義」
- 【方法9】数値を家庭で管理する:血圧計と記録アプリで「見える化」
- 【方法10】健診の前日・当日:付け焼き刃は逆効果、でも準備で「正しく測る」
- 結果を放置するとどうなる?「早めの一手」が未来を変える
- よくある質問(FAQ)
- 暮らしに役立つおすすめアイテム
- まとめ:数字は「敵」じゃなく「味方」、今日の一手で未来は変わる
まず知っておきたい:健康診断の「判定」と「数値」の読み方
改善の話に入る前に、健康診断の結果の見方をざっくり整理しておきます。ここを理解しておくと、自分が「どのくらいヤバいのか・ヤバくないのか」が冷静に判断できるようになります。


多くの健診機関では、以下のような区分が使われています(施設によって名称や記号は異なります)。
| 判定 | 意味 | どう動くか |
|---|---|---|
| A(異常なし) | 基準値内。問題なし | 今の生活を維持 |
| B(軽度異常) | わずかに基準を外れる程度 | 生活改善で様子見 |
| C(要経過観察・要再検査) | 改善が必要なレベル | 生活改善+指定時期に再検査 |
| D(要精密検査・要治療) | 医療機関での確認が必要 | 早めに受診 |
| E(治療中) | すでに治療している項目 | 主治医の指示に従う |

この記事の改善法は、主に「B・C(軽度〜要経過観察)」の数値を基準値に近づけることを目的にしています。「D(要精密検査)」の項目は、まず受診してから医師の指示のもとで取り組むのが鉄則です。
私の失敗談:結果を「見ずに放置」して翌年もっと悪化した話
具体的な改善法に入る前に、いちばん伝えたい失敗談を書かせてください。これを読むだけでも、この記事の元は取れるはずです。



多くの生活習慣に関わる数値の怖いところは、初期はほとんど自覚症状がない点です。痛くも痒くもないまま、じわじわと進行していきます。だからこそ「数字」という客観的なサインを軽視してはいけないんだと、身をもって学びました。
厚生労働省も、生活習慣病の予防には「早期発見・早期対応」と「日々の生活習慣の見直し」が重要だと一貫して呼びかけています。健診はその入口です。

【方法1】まず「数値の意味」を理解して、自分の弱点を1つに絞る
改善の第一歩は、根性論ではなく「現状把握」です。私が全項目A判定にできた一番の理由は、全部を一気に直そうとせず、優先順位をつけたことだと思っています。


主な健診項目と「何を見ているか」の早見表
まずは自分の結果と照らし合わせて、どこが赤字かを把握しましょう。基準値は施設や測定法によって幅があるため、あくまで一般的な目安です。
| 項目 | 何を見ているか | 一般的な目安(参考値) |
|---|---|---|
| 血圧 | 血管にかかる圧力 | 家庭で上125/下75前後が目安 |
| 空腹時血糖 | 血液中の糖の量 | 100mg/dL未満が目安 |
| HbA1c | 過去1〜2か月の血糖の平均 | 5.6%未満が目安 |
| LDLコレステロール | いわゆる悪玉 | 120mg/dL未満が目安 |
| HDLコレステロール | いわゆる善玉 | 40mg/dL以上が目安 |
| 中性脂肪(TG) | エネルギーの貯蔵脂肪 | 150mg/dL未満が目安 |
| 尿酸値(UA) | プリン体の代謝産物 | 7.0mg/dL以下が目安 |
| γ-GTP | 肝臓・胆道の状態 | 50IU/L前後までが目安 |
| ALT(GPT)・AST(GOT) | 肝細胞の状態 | 30IU/L前後までが目安 |
| BMI | 体重と身長のバランス | 18.5〜25未満が標準 |

赤字が複数あっても焦らなくて大丈夫。生活習慣の数値は「連動している」ことが多く、たとえば内臓脂肪を減らすと、血糖・中性脂肪・血圧・肝機能がまとめて改善することがよくあります。まず一番効きそうな根っこを1つ選ぶのが近道です。
【方法2】血圧を下げる:減塩と「測る習慣」から始める
血圧が高めだった私が一番効果を感じたのは、意外にも「減塩」でした。といっても薄味で我慢する根性論ではなく、ちょっとした置き換えの積み重ねです。


使う前:味噌汁もラーメンも「汁まで完飲」していた
以前の私は、味噌汁は最後の一滴まで飲み、ラーメンの汁も飲み干すのが当たり前でした。漬物・梅干し・スナック菓子も大好き。今思えば塩分のオンパレードです。

使った後:3つの置き換えで「我慢ゼロ」の減塩に
私が続けられた減塩は、次の3つの置き換えだけです。
- ラーメン・うどんの汁は残す(汁の塩分が一番多い)
- 醤油・ソースは「かける」から「つける」へ(小皿に出して半量で足りる)
- だし・酢・香辛料で味の満足度を上げる(塩を減らしても物足りなさが消える)
厚生労働省は、成人の食塩摂取量を1日あたり男性7.5g未満・女性6.5g未満を目標とする旨を示しています。日本人は平均でこれを上回りがちなので、「ちょっと減らす」だけでも目標に近づけます。
| 変えたこと | ビフォー | アフター |
|---|---|---|
| 麺類の汁 | 完飲 | 残す(半分以上) |
| 調味料 | どばっとかける | 小皿につける |
| 味付け | 塩・醤油メイン | だし・酢・薬味で補強 |
| 血圧の記録 | 健診のときだけ | 朝晩、家庭血圧計で記録 |

血圧がかなり高い(たとえば家庭で上が160を超えるような)場合や、頭痛・めまいなどの症状がある場合は、自己流の減塩で粘らず、早めに医療機関を受診してください。降圧薬が必要なケースもあります。
【方法3】血糖値・HbA1cを下げる:食べる順番と「ながら運動」
血糖値が高めだった時期、私は「白米を減らすしかないのか…」と憂鬱でした。でも実際にやってみて効いたのは、量を減らすより食べる順番を変えることでした。


血糖値対策で私がやったこと3つ
- 食べる順番を「野菜→おかず→ご飯」に(最初に汁物や野菜でお腹を慣らす)
- 早食いをやめてよく噛む(満腹感が出て食べ過ぎ防止にもなる)
- 食後に10〜15分の散歩(食後の軽い運動は血糖コントロールに役立つ)
特に「食後の散歩」は効果を実感しました。食事のあとソファで寝転がるクセをやめて、コンビニまで歩いて往復するだけ。たったこれだけでも、続けるとHbA1cの動きが変わってきました。

| 血糖対策 | 難易度 | 続けやすさ |
|---|---|---|
| 食べる順番を変える | かんたん | ◎(無料・すぐ) |
| よく噛む・ゆっくり食べる | かんたん | ◎ |
| 食後10〜15分の散歩 | ふつう | ○(習慣化が鍵) |
| 甘い飲み物を水・お茶に | ふつう | ○ |
血糖値やHbA1cが高い場合、糖尿病やその予備群の可能性があります。「のどが渇く」「尿が多い」「体重が急に減った」などの症状があるときは、自己流の対策に頼らず必ず受診してください。糖尿病は放置すると合併症のリスクが高まります。
【方法4】コレステロール・中性脂肪を下げる:油の質と食物繊維
LDLコレステロールと中性脂肪は、私が一番苦労した項目です。でもここも、ポイントを絞ったら意外とコントロールできました。キーワードは「油の質を変える」「食物繊維を増やす」「甘い飲み物とお酒を減らす」の3つです。


LDL・中性脂肪を下げるためにやったこと
- 揚げ物・加工肉を減らす(週の回数を決めて頻度を落とす)
- 魚を食べる回数を増やす(青魚の脂は中性脂肪対策で意識される)
- 野菜・海藻・きのこ・大豆を意識的に増やす(食物繊維がコレステロール対策で役立つ)
- 甘い清涼飲料水をやめる(中性脂肪に直結しやすい)
中性脂肪は反応が早い項目で、私は「お酒と甘い飲み物を減らす」だけでも数値の改善を実感できました。逆にLDLコレステロールは体質の影響も大きく、生活改善で動きにくい人もいます。そこは無理せず医師と相談するのが正解です。

| 控えたい食べ物 | 増やしたい食べ物 |
|---|---|
| 揚げ物・スナック菓子 | 青魚・サバ缶 |
| 加工肉(ベーコン・ソーセージ) | 野菜・海藻・きのこ |
| 甘い清涼飲料水・菓子パン | 大豆製品(豆腐・納豆) |
| 飲みすぎのお酒 | 水・お茶・玄米や麦などの全粒穀物 |
【方法5】尿酸値を下げる:プリン体より「お酒と水分」がカギ
尿酸値が高い=痛風予備群というイメージですよね。私も一度、尿酸値が基準を超えてヒヤッとしました。痛風発作は経験者いわく「激痛」らしいので、本気で対策しました。


尿酸値対策でやったこと
- お酒の量と頻度を減らす(プリン体ゼロの酒でもアルコール自体が影響する)
- 水分をしっかりとる(尿酸を尿として排出しやすくする)
- 体重・内臓脂肪を減らす(肥満は尿酸値を上げる要因)
- プリン体の多い食品をとりすぎない(レバー・白子・干物などをほどほどに)

足の親指の付け根などが赤く腫れて激しく痛む場合、痛風発作の可能性があります。発作中の対応や尿酸値が高い場合の治療は医師の判断が必要です。腎臓の持病がある方の水分量も主治医に相談してください。
【方法6】肝機能(γ-GTP・ALT・AST)を整える:休肝日と内臓脂肪
私が最後まで苦戦したのが肝機能、特にγ-GTPでした。お酒が好きだった私には耳の痛い項目です。でもここを改善できたとき、「全項目A判定」が現実になりました。


肝機能の改善でやったこと
- 週に2日以上の休肝日を作る(連続で休ませる日があると効きやすい)
- 1回の飲酒量を減らす(缶を1本減らすところから)
- つまみを揚げ物から減塩・高タンパクへ(枝豆・冷奴・刺身など)
- 内臓脂肪を減らす(脂肪肝はお酒を飲まない人でも起こる)
意外だったのは、お酒を控えるだけでなく体重を落とすとγ-GTPやALT・ASTがまとめて下がったことです。肝臓に脂肪がたまる「脂肪肝」は、食べ過ぎや運動不足でも起こります。だから飲まない人でも肝機能が引っかかることがあるんですね。

肝機能の数値が大きく外れている場合、脂肪肝以外の肝疾患(肝炎など)の可能性もあります。要精密検査の指示が出たら、自己流の節酒だけで様子を見ず、必ず医療機関で原因を確認してください。
【方法7】体脂肪・内臓脂肪を減らす:体重より「お腹まわり」を見る
BMIや体脂肪率、内臓脂肪は、ここまで紹介してきた数値の「親玉」みたいな存在です。ここを攻略すると、血圧・血糖・中性脂肪・肝機能がドミノ倒しのように改善することがあります。


体脂肪・内臓脂肪を減らす
体脂肪や内臓脂肪を減らすうえで、私が地味に効いたと感じているのが「毎日、体組成計に乗る」習慣です。体重だけでなく体脂肪率・内臓脂肪レベルまで測れるタイプだと、数字の変化が見えてモチベーションが続きます。
毎日同じ時間(私は朝起きてトイレのあと)に乗るだけ。記録アプリと連携できるモデルなら、グラフで右肩下がりになっていくのが楽しくて、自然と食べ過ぎを控えるようになりました。「測るだけダイエット」と呼ばれる効果ですね。

具体的な減量法は、特別なことはしていません。
- 食後に歩く+エレベーターより階段(日常の活動量を増やす)
- 甘い飲み物・夜遅い食事を減らす(内臓脂肪がつきやすい習慣を断つ)
- 無理な食事制限はしない(リバウンドすると逆効果)
- 週末にまとめてではなく毎日コツコツ(緩やかな減量が続きやすい)
| 指標 | 見るポイント | 改善の目安 |
|---|---|---|
| BMI | 体重と身長のバランス | 25未満を目指す |
| 腹囲 | 内臓脂肪の目安 | 健診基準の範囲内へ |
| 体脂肪率 | 体に占める脂肪の割合 | 適正範囲へ少しずつ |
| 減量ペース | 急がないことが大事 | 月1〜2kg程度が目安 |


【方法8】食生活で数値を改善する:完璧を目指さない「7割主義」
ここまで項目別に書いてきましたが、食生活の改善には共通のコツがあります。それは「完璧を目指さない」こと。これが続けるうえで一番大事だったかもしれません。

食生活で数値を改善する
毎日の食事を全部完璧にするのは無理でも、「足りないものを補う」のは続けやすいものです。私は野菜不足を感じる日に、手軽に栄養を補えるものを取り入れて、ハードルを下げていました。
大事なのは、サプリや健康food を「魔法の薬」と思わないこと。あくまで土台は普段の食事で、不足を補う補助輪のような位置づけです。これだけ飲めば数値が下がる、という都合のいいものは基本的にありません。


続けやすい食事改善の原則
- 「やめる」より「置き換える」(白米→雑穀米、ジュース→お茶など)
- 1日3食を大きく崩さない(欠食はドカ食いの原因に)
- たまのご褒美はOKにする(罪悪感をなくすと続く)
- 外食は「主食を半分」「野菜を一品追加」でゆるく調整
完璧主義は健康改善の最大の敵です。「今日は飲みすぎたから明日は休肝日」「ラーメン食べたから汁は残す」くらいの軽さで、トータルで整えるイメージを持つと続きます。
【方法9】数値を家庭で管理する:血圧計と記録アプリで「見える化」
正直に言うと、私が全項目A判定にできた最大の要因は、食事でも運動でもなく「数値を家で測って記録した」ことだと思っています。年1回の健診だけだと、自分の体が今どうなっているのかわからないんですよね。


数値を家庭で管理する
血圧を家庭で測るなら、私のおすすめは上腕式の血圧計です。手首式より測定が安定しやすく、毎日の比較がしやすいからです。朝起きてトイレのあと、座って1〜2分落ち着いてから測る、というルールにすると数値がブレにくくなります。
私は「朝1回・夜1回」を習慣にしてから、塩分をとりすぎた翌朝に血圧が上がるのが数字で見えるようになりました。すると自然と「昨日は飲みすぎたから今日は気をつけよう」とブレーキがかかるんです。このフィードバックの速さこそ、家庭測定の最大のメリットでした。

記録は「アプリ」か「手書きノート」で続ける
測った数値は、必ず記録に残しましょう。私はスマホの健康管理アプリを使っていますが、手書きのノートでも全然OKです。続けられる方を選ぶのが一番です。
| 記録方法 | メリット | 向いている人 |
|---|---|---|
| スマホアプリ | グラフで推移が見える・自動集計 | スマホをよく使う人 |
| 手書きノート | 手軽・続けやすい・受診時に見せやすい | アナログ派 |
| 血圧計のメモリ機能 | 測れば自動で残る | 記録が面倒な人 |

【方法10】健診の前日・当日:付け焼き刃は逆効果、でも準備で「正しく測る」
最後に、健診そのものへの向き合い方です。「健診前だけ節制して数値をごまかす」のはおすすめしません。理由は2つあります。



健診前日・当日に「やるべきこと」
- 検査前の絶食指示を守る(食事の影響で血糖・中性脂肪が正しく測れなくなる)
- 水(お茶)は指示の範囲で適度にとる(脱水は採血しにくくなる原因に。ただし指示に従う)
- 前日は十分に睡眠をとる(睡眠不足や疲労で血圧が上がることがある)
- 普段どおりの生活で受ける(本当の状態を知るのが目的)
健診前日・当日に「やってはいけないこと」
- 前日の暴飲暴食・深酒(中性脂肪・肝機能の数値が一時的に跳ね上がる)
- 当日朝の食事(絶食指示がある場合)(血糖・中性脂肪が正確に測れない)
- 激しい運動の直後に受ける(一部の数値に影響することがある)
- 「前日だけ完璧に節制」して安心する(普段の生活こそが本番)
| タイミング | やるべきこと | 避けたいこと |
|---|---|---|
| 前日 | いつも通りの食事・早めの就寝 | 深酒・暴飲暴食 |
| 当日朝 | 絶食指示を守る・水は指示の範囲で | 朝食・甘い飲み物 |
| 直前 | 落ち着いて受ける | 激しい運動・喫煙の直後 |

持病で薬を飲んでいる場合、健診当日に服薬してよいかは自己判断せず、健診機関や主治医の指示に従ってください。糖尿病や高血圧などの薬は、勝手に抜くと体調を崩す恐れがあります。
結果を放置するとどうなる?「早めの一手」が未来を変える
ここまで改善法を紹介してきましたが、最後にもう一度、放置のリスクに触れさせてください。私の失敗から学んだ、いちばん大事な部分です。


血圧・血糖・コレステロールなどが高い状態が続くと、血管に負担がかかり、心臓や脳の病気のリスクにつながると指摘されています。怖いのは、そこに至るまでほとんど症状が出ないこと。だからこそ健診という「数字のサイン」が貴重なんですね。
「要再検査」「要精密検査」の通知は、責められているわけでも、もう手遅れというわけでもありません。むしろ「今ならまだ間に合う」という、体からの早めのお知らせです。

よくある質問(FAQ)
Q1. 健康診断の結果が悪かったら、すぐ病院に行くべきですか?
「D(要精密検査・要治療)」や「要再検査」の指示が出ている項目は、早めに受診することをおすすめします。特に症状がある場合や、数値が大きく基準を外れている場合は先延ばしにしないでください。「B(軽度異常)」程度であれば、まず生活習慣の見直しから始め、指定された時期に再検査を受ける、という流れが一般的です。判断に迷うときは、健診結果に記載の連絡先やかかりつけ医に相談しましょう。

Q2. 生活習慣を変えてから、数値はどのくらいで改善しますか?
項目によって変わります。中性脂肪や血圧は比較的早く変化を感じる人もいますが、HbA1c(過去1〜2か月の血糖の平均)やコレステロールは、変化が見えるまで数か月かかることもあります。大切なのは「すぐ結果が出なくても続けること」。私も最初の数週間は変化が見えず不安でしたが、数か月続けたら次の健診でしっかり戻っていました。
Q3. 健診の前日だけ節制すれば、数値は良くなりますか?
あまり意味がない場合が多いです。特にHbA1cのように長期の平均を見る項目は、前日だけ頑張っても動きません。中性脂肪や血糖は前日の暴飲暴食で一時的に悪化することがあるので、「前日に暴れない」のは大事ですが、「前日だけ完璧に節制して良く見せる」のは本末転倒。健診は本来の自分の状態を知るためのものなので、普段どおりで受けるのが一番です。


Q4. お酒を飲まないのに肝機能の数値が悪いのはなぜですか?
お酒を飲まない人でも、食べ過ぎや運動不足、肥満などが原因で肝臓に脂肪がたまる「脂肪肝」になることがあります。これによりALT・ASTなどの数値が上がるケースがあります。お酒を控えても改善しない場合は、内臓脂肪の減量や食生活の見直しが有効なことが多いです。ただし肝機能の異常は別の原因のこともあるため、要精密検査の指示が出たら必ず医療機関で確認してください。
Q5. サプリや健康食品を飲めば数値は下がりますか?
サプリや健康食品はあくまで補助的なものです。「これを飲めば数値が下がる」という魔法のような効果は基本的に期待できません。土台となるのは普段の食事・運動・睡眠で、不足分を補う位置づけで使うのが現実的です。また、持病があったり薬を飲んでいたりする場合、サプリの成分が薬に影響することもあるため、取り入れる前に医師や薬剤師に相談することをおすすめします。
Q6. 数値を全部一気に改善しようとして挫折しました。どうすれば?
とても共感します。私もそれで何度も失敗しました。おすすめは「一番危ない数値を1つだけ選んで、そこに集中する」ことです。生活習慣の数値は連動していることが多く、たとえば内臓脂肪を減らすと、血糖・中性脂肪・血圧・肝機能がまとめて良くなることもあります。欲張らず1点突破を狙うほうが、結果的に全体が改善しやすいです。

Q7. 家庭用の血圧計は、手首式と上腕式どちらがいいですか?
毎日の管理のしやすさで言うと、上腕式のほうが数値が安定しやすくおすすめです。手首式は手軽でコンパクトですが、測る位置や姿勢で数値がブレやすい面があります。どちらを使う場合も、毎回同じ時間・同じ姿勢で測ることが、正しく比較するコツです。私は朝起きてトイレのあと、座って数分落ち着いてから測るようにしています。
Q8. 全項目A判定になった後は、もう何もしなくていいですか?
残念ながら、油断するとまた戻ってしまいます。生活習慣は「治療して終わり」ではなく「維持し続けるもの」だからです。とはいえ、一度よい習慣が身につけば、維持はそこまで大変ではありません。私は今も家庭血圧と体重の記録だけは続けていて、数字が乱れ始めたら早めに軌道修正するようにしています。完璧じゃなくていいので、ゆるく続けるのがコツです。
暮らしに役立つおすすめアイテム
本記事で紹介した内容に関連する、暮らしを豊かにするおすすめアイテムをピックアップしました。
まとめ:数字は「敵」じゃなく「味方」、今日の一手で未来は変わる
再検査だらけだった私が全項目A判定になるまでにやったことを、10の方法として振り返ります。
- 方法1:数値の意味を理解し、弱点を1つに絞る
- 方法2:血圧は減塩+測る習慣から
- 方法3:血糖値は食べる順番と食後の散歩
- 方法4:コレステロール・中性脂肪は油の質と食物繊維
- 方法5:尿酸値はお酒と水分がカギ
- 方法6:肝機能は休肝日と内臓脂肪対策
- 方法7:体脂肪・内臓脂肪は「お腹まわり」を見る
- 方法8:食生活は完璧を目指さない7割主義
- 方法9:血圧計と記録アプリで数値を見える化
- 方法10:健診前日・当日は付け焼き刃をやめ、正しく測る
振り返ると、特別なことは何もしていません。減塩、食べる順番、食後の散歩、休肝日、そして「測って記録する」。どれも今日から始められる小さな一手ばかりです。


最後にもう一度だけ。この記事は医療的な診断ではありません。再検査・要精密検査の指示が出ている場合や、すでに治療中の場合は、必ず医療機関の指示を優先してください。あなたの体のことは、あなたとお医者さんが一番のチームです。































