フナは、日本の川や池のどこにでもいるもっとも身近な淡水魚のひとつ。釣りでもおなじみで、実は金魚の祖先でもあります。丈夫で大きく育ち、飼いごたえは十分。地味に見えて、飼い込むほどに愛着がわく魚です。この記事では、フナの必要なもの・始め方・餌・大きさ・水換え・金魚との関係・採取まで、初心者の方にもわかりやすくまとめました。



■目次
フナ飼育の基本 早見表

| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 大きさ | 10〜30cm(種類による・大きく育つ) |
| 水温 | 5〜28℃前後。日本の気候に強い |
| 水質 | 非常に丈夫。汚れにも比較的強い |
| 餌 | 沈下性の人工飼料など。雑食でよく食べる |
| 水槽 | 大きく育つので60cm以上が理想 |
| 寿命 | およそ10年以上と長寿 |

フナ飼育に必要なものをそろえる

フナは丈夫ですが、大きく育つので余裕のある環境が大切です。まずは下記をそろえましょう。
| アイテム | 役割・目安 |
|---|---|
| 水槽 | 大きく育つので60cm以上が安心 |
| ろ過フィルター | よく食べ水を汚すのでしっかりめに |
| カルキ抜き | 水道水の塩素を中和 |
| 沈下性の餌 | 底でも食べやすいタイプ |
| フタ | 飛び出し防止に |

フナの飼い方|始め方

迎える前に、水槽に水・ろ過をセットして数日まわし、水を落ち着かせておきます。フナを入れるときは、袋を水槽に浮かべて水温を合わせ、少しずつ水槽の水を袋に足してから放す「水合わせ」を。フナは丈夫ですが、釣りや採取で持ち帰った個体は弱っていることがあるので、最初は静かな環境でそっと慣れさせましょう。飼育水の作り方は飼育水の作り方(カルキ抜き)も参考に。

餌は何をあげる?

フナは雑食でとてもよく食べます。基本は沈下性の人工飼料を、1日1〜2回、数分で食べきる量与えます。金魚の餌や川魚用の餌が使えます。フナは口を下に向けて底のものをついばむので、底に沈む餌が食べやすいです。よく食べる分水を汚しやすいので、与えすぎには注意。餌の回数や量は餌の回数・量まとめもどうぞ。
フナの大きさと種類

フナは種類によって大きさが違い、大きいものは30cm近くまで育ちます。日本にはギンブナ、キンブナ、ゲンゴロウブナ(ヘラブナ)などがいて、見分け方や特徴はさまざま。キンブナとギンブナの違いなど、種類の見分け方はフナ図鑑|キンブナとギンブナの見分け方で写真付きで解説しています。大きく育つことを見越して、水槽サイズを選びましょう。

水換えとろ過

フナはよく食べ、水を汚しやすいので、しっかりしたろ過と、こまめな水換えが長生きのカギです。週1回・全体の1/3を目安に、カルキを抜いた水で水換えを。底にたまったフンや残り餌は、水換えのときに取り除くと水が長持ちします。水換えの道具は水換え・掃除の道具(プロホース)が便利です。

フナと金魚の関係(金魚の祖先)

意外と知られていませんが、金魚はフナを品種改良して生まれた魚です。もとをたどれば、赤い色のフナ(ヒブナ)から少しずつ改良が重ねられ、今の華やかな金魚になりました。だからフナと金魚は飼い方がよく似ています。水を汚しやすいところ、雑食でよく食べるところ、大きく育つところもそっくり。金魚の飼い方は金魚の飼い方 完全ガイドも参考になります。

フナはどこで採れる・買える?

フナは川・池・用水路など身近な場所で採取(ガサガサ)や釣りで手に入ることが多い魚です。網ですくう採取の様子は都内の公園で淡水魚を捕まえてみたで紹介しています。アクアリウムショップやネット通販でも購入できます。※採取の際は各自治体のルールやマナーを守りましょう。他の淡水魚との混泳は、ドジョウやタナゴなど、同じくらいのサイズの魚が向いています。
フナの飼い方 よくある質問(FAQ)
Q. フナは何センチくらいになりますか?
A. 種類によりますが、大きいものは30cm近くまで育ちます。余裕のある水槽を用意しましょう。
Q. 釣ってきたフナは飼えますか?
A. 飼えます。ただし弱っていることがあるので、丁寧な水合わせと静かな環境で慣れさせましょう。
Q. 金魚と一緒に飼えますか?
A. 飼い方が近いので混泳しやすいですが、どちらも大きく育つため、十分な水槽サイズが必要です。
Q. 餌は金魚の餌でいい?
A. はい、金魚用や川魚用の沈下性の餌が使えます。底で食べやすいものを選びましょう。
Q. 何年生きますか?
A. 丈夫で長寿、適切に飼えば10年以上生きることもあります。
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まとめ:フナは「大きめ水槽・しっかりろ過」で長く付き合える
フナを元気に育てるコツは、大きく育つことを見越した余裕のある水槽・しっかりしたろ過・こまめな水換え・適量の餌です。日本の川を代表する丈夫な魚で、上手に飼えば10年以上の長い付き合いに。金魚の祖先でもある身近なフナを、ぜひじっくり育ててみてください。淡水魚飼育全体の入門は日本の淡水魚の飼い方 完全ガイドもどうぞ。




























